後場コメント No.2 パスコ、スギHD、小野薬品、オープンドア、キョーリンなど

2016/09/28(水) 15:00
★12:47  パスコ-いちよしがフェアバリュー引き下げ 円高などで17.3期業績予想を引き下げ
 パスコ<9232.T>が3日ぶり反落。いちよし経済研究所では、今円高などで17.3期業績予想を引き下げ。レーティング「A」を継続も、フェアバリューは450円→420円と引き下げた。
 同社はシステム開発に関する不適切な会計処理による過年度業績の訂正を9月15日に済ませたことで、同日、延期していた今17.3期第1Q(4~6月)業績を発表。1Qの受注高は前年同期比7.6%増であったが、海外部門の業務の遅れは天候不順によるもので、今のところ通期業績への影響はないと判断。

★13:02  スギHD-野村が目標株価引き下げ 成長をけん引している調剤部門の成長が鈍化
 スギホールディングス<7649.T>が反発。野村証券では、成長をけん引している調剤部門の成長が鈍化していると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は6000円→5600円と引き下げた。
 2Q(6~8月期)決算で調剤部門の成長鈍化がみられたこと、人件費など経費増の影響が表れていることを踏まえ、今17.2期以降の野村予想を下方修正。4月の薬価・調剤報酬改定の影響で、2Qの調剤部門の既存店売上高は前年同期比8.3%増にとどまった。処方せん枚数は同16%程度増加しているもようであるため、患者がスギ薬局に処方せんを持ってこなくなっているというわけでなく、悲観する必要はないと判断。ただし、調剤部門は売上高が低調なうえに、薬剤師の大量採用による人件費が増加しているため、業績の押し下げ要因になったと指摘。

★13:03  小野薬品-5日ぶり反落 第3相試験で複数薬剤併用療法の優越性確認できず
 小野薬品工業<4528.T>が5日ぶり反落。同社は28日、導出先の米アムジェン(カリフォルニア州)が新たに多発性骨髄腫と診断され自家造血幹細胞移植の適応とならない患者を対象としたカルフィルゾミブ、メルファラン、プレドニゾンの3剤併用療法とボルテゾミブ、メルファラン、プレドニゾンの3剤併用療法とを評価する第3相試験でのトップライン結果を明らかにしたと発表した。
 同試験では、主要評価項目の無増悪生存期間(PFS)での優越性を確認することができなかったとのこと。発表を受け、株価は売りが優勢となっている。

★13:09  オープンドア-上げ幅拡大 ホテルトラベルドットコムとの連携を開始
 オープンドア<3926.T>が上げ幅拡大。同社は9月28日12時45分に、運営する「トラベルコちゃん」の国内宿・ホテル・旅館比較サービスにおいて、MakeMyTrip(インド)の運営するホテル予約サイト「ホテルトラベルドットコム」との連携を開始したと発表した。
 連携により、日本国内の取扱宿泊施設約1900軒の宿泊プランも、トラベルコちゃん 国内宿・ホテル・旅館比較サービス上で新たに検索・比較できるようになる。比較対象となる掲載プラン数の増加により、ユーザーがホテル・旅館を予約する際の選択肢が広がり、これまでよりさらに利便性が向上。宿泊施設数・プラン数は今後も随時拡大していく予定とした。

★13:13  キョーリン製薬-反落 アレルギー性疾患治療剤の製造販売承認をMSDが取得
 キョーリン製薬ホールディングス<4569.T>が反落。同社は28日、子会社の杏林製薬(千代田区)が独占販売権を有するアレルギー性疾患治療剤「デザレックス錠5ミリグラム」について、MSD(千代田区)が製造販売承認を取得したと発表した。
 同錠について、杏林製薬とMSDの関連会社との間で国内での独占販売契約を締結しており、杏林製薬が薬価収載後に単独で販売する。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★13:21  パートナーエージェント-上げ幅拡大 「婚活カウンター」銀座・池袋・船橋に新店舗
 パートナーエージェント<6181.T>が上げ幅拡大。同社は9月28日11時に、運営する おとなの婚活パーティーOTOCONはに関して、「OTOCON MEMBERS 婚活カウンター」の銀座店・池袋店・船橋店、3店舗をオープンすると発表した。結婚相談所は敷居が高く、もっと気軽に婚活を始めたいという人向けに誕生した新しい婚活サービス。


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