後場コメント No.4 ＮＴＴ、ケーヒン、クラレ、ＮＥＣ、ＨＯＹＡなど
★12:47 ＮＴＴ－反発 畜産向けにWi-Fi活用業務システム構築支援
ＮＴＴ<9432.T>が反発。23日付の日経産業新聞で、同社が畜産業や製造業などの事業者に対し、無線通信「Wi-Fi（ワイファイ）」を使った業務システムの構築を支援すると報じられた。
5月に人工知能（AI）も活用した肉用牛の転倒事故を防ぐシステムの実証実験を始めるという。事業者の生産性向上につながる仕組みをつくることで、現在6万件ほどある法人向けWi-Fi事業の契約件数を早期に倍増させるとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
ＮＴＴ<9432.T>が反発。23日付の日経産業新聞で、同社が畜産業や製造業などの事業者に対し、無線通信「Wi-Fi（ワイファイ）」を使った業務システムの構築を支援すると報じられた。
5月に人工知能（AI）も活用した肉用牛の転倒事故を防ぐシステムの実証実験を始めるという。事業者の生産性向上につながる仕組みをつくることで、現在6万件ほどある法人向けWi-Fi事業の契約件数を早期に倍増させるとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
★12:48 ケーヒン－もみ合い 当面は新中計期間の取り組みを見守るフェーズ 「中立」継続
ケーヒン<7251.T>がもみ合い。シティグループ証券では、当面は新中計期間の取り組みを見守るフェーズとして、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は1980円→1720円と引き下げた。
決算および新中計の内容を受けて株価の調整は一定程度進展しており、「中立」評価を継続。 会社は「2030年ビジョン」の実現に向け、新中計期間において、設備投資・研究開発投資を加速する意向。エンジンシステムの上流開発、次世代電動車技術の構築、次世代直噴エンジン用システム、インド二輪FI化対応などを進める。 現段階では、投資の成果としての増販期待を株価評価に織り込むには至らず、先行する固定費負担増を織り込むにとどまる。新中計の内容は目先の利益目線の低下につながるものであり、当面、株価の低迷は不可避とみられるが、強固なバランスシートが一定程度株価をサポートする見通し。
ケーヒン<7251.T>がもみ合い。シティグループ証券では、当面は新中計期間の取り組みを見守るフェーズとして、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は1980円→1720円と引き下げた。
決算および新中計の内容を受けて株価の調整は一定程度進展しており、「中立」評価を継続。 会社は「2030年ビジョン」の実現に向け、新中計期間において、設備投資・研究開発投資を加速する意向。エンジンシステムの上流開発、次世代電動車技術の構築、次世代直噴エンジン用システム、インド二輪FI化対応などを進める。 現段階では、投資の成果としての増販期待を株価評価に織り込むには至らず、先行する固定費負担増を織り込むにとどまる。新中計の内容は目先の利益目線の低下につながるものであり、当面、株価の低迷は不可避とみられるが、強固なバランスシートが一定程度株価をサポートする見通し。
★12:54 クラレ－ジェフリーズが目標株価引き上げ 年間1ケタ％前半程度の業績拡大が期待可能
クラレ<3405.T>が3日続伸。ジェフリーズ証券では、EVOH、MonoSolなどがLCDフィルム関連製品の価格下落影響を打ち消し、業績を拡大させるため、今後3年は年間1ケタ％前半程度の業績拡大が期待できるとコメント。投資判断「HOLD」を継続も、目標株価は1580円→1730円と引き上げた。
トピックとして、以下に注目。（1）2012年にMonoSolを買収、（2）2014年にDuPontからGLS事業を取得、（3）2014年、2016年に光学フィルム生産能力の増強、（4）2016年に米国で4万トンのポバール生産能力を増強、（5）2016年に欧州で1.1万トンのEVOH工場を建設、（6）2018年に米国で1.1万トンのEVOH生産能力を計画、（7）2018年に韓国でPVBフィルムの生産能力の拡大を計画。
同社は新成長ドライバーを獲得し、既存事業の拡大にある程度の成果を出していると判断。既存製品の採用アプリケーションの拡大も新たな取り組み。米国工場でのポバール、EVOHの生産コストは低下するとみられる。MonoSolとEVOH事業は規模の生産性が働き、強力な販路があることから、今後も拡大が続く見通し。
クラレ<3405.T>が3日続伸。ジェフリーズ証券では、EVOH、MonoSolなどがLCDフィルム関連製品の価格下落影響を打ち消し、業績を拡大させるため、今後3年は年間1ケタ％前半程度の業績拡大が期待できるとコメント。投資判断「HOLD」を継続も、目標株価は1580円→1730円と引き上げた。
トピックとして、以下に注目。（1）2012年にMonoSolを買収、（2）2014年にDuPontからGLS事業を取得、（3）2014年、2016年に光学フィルム生産能力の増強、（4）2016年に米国で4万トンのポバール生産能力を増強、（5）2016年に欧州で1.1万トンのEVOH工場を建設、（6）2018年に米国で1.1万トンのEVOH生産能力を計画、（7）2018年に韓国でPVBフィルムの生産能力の拡大を計画。
同社は新成長ドライバーを獲得し、既存事業の拡大にある程度の成果を出していると判断。既存製品の採用アプリケーションの拡大も新たな取り組み。米国工場でのポバール、EVOHの生産コストは低下するとみられる。MonoSolとEVOH事業は規模の生産性が働き、強力な販路があることから、今後も拡大が続く見通し。
★12:56 ＮＥＣ－小動き ヒアラブルデバイスの実証実験用プロトタイプ開発
ＮＥＣ<6701.T>が小動き。同社は23日に、画面を必要としない新たなコンピューティングスタイルの実現に向け、ヒアラブルデバイス(イヤホン型端末)の実証実験用プロトタイプを開発したと発表した。
開発したヒアラブルデバイスは、マイク、スピーカに加え、顔の向き・姿勢・移動情報などの常時検出が可能な9軸モーションセンサを搭載し、これらから取得した情報を用いて、耳音響認証技術による本人の特定や地磁気による屋内位置測位が可能という。このデバイスはスマホなどとBLE(Bluetooth Low Energy)で接続し、インターネット上のクラウドと連携することで様々なサービスを利用することができるとしている。
ＮＥＣ<6701.T>が小動き。同社は23日に、画面を必要としない新たなコンピューティングスタイルの実現に向け、ヒアラブルデバイス(イヤホン型端末)の実証実験用プロトタイプを開発したと発表した。
開発したヒアラブルデバイスは、マイク、スピーカに加え、顔の向き・姿勢・移動情報などの常時検出が可能な9軸モーションセンサを搭載し、これらから取得した情報を用いて、耳音響認証技術による本人の特定や地磁気による屋内位置測位が可能という。このデバイスはスマホなどとBLE(Bluetooth Low Energy)で接続し、インターネット上のクラウドと連携することで様々なサービスを利用することができるとしている。
★12:57 ＨＯＹＡ－ジェフリーズが目標株価引き上げ 事業は全体として安定している
ＨＯＹＡ<7741.T>がもみ合い。ジェフリーズ証券では、事業は全体として安定していると判断。投資判断「BUY」を継続、目標株価は6200円→6400円と引き上げた。
2016年度決算はほぼ会社計画線。情報・通信はHDが堅調に推移。ライフケアは買収関連費用、一過的な会計処理もあって小幅減益となった。2017年度について会社は、情報・通信は引き続き堅調、ライフケアも収益面で改善の余地はあるが、事業環境は安定した推移が想定されるとしている。FCFは高水準を維持、引き続き自社株取得の余地は大きい。バリュエーション見直しから、目標株価を引き上げるとした。
ＨＯＹＡ<7741.T>がもみ合い。ジェフリーズ証券では、事業は全体として安定していると判断。投資判断「BUY」を継続、目標株価は6200円→6400円と引き上げた。
2016年度決算はほぼ会社計画線。情報・通信はHDが堅調に推移。ライフケアは買収関連費用、一過的な会計処理もあって小幅減益となった。2017年度について会社は、情報・通信は引き続き堅調、ライフケアも収益面で改善の余地はあるが、事業環境は安定した推移が想定されるとしている。FCFは高水準を維持、引き続き自社株取得の余地は大きい。バリュエーション見直しから、目標株価を引き上げるとした。
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