前場コメント No.2 川崎重工業、シマノ、JR九州、JSR、ALBERTなど

2016/10/25(火) 11:30
★9:01  川崎重-6日続伸 上期営業益を上方修正 売上高の増加や各種期間費用の期ずれで
 川崎重工業<7012.T>が変わらず挟み6日続伸。同社は24日に、17.3期上期(4-9月)の連結営業利益予想を従来の40.0億円から84.0億円(前年同期は423.1億円)へと引き上げると発表した。
 売上高の増加に加え、2Qまでに発生を見込んでいた各種期間費用(研究開発費、販売間接費等)の発生時期が3Q以降にずれたことが寄与する。上方修正を好感し、買いが入っている。

★9:01  シマノ-CSが「OP」へ引き上げ 「そろそろ、シマノに乗る時期です」
 シマノ<7309.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、「そろそろ、シマノに乗る時期です」とコメント。投資評価を「NEUTRAL」→「OUTPERFORM」、目標株価を15500円→20000円と引き上げた。
 来期以降の業績予想を上方修正。自転車部品輸出金額伸び率のボトムアウトにより、伸び率と相関性の高い株価、バリュエーション、コンセンサス予想の上昇/上方修正を予想することが、投資評価引き上げの理由。
 自転車部品はスポーツ自転車の過剰在庫による在庫調整中であったが、在庫調整の完了とその回復確度が増したと判断。また、世界のスポーツ自転車の普及率はまだ1%程度と推定され、成熟市場にほど遠く、長期的な市場拡大余地が大きいことに加え、同社の圧倒的な競争力が維持されることに疑念がない。従って、同社は中長期での利益成長性が高いとの認識に変化はないとした。

★9:01  JR九州-買い気配スタート/東証1部上場 寄り前気配3100円
 九州旅客鉄道<9142.T>はきょう、東京証券取引所の第1部市場に新規上場した。公開価格2600円の買い気配で始まり、差し引き約2200万株の買い越し。直前の寄り前気配は3100円程度だった。
 主幹事は野村証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券、JPモルガン証券、SMBC日興証券の4社で公開株数は1億6000万株。九州で鉄道やバスなどの運輸サービスのほか、建設、駅ビル・不動産、流通・外食およびその他事業を手掛けている。

★9:03  JSR-大幅反落 通期営業益を下方修正 販売価格低下による採算悪化などで
 JSR<4185.T>が大幅反落。同社は24日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の350億円から260億円(前期比24.4%減)へと引き下げると発表した。エラストマー事業部および合成樹脂事業部門において、販売価格が低下して採算が悪化したことや、ファイン事業において円高の影響を受けたことに加え、ディスプレイ材料で競争激化の影響を受けたことにより売上高が減少したことが響く。
17.3期の上期(4-9月)の連結営業利益は123.0億円(前年同期比35.7%減)となったと発表した。上期の会社計画は170.0億円だった。下方修正を嫌気し、売りが殺到している。

★9:04  DACHD-続伸 Webサイト流入最大化のためのFacebook広告の最適な予算投下量を発見
 D.A.コンソーシアムホールディングス<6534.T>が続伸。同社傘下のアイレップは10月24日の大引け後に、Facebook Japan(東京都港区)と共同で実施した調査の結果、Facebook広告の効果を最大化する最適な予算投入投下量が判明したと発表した。
 また、Facebook広告がユーザーの検索行動に影響を与えることも明らかになったとし、これによりアイレップは、広告がWebサイト流入に与える直接効果だけでなく、間接効果も加味した上で、広告予算を適切に配分し、クライアント企業の成果向上のためのより戦略的な提案が可能とした。

★9:04  ALBERT-売り気配 通期赤字に修正  積極的な採用による人件費増や研究開発費の増加で
 ALBERT<3906.T>が売り気配。同社は24日に、16.12期の連結営業損益予想を従来の500万円から1億3000万円の赤字(前期は3300万円の赤字)に引き下げると発表した。
 AIおよびIoT領域への本格参入のため、データサイエンティストおよび、システムエンジニアの積極的な採用を継続したことや研究開発費が計画を上回ったこと、今期より法定外有給休暇の買い取りに伴う支出に備えるため有給休暇引当金を計上したことが響く。


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