後場コメント No.1 三菱自、スズキ、双日、コニカミノル、三菱商、NEC、WOWOWなど

2017/02/27(月) 15:29
★12:30  三菱自-大幅反発 東南アジアの販売店2割増 20年メド
 三菱自動車<7211.T>が大幅反発。27日付の日経新聞朝刊で、同社が2020年をメドに東南アジアの販売店を現在の2割増の600店舗に引き上げると報じられた。
 重点国と位置づけるフィリピンとインドネシア、タイが対象で、整備担当者も4400人に倍増させるという。フィリピンとインドネシアでは工場の増産投資を進めているとされ、得意とする東南アジアで製販体制を強固にし、成長市場を掘り起こす考えのもよう。

★12:30  メディカルネット-ストップ高買い気配 矯正歯科向けにネット活用遠隔診療ソフトを提供
 メディカルネット<3645.T>がストップ高買い気配。25日付の日経新聞朝刊で、同社が、矯正歯科向けにネットを利用した遠隔診療ソフトの提供を今秋をメドに始めると報じられた。
 歯列矯正の患者は器具の調整やかみ合わせの確認などで月に数回通院することが多いが、スマートフォン(スマホ)のアプリを通じた映像を使って、違和感などに対する通院の必要性を判断し、患者の負担を減らすという。

★12:34  スズキ-後場下げ幅縮小 1月世界生産17.1%増 国内生産が23カ月ぶりに増加
  スズキ<7269.T>が後場下げ幅縮小。同社は27日、1月の生産・販売・輸出実績(速報)を発表した。世界生産は28万1855台(前年比17.1%増)と2カ月ぶりの増加。国内生産が7万8953台(同24.0%増)と23カ月ぶりに増加したことが寄与した。
 国内販売は合計5万0651台(同5.9%増)、軽四輪車の販売が4万1394台(同0.6%増)、登録車は9257台(同38.6%増)となった。輸出は1万0176台(同41.1%増)だった。

★12:36  双日-JPモルガンが目標株価引き上げ 過去投資の果実化を示していく必要がある
 双日<2768.T>が続落。JPモルガン証券では、一般炭をはじめ商品市況回復によって増益の見通しだが、過去投資の果実化を示していく必要があるとし、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は300円→310円と引き上げた。
 一般炭市況が底堅く推移していることで、同社の通期計画過達の可能性は高いが、同時に非資源分野における過去の投資からの果実化については規模感を含めて物足りなさがあり、同社の課題となっている。早い段階で投資を抑制して財務レバレッジを低下させてきたことで、B/Sは健全となったものの、成長期待を向上できていないことから、商品市況回復による増益効果を除けば、利益面での踊り場との見方とした。

★12:53  コニカミノルタ-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 18.3期は業績踊り場局面
 コニカミノルタ<4902.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、18.3期は業績踊り場局面、17.3期の売却益がハードルを高めると判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価を1070円→1000円と引き下げた。
 3Q(10-12月)営業利益実績は三菱UFJMS予想を上回るものだったが、一時的な利益である特許売却益78億円が利益水準を押し上げた影響が大きい。特許関連収入を含めても3Qまでの営業利益の通期会社計画に対する進ちょく率は62.6%で17.3期通期会社計画の未達懸念は依然として残る。また、18.3期には主要3事業では実質増益を予想するも、17.3期3Q計上の特許関連収入78億円のハードルが高く、全体では増益は困難と指摘している。

★12:57  コニカミノルタ-三菱UFJMSが目標株価を1000円に引き下げ 施策内容に力強さ欠ける
 コニカミノルタ<4902.T>が続落。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、同社予想営業利益の下方修正により目標株価を引き下げた。目標株価を従来の1070円から1000円に引き下げたが、投資判断は「Neutral」を継続した。
 3Q決算における営業利益実績は、一時的な利益である特許売却益が利益水準を押し上げたことが大きいとした。主力の情報機器事業では、価格競争が継続しており新製品効果も弱い状況だとしており、TAC(トリアセチルセルロース)フィルムでは価格圧力が想定以上とした。これらから、17/3月期通期会社計画の未達懸念が残り、新製品効果やコスト削減およびハードの値上げなどの施策を施しているが、どれも計画の達成を確信させるだけの力強さに欠けると指摘。

★12:58  三菱商事-JPモルガンが目標株価引き上げ 懸念材料は少ないがガマンの展開
 三菱商事<8058.T>が続落。JPモルガン証券では、懸念材料は少ないが、短期的には他商社のキャッチアップを待つ局面でガマンの展開と判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を2870円→2930円と引き上げた。
 3Q純利益は実質的に2000億円程度と、JPモルガン想定を大きく上ブレ。強粘結炭スポット価格の動向から、3Qの販売実現価格は230ドル/トン台とみられ、当面のピーク利益になることが予想される。しかし、17年度の強粘結炭価格139ドル/トンでみても(足元スポット157ドル)4470億円と高水準の利益・キャッシュ創出は可能との見方は不変。17年度前半までは借り入れ返済を優先させることを想定しているが、その後は余剰キャッシュの活用として株主還元を拡充させることを期待。向こう3カ月程度はセクター内での出遅れ銘柄がアウトパフォームする可能性が高いとみているとした。

★13:00  NEC-続落 5G向けに小型軽量の超多素子アンテナ開発
 NEC<6701.T>が変わらず挟み続落。同社は27日に、第5世代移動通信方式「5G」向けに、100MHz帯域幅に対応した小型軽量の超多素子AAS(Active Antenna System)を開発したと発表した。
 今回開発したAASは、高い周波数利用効率を実現し、通信エリアあたりLTEの15倍以上の通信速度を達成可能という。また、回路の高集積化や高密度プリント配線基板を採用することでアンテナと無線処理部を一体化、実用レベルの小型軽量のきょう体を実現したとしている。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★13:06  WOWOW-大幅反発 BS放送とテレビ向けポータルの2社買収 35億円で
 WOWOW<4839.T>が大幅反発。同社は24日、BSやCS放送を手掛けるIMAGICAティーヴィ(東京都港区)と、テレビ向けポータル事業のアクトビラ(同)を買収すると発表した。
 投資額は2社合わせて約35億円。コンテンツの制作力を高めるとともに、新たな映像配信サービスを展開する考え。

★13:06  東和フード-続伸 3Q累計1割最終減益との観測
 東和フードサービス<3329.T>が続伸。26日付の日経新聞朝刊で、同社の17.4期3Q累計(5-1月)の単独税引き利益が、前年同期比1割減の2億円台半ばになったようだと報じられた。
 イタリアンレストランやお好み焼き・鉄板焼き業態の上期の出遅れが響いたという。主力の「椿屋珈琲店」は好調だったが補えなかったとみられる。しかし、株価へのネガティブな影響は限定的だ。


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