後場コメント No.2 チエル、大林組、タクマ、サトーHD、デンソーなど

2017/05/19(金) 15:00
★12:37  チエルー後場プラス転換 「中継装置、中継方法および中継プログラム」が特許査定
 チエル<3933.T>が後場プラス転換。同社は19日12時に、韓国のノア社と共同で開発し、特許出願していた「中継装置、中継方法および中継プログラム」に関し、特許査定を受けたと発表した。
 すでに、この特許技術を用いた製品として、「Tbridge」を日本国内で学校教育市場向けに発売している。なお、「Tbridge」は、無線LAN使用時のTC通信におけるパケットロスの影響を低減し、遅延時間の縮小を実現することで、データ転送の処理能力を改善するものとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★12:40  大林組-底堅い 遠隔で桟橋点検できるロボを製造
 大林組<1802.T>が底堅い。19日付の日経産業新聞で、同社が遠隔操作で桟橋を点検できるロボットを開発したと報じられた。
 波や潮の満ち引きなどに関係なく、姿勢を安定させる独自装置を組み込んだという。安定した状態で撮影して、コンクリートのひび割れや鉄の腐食などを確認するとされる。潜水士による従来の点検に比べ、効率的で正確性も高まるとしている。今後の収益の伸びへの貢献が期待され、株価は底堅く推移している。

★12:41  タクマ-いちよしが「B」へ引き下げ 18.3期は営業減益の見通し
 タクマ<6013.T>が大幅に3日続落。いちよし経済研究所では、今18.3期は営業減益の見通しとして、業績予想を下方修正。レーティングを「A」→「B」、フェアバリューは1400円→1300円と引き下げた。
 今18.3期は売上高1150億円(前期比1%減)、営業利益95億円(同13%減)と減益を予想。前17.3期4Q末受注残高は2141億円(前年同期末比54%増)と、今18.3期売上高予想を上回る高い水準だが、受注残高よりも売上高を低くみているのは、前17.3期の既受注案件の売上計上が本格化するのは来19.3期以降になるとみるため。法人税率の正常化により、純利益は減益を予想するとした。

★12:45  サトーHD-いちよしがフェアバリュー引き下げ 18.3期は会社計画を下回る業績を予想
 サトーホールディングス<6287.T>が続落。いちよし経済研究所では、今18.3期は会社計画を下回る業績を予想。レーティング「B」を継続、フェアバリューは2800円→2400円と引き下げた。
 前17.3期4Q(1~3月)における従来予想以上の採算性悪化や、 DataLase社(英)の子会社化によるのれん償却費の負担増を踏まえ、今後の収益性改善が従来予想より遅れるとみて、業績予想および1株当たり配当予想を下方修正。今18.3期ではDataLase社ののれん償却費の負担増など先行投資により、営業減益になるとの見方に変更。今来期の焦点は採算性改善の取り組みだが、中期的には海外展開のさらなる強化や新製品・新技術による市場創出が注目点とした。

★12:48  フリージアマクロス-底堅い 前期営業益を下方修正 建築コスト高止まりでマンション建設抑制
 フリージア・マクロス<6343.T>が底堅い。同社は18日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の7.0億円から5.9億円(前の期比44.2%減)へと引き下げると発表した。
 用地代・建築コストが依然として高止まりしており、引き続きマンション建設事業を抑制したことを主要因として、売り上げが減少した。しかし、株価へのネガティブな影響は限定的だ。

★12:48  デンソーー小安い デンソー福島に新工場を建設しグループ生産拡大へ
 デンソー<6902.T>が小安い。同社は19日に、グループ競争力を高める国内生産体制の実現に向けて、グループ会社であるデンソー福島に新工場を建設して、生産を拡大すると発表した。
 新工場建設と生産拡大に伴う投資額は、2023年までに約150億円を予定。2017年8月に着工し、2018年7月に完成、2018年10月から順次生産を開始する計画という。また、これにより従業員数は2023年頃には約600人まで増加する予定としている。しかし、マーケットの反応は限定的だ。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,471.20 -761.60
TOPIX 2,697.11 -56.09
グロース250 661.60 -19.15
NYダウ 37,735.11 -248.13
ナスダック総合 15,885.02 -290.08
ドル/円 154.53 +0.26
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ