後場コメント No.4 UEX、山九、北陸電気工事、住友理工、新光電気工業など

2016/10/27(木) 15:00
★13:07  富士通-後場上げ幅拡大 上期営業黒字転換 パソコン・携帯で利益率改善
 富士通<6702.T>が後場上げ幅拡大。同社は27日、17.3期上期(4-9月)の連結営業損益が259億円の黒字(前年同期は124億円の赤字)だったと発表した。
 パソコンや携帯電話での利益率がコストダウン・費用効率化などで改善したほか、国内のネットワークプロダクトの増収効果もあった。

★13:14  UEX-後場急騰 通期営業益を上方修正 金属加工製品の販売好調
 UEX<9888.T>が後場急騰。同社は27日13時、17.3期通期の連結営業利益予想を、従来の5.5億円から6.0億円(前期比7.8%減)へと引き上げると発表した。
 上期で、金属加工製品の製造・販売事業が好調に推移したほか、機械装置エンジニアリング事業の赤字幅も縮小した。

★13:15  山九-大幅反落 上期28.4%営業増益も材料出尽くしで売り優勢
 山九<9065.T>が大幅反落。同社は27日13時に、17.3期の上期(4-9月)の連結営業利益が136.0億円(前年同期比28.4%増)となったと発表した。会社計画の通期245.0億円は据え置いた。
 コークス炉改修およびその同調工事、高炉改修工事や工場設備解体工事等の受注が拡大したことや、北米地域での自動車関連設備据付工事等が増加したことが寄与した。しかしながら、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★13:17  田辺三菱製薬-大幅続落 米バイオジェンが導入した「MT1303」の開発中止を発表で
 田辺三菱製薬<4508.T>が大幅に3日続落。米製薬大手バイオジェンが現地時間10月26日、田辺三菱から導入した「MT1303」について、開発中止と発表したことが材料。同剤は田辺三菱の開発品では最も期待されていたものであり、ネガテイブサプライズとマーケットでとらえられているようだ。

★13:21  北電事-大幅に11日続伸 上期19.6%営業増益 工程・原価管理の徹底やコスト削減で
 北陸電気工事<1930.T>が大幅に11日続伸。同社は26日に、17.3期の上期(4-9月)の連結営業利益が19.3億円(前年同期比19.6%増)となったと発表した。工程・原価管理の徹底など、全般にわたる継続的なコスト削減に努めたことが寄与した。

★13:21  ケネディクスオフィス-ドイツ証が目標株価引き上げ マイナス金利政策が株価を抑える
 ケネディクス・オフィス投資法人<8972.T>が3日ぶり反落。ドイツ証券では、マイナス金利政策が投資口価格を抑えるとみて、レーティング「Sell」を継続した。目標株価は48.00万円→49.00万円と引き上げた。
 日銀が年間900億円のペースでJ-REITを購入しているにもかかわらず、J-REITセクターのパフォーマンスは低調に推移。その発端は、2月から適用されたマイナス金利政策にあると、ドイツ証では判断。日銀のマイナス金利政策が続く限り、ケネオフィスの投資口価格の上昇は期待できないと考えているとした。また、オフィス賃貸市場もすでに悪化が始まっていると指摘。

★13:24  住友理工-後場下げ幅拡大 通期営業益を下方修正 上期は4%増益着地
 住友理工<5191.T>が後場下げ幅拡大。同社は27日13時、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の135億円から120億円(前期比6.7%減)へと引き下げると発表した。
 17.3期上期(4-9月)の営業利益は51億円(前年同期比4.1%増)だった。販売量の増加と従来実施した子会社の構造改革効果などが寄与した。

★13:31  新電工-3日ぶり反落 上期80.2%営業減益 パソコン市場低迷による受注減や円高で
 新光電気工業<6967.T>が3日ぶり反落。同社は27日13時に、17.3期の上期(4-9月)の連結営業利益は12.7億円(前年同期比80.2%減)となったと発表した。
 フリップチップタイプパッケージの受注がパソコン市場低迷により減少となったこと、為替相場において円高・ドル安が進展したことが響く。しかし、同社は21日に業績予想の修正を発表済みであり、マーケットでの反応は限定的である。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,471.20 -761.60
TOPIX 2,697.11 -56.09
グロース250 661.60 -19.15
NYダウ 37,735.11 -248.13
ナスダック総合 15,885.02 -290.08
ドル/円 154.32 +0.05
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ