前場コメント No.1 トリケミカル、IHI、日本電産、チェンジ、加賀電子など

2016/10/25(火) 11:30
★9:00  トリケミカル-買い気配 三菱UFJMSが新規「Buy」 先端半導体材料の需要拡大飛躍
 トリケミカル研究所<4369.T>が買い気配。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、株価は上場来高値近辺で推移するが、最先端の半導体製造用化学薬品の需要獲得機会の増大などに対する成長力は評価不足と判断。投資判断「Buy」、目標株価3000円として、新規カバレッジを開始した。
 エクイティストーリーは、最先端の半導体材料の需要拡大と設備増強による収益性改善に加え、顧客層拡大による成長加速シナリオの実現。半導体デバイス製造で使用する材料は、微細化に伴う製造プロセスの変更や材料の持つ特性の限界、法規制の強化などの要因により変遷する。長年同社はCVD、エッチング、拡散工程向け材料に開発段階から携わってきた。昨今、微細化、高速化、省電力化などニーズが高度化する中、従来、開発テーマとして取り組んできた「将来技術」が、現在の「量産技術」となり、事業機会が拡大していると指摘。

★9:00  IHI-売り気配 通期営業益・配当金を下方修正 ドリルシップ船体工事での追加コストなど影響
 IHI<7013.T>が売り気配。同社は24日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の580億円から380億円(前期比72.4%増)へと引き下げると発表した。
 シンガポール向けドリルシップ船体建造工事の電装設計不適合で、追加コストが発生した。ノルウェー向け洋上浮体式石油生産貯蔵積出設備(FPSO)船体建造工事でも、配管、電装(ケーブル)工程での大幅な物量増加や、敷設済みの部分での後戻り作業が必要になったとしている。
 併せて、従来6円としていた通期配当金をゼロ(前期は3円)へと引き下げた。

★9:00  日本電産-買い気配 上期16%営業増益で計画上振れ 通期予想・配当金も引き上げ
 日本電産<6594.T>が買い気配。同社は24日、17.3期上期(4-9月)の連結営業利益が690億円(前年同期比15.8%増)だったと発表した。従来計画635億円を上回った。
 ビジネスポートフォリオ転換の推進役である「車載及び家電・商業・産業用」で利益率の改善が継続した。
 また、17.3期通期の営業利益予想を従来の1300億円から1350億円(前期比14.7%増)へと引き上げた。従来40円としていた期末配当金予想も45円へと引き上げた。年間合計額は85円(前期は80円)。

★9:00  塩野義-買い気配 上期営業益を上方修正 ロイヤリティー収入増加や販管費の抑制で
 塩野義製薬<4507.T>が買い気配。同社は24日に、17.3期上期(4-9月)の連結営業利益予想を従来の330億円から440億円(前年同期比29.7%増)へと引き上げると発表した。
 国内医療用薬品売上が堅調に推移したことや、ロイヤリティー収入の増加により増収となる見込み。また、販管費を抑制したことや一部費用の発生が3Q以降に期ずれすることが寄与する。

★9:00  チェンジ-買い気配 BlackBerryとセキュアなファイル共有ソリューションを日本展開
 チェンジ<3962.T>が買い気配。同社は10月24日の大引け後に、BlackBerry(カナダ・オンタリオ州)と共同で、セキュアなファイル共有ソリューション「WatchDox」について、日本における共同マーケティングを展開すると発表した。標的型攻撃への対策ともなる高度なセキュリティと、高い利便性を兼ね備えた「WatchDox」を顧客に幅広く紹介するとした。

★9:01  加賀電子-買い気配 上期営業益・通期配当金を上方修正 EMSビジネスと住宅向け商材好調
 加賀電子<8154.T>が買い気配。同社は24日、17.3期上期(4-9月)の連結営業利益予想を従来の15.0億円から30.0億円(前年同期比28.5%減)へと引き上げると発表した。
 EMSビジネスと住宅向け関連商材の販売などが想定よりも好調に推移したほか、下期に予定していた一部案件の前倒しも寄与した。
 併せて、従来40円としていた通期配当金を50円(前期は55円)へと引き上げた。特別配当10円を加算したもの。


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