後場コメント No.3 水道機工、桜島埠頭、石塚硝子、東洋紡、シチズンなど

2016/10/24(月) 15:00
★13:06  水道機工など-水道関連が大幅高 政府が水道法改正 企業の自治体水道参入を促進
 水道機工<6403.T>など、水道関連が大幅高。23日付の日経新聞朝刊で、政府が、地方自治体が手掛ける水道事業への企業の参入を促すため、2017年にも水道法を改正すると報じられた。
 災害時の復旧を自治体との共同責任にして企業の負担を軽減するほか、料金の改定も認可制から届け出制に改めて柔軟に変更しやすくするという。前沢工業<6489.T>、日本鋳鉄管<5612.T>、メタウォーター<9551.T>、NJS<2325.T>など、水道または水に関連した事業を手掛ける銘柄に、業績拡大を期待した買いが向かっている。

★13:21  ウェザーニューズ-反発 観測体制を拡大 支援航空便1日7000に
 ウェザーニューズ<4825.T>が反発。22日付の日経新聞朝刊で、同社が衛星や地上設備による観測体制を各地に広げ、1日に支援する航空便が約7000に達すると報じられた。
 豪雨などの気象リスクが高いうえ、航空や大規模工事といった気象の影響が大きい事業が急拡大していることに対応するとみられる。海外収益の伸びが期待され、買いが入っている。

★13:31  桜島埠頭-大幅に4日続落 通期最終赤字拡大見込む 事務所撤去で減損
 桜島埠頭<9353.T>が大幅に4日続落。同社は21日、17.3期上期(4-9月)の連結最終損益予想を従来の1000万円の赤字から1900万円の赤字(前年同期は6600万円の黒字)へと引き下げると発表した。事務所を撤去し、跡地を野積み場としたことで減損損失を計上する。

★13:44  石塚硝-一時大幅反落 通期純利益を下方修正 為替差損計上
 石塚硝子<5204.T>が一時大幅反落。同社は24日13時に、17.3期通期の連結純利益予想を従来の5.0億円から3.5億円(前期比46.9%減)へと引き下げると発表した、為替相場の変動に伴う外貨建資産・負債に関する為替差損の計上が響く。
 併せて、17.3期上期(4-9月)の連結純利益が3.2億円(前年同期比36.8%減)だったと発表した。同社は12日に業績予想の修正を発表済みでほぼ発表どおりの着地となった。通期の下方修正を嫌気し、売りが優勢となっている。

★13:49  東洋紡-続伸 院内感染の原因「薬剤耐性菌」を短時間で識別できる試験薬開発
 東洋紡<3101.T>が続伸。22日付の日経新聞朝刊で、同社が医療機関などで起きる院内感染の原因となる「薬剤耐性菌」を短時間で識別できる試験薬を開発したと報じられた。
 耐性菌の検査期間が従来の3日から1日に短縮でき、院内感染の予防対策がしやすくなるという。今後数年以内に製品化して国内外で売り出すとみられる。同社は成長分野と位置づける医療関連事業の強化につなげる考えのもよう。

★13:54  シチズン-反発 シチズンマシナリーが工場の生産性を高めるサービスを開始
 シチズン時計<7762.T>が反発。同社は24日に、子会社であるシチズンマシナリー(長野県北佐久郡)が工場の生産性を高める新サービスを開始すると発表した。
 2013年12月にサービスをスタートさせた機械とネットワークを活用した技術ノウハウを提供する「alkapplysolution」から、工場で稼働している複数の生産設備をネットワークに接続して、さまざまなデータを収集・蓄積・見える化することができる「alkartliveLITE」と、クラウド型のサーバーに各種データをバックアップすることが可能となる「alkartbox」の2つの新サービスを提供する。

★13:58  日本M&Aセンター-野村が目標株価引き上げ M&A専業仲介会社の優位性は続く
 日本M&Aセンター<2127.T>が3日ぶり反発。野村証券では、今17.3期以降は14.3期からの積極採用したコンサルタントが順次稼働することで、案件成約のキャパシティが拡大し、トップラインの成長に寄与すると想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価を3800円→4100円と引き上げた。
 地銀をはじめ、金融機関のコンサルティング営業はより活発になることが予想され、銅社はこれまでの地銀・会計士に加え、証券会社も案件紹介ネットワークに組み入れつつある。金融機関全体に広がる手数料収益を目的とした承継関連ビジネス強化の流れは、紹介案件数増加に寄与する見通し。今17.3期売上高は前期比41%増の208.7億円、純利益は同54%増の74.7億円を予想。

★14:07  赤阪鉄工所-後場上昇 上期営業益を上方修正 好採算の部分品と修理工事伸びる
 赤阪鉄工所<6022.T>が後場上昇。同社は24日14時、17.3期上期(4-9月)の営業利益予想を従来の0.8億円から2.2億円(前年同期比17.6%減)へと引き上げると発表した。想定と比べ修繕ドックを中心に採算性の良い部分品と修理工事などの売り上げが伸びた。


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