後場コメント No.1 サンバイオ、小野薬品、ISID、くらコーポ、カルナバイオなど

2016/09/26(月) 15:00
★12:30  サンバイオ-大幅続伸 野村では「SB623の日本での治験開始の意義は大きい」
 サンバイオ<4592.T>が大幅に3日続伸。9月23日の決算説明会で、「SB623」の臨床試験がおおむね順調に進ちょくしていることを確認できたとする、野村証券のレポートを材料視する向きがあるようだ。レーティング「Buy」、目標株価3900円を継続。
 日本での外傷性脳損傷(TBI)向けPhase2試験が開始されたことは、同社が日本で治験可能な品質水準を示したことを意味し、今後の適応疾患拡大、グローバル開発を進めやすくなると注目。チーフメディカルオフィサーDr. Damien Bates氏より「SB623」の作用機序やPhase1/2aで得られた有効性へ相関がある可能性が示唆されるデータが示され、既存技
術で有効な治療法のない分野での再生医療等製品の開発が進んでいることを確認できたとした。

★12:30  エスサイエンス-後場下げ幅縮小 東理HD株式売却で38.5億円の利益計上
 エス・サイエンス<5721.T>が後場下げ幅縮小。同社は26日前引け後、東理ホールディングス<5856.T>の株式の一部売却に伴い、売却益38.5億円を計上すると発表した。
 これにより同社の東理HDに対する出資比率は合算対象分も含めた合計ベースで16.01%→14.75%となり、関連会社から除外される。

★12:35  小野薬品-大幅続伸 CSが「ノーベル賞はまたバイオ業界カタリストとなるか」
 小野薬品<4528.T>が大幅に3日続伸。クレディ・スイス証券のレポート「ノーベル賞はまたバイオ業界カタリストとなるか」を材料視する向きもあるようだ。
 トムソン・ロイター社のWeb of Scienceによると、今年の生理学・医学賞では、本庶佑氏(京都大学名誉教授)が最有力の1人として挙げられている。「PD-1」というたんぱく質の発見が、最終的にニボルマブ(製品名:オプジーボ、販売:小野薬品工業、ブリストル・マイヤーズスクイブ)の開発につながり、がん免疫チェックポイント分野の可能性を広げたと指摘。

★12:38  ISID-5日ぶり反落 知的保全技術をコマツ向けに適用開始
 電通国際情報サービス<4812.T>が5日ぶり反落。同社は26日、小松製作所<6301.T>と、その建機稼働管理システム「KOMTRAX Plus」のデータ解析業務の高度化を目的として、同社の提供する知的保全技術を適用開始したと発表した。
 同技術は、コマツの無人ダンプトラック運行システム「AHS」をはじめとする各種建設機械の稼働データ解析に活用され、高精度な故障予測に基づくダウンタイムの最小化やオペレーションコストの最適化に貢献することが期待されているとした。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★12:44  くらコーポ-岩井コスモが「A」へ引き上げ 業績は順調に推移している
 くらコーポレーション<2695.T>が5日ぶり反落。岩井コスモ証券では、業績は順調に推移しているとみて、投資判断を「B+」→「A」と引き上げた。目標株価は6500円→6000円と引き下げた。
 第3四半期は上場15周年記念キャンペーンで減益となったが、累計では増益を維持。通期では会社計画を上回る増益を期待。ただし、天候(台風など)には注意が必要する一方、影響は軽微との見方。外食企業の勝ち組として、来期以降も安定した収益成長を期待するとした。

★12:49  カルナバイオ-3日続伸 創薬事業・創薬支援事業を強化と報じられる
 カルナバイオサイエンス<4572.T>が3日続伸。9月26日付け化学工業日報で、同社が創薬事業および創薬支援事業を強化すると伝えられた。
 自社で臨床試験を実施できる体制構築を進める一方、米国・サウスサンフランシスコに新設した研究拠点にて新たな創薬技術開発に向けて研究を開始した。また、がん免疫療法の創薬ターゲットとして注目されるジアシルグリセロールキナーゼ(DGK)タンパク質?種類をラインアップ、拡販を狙うと報じられている。


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