後場コメント No.1 ソフトバンク、プロロジス、オークマ、ソースネクスト、クレハなど

2017/01/20(金) 15:00
★12:30  ソフトバンクG-ドイツ証が「Buy」へ引き上げ ビジョンが復活
 ソフトバンクグループ<9984.T>が3日続伸。ドイツ証券では、ビジョン・ファンドと米国訪問取材で見解を強めるとコメント。新目標株価までの上値余地を考慮し、レーティングを「Hold」→「Buy」、目標株価を7000円→9200円と引き上げた。
 同社のビジョン・ファンドは最初の資金調達ラウンドを間もなく終えようとしている。同ファンドは出資約束金額の1%の手数料を受け取るとすれば、早急に利益への重要な貢献事業になり、総額1000億米ドルに達した際には、利益を推定9%押し上げることが可能。これに伴って利益予想を調整し、目標株価(増額分のうちビジョン・ファンドの貢献は893円)を引き上げ。価値を付与する孫正義氏の手腕がファンド設立や電撃的なトランプタワー訪問を含め、再び明らかになっていると指摘。

★12:30  エボラブルアジア-後場買い気配 ベトナムでグリーと合弁設立
 エボラブルアジア<6191.T>が後場買い気配。同社は20日前引け後、ベトナム法人のEvolable Asia(ホーチミン)がグリー<3632.T>とそのベトナム拠点拡充を目的にし、エボラブルアジアグループ出資比率61%のジョイントベンチャー「GREVO(グレボ)」を設立すると発表した。
 今後は、グリーの持つゲーム企画・開発ノウハウとエボラブルアジアのベトナム法人が有するITオフショア開発のノウハウの双方を生かし、グリーのオフショア開発での取り組みを強化し、より質の高い開発を、スピード感をあげて実施する考え。

★12:32  プロロジス-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 大量供給で賃料増額ペースは鈍化する
 日本プロロジスリート投資法人<3283.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、外部成長ペースは維持されるが、大量供給の影響で賃料増額ペースは鈍化すると想定。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は28.70万円→27.80万円と引き下げた。
 首都圏では2017年以降、100万平米超の物流施設の大量供給が発生する。競争力の高い最先端の物流施設を運営する同REITの稼働率は高水準で推移すると考えられるが、今後の賃料増額率の減速は避けられない見込み。16.11期の賃料改定実績は2.0%増と堅調だったが、17.5期以降は1%増程度に減速すると予想。ただし、賃料増減によるDPS(1口当たり分配金)への影響は限定的であり、同REITのDPS成長ドライバーは引き続き物件取得による外部成長となる見込み。スポンサーの開発パイプラインは1900億円程度と試算され、今後も年間500億円前後の物件取得は可能と想定。

★12:34  オークマ-続伸 東アジアでの営業体制強化乗り出す 中国と韓国に新拠点
 オークマ<6103.T>が続伸。20日付の日刊工業新聞で、東アジアでの営業体制の強化に乗り出すと報じられた。
 中国では、広州市に同国内で2カ所目となる販売・サービス拠点「広州テクニカルセンター」を6月ごろに開設。また営業を販売代理店に委ねている韓国では、現地法人を6~7月に設立。直販体制を確立し、同国で現状の2倍以上となる年間50億円の売り上げを目指すとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★12:35  ソースネクスト-後場一時プラス転換 英アプリ開発会社と業務提携
 ソースネクスト<4344.T>が後場一時プラス転換。同社は20日12時30分、イギリスのAndroidアプリ開発・販売会社のREVIVA SOFTWORKSと業務提携したと発表した。
 REVIVAは「いびきラボ-いびき対策アプリ(SnoreLab)」を保有している。同アプリは音波分析を使っていびきを録音・測定することで、効果的ないびきの軽減方法が明らかになるというもの。REVIVAの製品力と、ソースネクストの培ってきたソフトウェアの企画・開発・販売力を融合させることで、両社のさらなる発展につなげる考え。

★12:37  クレハ-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 株価はPGAの業績寄与を一部織り込んでいる
 クレハ<4023.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、株価はポリグリコール酸(PGA)の業績寄与を一部織り込み、上値余地は限定的とみて、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は3900円→5200円と引き上げた。
 上期決算で今17.3期会社計画が下方修正されたが、PGAの新製品発売延期が主因であり、来18.3期業績への影響は限定的と想定。11月14日の上期決算発表後、株価は13%上昇したが、その背景には同期間の原油価格上昇から想起されるシェールオイル掘削投資への拡大期待と、それによるPGA新製品の来18.3期以降の業績寄与が株価に織り込まれ始めたと推測。ただし、新市場への参入のため不確定要素も多く、今後株価に織り込まれるPGAへの業績貢献余地を考慮しても、現在からの株価の上昇余地は限定的と考えるとした。


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