〔Market Flash〕総合商社では三菱をトップ推奨、三井と伊藤忠にも注目~JPモルガン

2016/10/21(金) 13:03
【13:00】総合商社では三菱をトップ推奨、三井と伊藤忠にも注目~JPモルガン  JPモルガン証券では総合商社セクターに関して、商品市況前提を変更したことに伴い、業績予想および目標株価を見直している。セクター内における選好銘柄は、三菱商事(8058)のトップ推奨を継続している。また、短期カタリスト不足は否めないとしながらも、堅調な業績が見込まれ、バリュエーションの割安感が顕著な伊藤忠商事(8001)に対する投資判断「Overweight」を継続している。1Qに続き堅調な業績創出が見込まれる三井物産(8031)は、通期会社計画の上方修正の可能性もあるとみており、投資判断「Neutral」の銘柄の中での選好順位は高いとコメントしている。 【12:35】ブラジル中銀が利下げ、追加緩和はインフレと改革次第~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、19日にブラジル中銀が0.25%の利下げを実施し、政策金利を14.0%としたことを受けてリポートしている。利下げは委員会のメンバーの全員一致で決定された。市場参加者の予想通りであったが、一部では0.5%の利上げを予測していた向きもあり、「タカ派的な利下げ」との声もあったとのこと。レアル相場への影響は、利下げは金利差縮小という観点からは売り材料だが、経済成長を促すという観点では投資資金の流入を促すとみている。利下げの内容が市場予想通りであったことから、短期的な影響は限定的と想定しているが、中期的には政府の改革が進展するかどうかが焦点になると考えている。 【10:45】中国は政府の景気刺激策が国際商品価格を支援、PPIデフレは終息~みずほ  みずほ証券では、9月の中国経済指標を受けてリポートしている。9月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の前年同月比上昇率は上向き、PPIは54カ月間続いた前年割れが終息したが、この点はみずほの予想通りとコメントしている。CPIは引き続き変動が大きいものの、政府の景気刺激策による中国国内の需要回復がけん引している国際商品相場の上昇も、CPIに影響を及ぼし始めているとのこと。そのため、政府発表の経済統計が、景気に対する認識に関して誤解を招いているとみられるなか、中央政府による過剰な景気刺激策が、インフレという新たなリスク要因の引き金となる可能性があると指摘している。 【10:20】紙パルプ業界は石炭価格上昇によるコストアップへの対応策に注目~野村  野村証券では紙パルプセクターに関して、直近の動向として燃料の石炭のスポット価格が急上昇している点に注目している。製紙工場のエネルギー源は木材由来の黒液・バイオマス、石炭やガスなどの化石燃料など多彩だが、日本製紙(3863)のように石炭を多く使用している会社もあるとのこと。石炭は短期と長期の契約を組み合わせているため、すぐに生産コストに影響は出ないが、現在のスポット価格が続けば18.3期に大きなコストアップとなる可能性が出てきたと指摘している。需給バランスの緩い印刷情報用紙などでは、値上げでコスト上昇を添加することは容易ではないとみており、各社の今後の対応策に注目している。 【9:35】建設セクターは好業績を織り込んできた~SMBC日興  SMBC日興証券では、建設セクターの業種格付けを「強気」から「中立」へ引き下げている。(1)大手ゼネコンを中心に、建築部門の利益率向上によってSMBC日興の想定以上に順調に業績が向上してきたこと、(2)株価も2013年から2016年にかけて大幅に上昇して業績回復を織り込んできたため、好業績が株価材料となりにくくなっており、バリュエーションの切り上げを見込み難いと考えること、(3)建築単価上昇に一服感が生じており、四半期ベースでは利益率低下及び減益となるケースが生じるなど、今後の業績モメンタム鈍化が想定されること―などをポイントとして挙げている。 【9:20】群雄割拠の世界市場に挑む塗料メーカー~大和  大和証券では、世界の塗料市場は中長期的に成長が続くとみている。先進国では塗り替え需要を下支えに堅調に推移し、新興国では中間層の拡大やインフラ整備などを背景に需要が伸びると考えている。現在15兆円程度と推計される世界の塗料市場は年率5%程度で成長し、2020年代初頭には約20兆円規模になると想定している。世界最大の中国市場は新築から塗り替えへ、大都市から地方都市へ、という構造変化を経て拡大が続き、インド市場は都市化の進展や新車販売の伸びを追い風に高い伸びが続くと予想している。そのようななか、日本ペイントHD(4612)は中国、関西ペイント(4613)はインドで強固な事業基盤を構築しており、今後も市場拡大の恩恵を享受すると考えている。 【8:45】寄り前気配は住友倉、中外薬、電通、ADEKAが高い気配値  主力株の寄り前気配では、住友倉(9303) +3.09%、中外薬(4519) +2.92%、電通(4324) +2.48%、ADEKA(4401) +2.45%、北越紀州(3865) +2.20%、日産化(4021) +2.06%、ユニチャーム(8113) +2.06%、日清紡HD(3105) +1.89%、日触媒(4114) +1.75%、エーザイ(4523) +1.67%などが高い気配値。  一方、紀陽銀(8370) -6.87%、博報堂DY(2433) -5.95%、きんでん(1944) -5.23%、北国銀(8363) -5.09%、ミスミG(9962) -5.01%、応化工(4186) -5.00%、トヨタ紡織(3116) -4.47%、大陽日酸(4091) -4.05%、JSR(4185) -3.85%、NOK(7240) -3.46%などが安い気配値となっている。
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