後場コメント No.1 エナリス、ライトオン、富士急行、コマツ、日立建機など

2016/09/27(火) 15:00
★12:30  電通-売り買い交錯 仏有力ウェブ・アナリティクス会社「ワサビ社」を買収
 電通<4324.T>が売り買い交錯。同社は9月27日の前場引け後に、海外本社「電通イージス・ネットワーク」を通じて、フランスにおけるグループのデジタル・プレゼンスを高めるため、同国の有力ウェブ・アナリティクス会社であるワサビ・アナリティクス(パリ市)の全株式を取得すると発表した。
 2010年に設立されたワサビ社は、主にウェブサーバーのログに基づくユーザーの行動分析、サイトセントリックに強みを持ち、独立系のアナリティクス会社としてはフランスで唯一の“Google Analytics Premium Authorized Reseller”(グーグル・アナリティクス・プレミアムの認定販売代理店)となっている。

★12:30  エナリスやジオネクスト-大幅安 関東9月日照時間は1961年以降最短 太陽光に暗雲
 エナリス<6079.T>やジオネクスト<3777.T>など太陽光発電関連が大幅安。日本気象協会によると、関東甲信地方では9月中旬から日照時間の少ない状態が続いているという。
 同地方の日照時間は地域平均でみると、9月中旬としては1961年以降で最も少ない記録を更新しているとされ、売電収入の減少を警戒した売りが出ている。

★12:30  伊藤忠商事-続落 中国CITICと病院経営の合弁会社設立を検討
 伊藤忠商事<8001.T>が続落。27日付の日経新聞朝刊で、同社と中国の国有複合企業、中国中信集団(CITICグループ)との連携に絡み、今月、中国で病院経営の合弁会社の設立に向けて調査を始めることで合意したと報じられた。
 中国が国策として進める医療分野の拡充策「健康中国」をにらみ、日本式の経営ノウハウを持ち込んで市場を開拓する計画だという。CITIC側が過半を出資する計画で、新会社設立は早ければ16年度内になるもよう。しかし、軟調な地合いのなかで売りが出ている。

★12:31  ライトオン-反落 今期9%営業増益見込む 市場予想より弱い
 ライトオン<7445.T>が反落。同社は27日前引け後、17.8期通期の営業利益予想を40.5億円(前期比8.5%増)とすると発表した。市場予想は44.5億円。品揃え、販売促進活動、接客サービスを向上させ、売り上げ・利益の最大化を図る。
 16.8期通期の営業利益は37.3億円(前の期比61.3%増)だった。堅調だった秋物商品や、「MOCOMOCO」シリーズのヒット、強化したベーシックアイテムなどで販売が伸びた。

★12:37  富士急行-反発 富士登山者が昨年比6%増で思惑も 環境省が発表
 富士急行<9010.T>が反発。環境省が9月27日午前、富士山の今年の開山期間(7月1日~9月10日)に8合目を通過した登山者が、昨年より約6%多い24万8461人だったと発表。これを受け、同社の交通機関(電車・バス)利用社増への思惑による買いも流入しているようだ。
 共同通信によると、登山道別では、山梨県側の吉田ルートが15万1969人と全体の約6割を占めた。静岡県側の富士宮は5万9799人、須走は2万996人、御殿場が1万5697人。なお、静岡側の須走は、昨年に比べて12.5%減少し、環境省が統計を開始した2005年以降過去最低を更新したとされる。

★12:46  コマツと日立建機-ドイツ証が「株価回復に実態は追い付いていない」との見方
 ドイツ証券では、建設機械セクターについて、底打ち感はあるも回復感に欠けると判断。短期的な石炭価格の回復は好材料であり、中国市場における建機販売でも底打ちが見られる。ただし、足もとの急速な石炭価格の回復は一時的である可能性があり、堅調な中国不動産市場のピークアウトも予想。来18.3期以降、業績は回復局面を迎えるとみられるが、株価はすでに実体以上の回復を織り込んでいるとの見方を示した。
コード 銘柄   レーティング   目標株価
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6301  コマツ  Hold       1550円→2150円
6305  日立建機 Sell       1100円→1600円


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