後場コメント No.1 池上通信機、JSR、三井不動産、日立化成、マルカキカイなど

2016/10/20(木) 15:00
★12:30  池上通信機-続伸 川崎重工業からヘリコプター搭載の映像伝送システムを受注
 池上通信機<6771.T>が続伸。同社は10月20日11時過ぎ、川崎重工業<7012.T>より、大分県向け「BK117C-2ヘリコプター」に搭載する映像伝送システムを受注したと発表した。
 今回受注したシステムは、上空で撮像したカメラ映像を無線伝送するシステム。ヘリコプターに搭載するため、機材は軽量化。遠方の現場からも本局に確実に映像を送ることができる高い伝送能力を装備。内陸部だけでなく、海洋上からの伝送も可能にし、津波などの映像を即時に県庁で確認することができるようになるとした。

★12:37  ソースネクスト-6日続伸 米国SmileOnMyMacと業務提携
 ソースネクスト<4344.T>が6日続伸。同社は20日、米国の開発会社であるSmileOnMyMacと業務提携契約を締結したと発表した。
 SmileOnMyMacはPDF編集ソフト「PDF Pen」「PDF Pen Pro」などを保有しており、世界9万本の販売実績があるとしている。SmileOnMyMacの製品力と同社のソフトウェア企画・開発・販売力を融合することで、両社の発展を図る。

★12:42  JSR-ドイツ証が目標株価引き上げ 最終需要改善の業績顕在化が評価される局面へ
 JSR<4185.T>が反発。ドイツ証券では、最終需要改善の業績顕在化が評価される局面へとコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価は1900円→2000円と引き上げた。
 新興国を中心に最終需要が力強さを取り戻しつつある中、生産財であり、実需と連動性の高い同社の多角化事業は、半導体材料・ディスプレイ材料ともに足もとの堅調な販売を予想。加えて、エラストマー事業の利益に大きな影響を与えるブラジエン-ナフサスプレッドは、足もとでさらなる改善を示してきている。業績モメンタムの改善を織り込む局面に入ったと判断。

★12:43  三井不など-不動産関連高い マンション販売先行き懸念払しょく 野村不の販売好調報道も好感
 三井不動産<8801.T>、東京建物<8804.T>、三菱地所<8802.T>、住友不動産<8830.T>、東急不動産ホールディングス<3289.T>などマンション関連が大幅高。17日に発表された首都圏マンション市場動向で、新築発売戸数が40.9%増の3424戸と10カ月ぶりの増加となるなど、マンション市場に明るい材料が出たなか、きょうの日本経済新聞では、野村不動産ホールディングス<3231.T>が今期のマンション販売計画を達成する公算が高まったと報じられており、マンション販売に対する過度な懸念が払しょくされている。
 不動産関連が全般的に強い動きとなっているが、中~高価格帯のマンションに強みを持つ野村不の販売堅調が伝わったことから、好立地で価格も高めの物件を取り扱う大手により強い買いが入っている。

★12:49  日立化成-ドイツ証が目標株価引き上げ 潜在成長力に対しては現在株価は依然割安
 日立化成<4217.T>が4日続伸。ドイツ証券では、潜在成長力に対しては現在株価は依然割安と判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は2400円→2700円と引き上げた。
 iPhone7/中華スマホにけん引される旺盛なNAND需要を受け、主にNANDのMCP(multi-chip package)に使われるダイボンディング材料への当面の需要増を予想。半導体パッケージ材料を中心とする銅張積層板も、中華スマホでの採用増で堅調に推移。中長期的にはテスラのEV生産拡大の恩恵を受けるとみられるLiB用負極材が成長をけん引する見通し。株価は依然として、同社の高い潜在成長力を織り込んでいないとの見方を示した。

★12:57  マルカキカイ-9日続伸 自動車部品の製造工程に使う洗浄機生産倍増と報道
 マルカキカイ<7594.T>が9日続伸。20日付の日経産業新聞で、自動車部品の製造工程に使う洗浄機生産を倍増すると報じられた。
 4月に買収した洗浄機大手の管製作所(山形県天童市)に新工場を設け、2017年春に稼動させる。マルカキカイが工作機械や産業機械の販売でつながりのある海外の自動車部品メーカーを中心に提案。5年後の事業売上高を現在の2倍強の25億円とすることを目指す。


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