後場コメント No.1  SOMPO、NTTドコモ、ダイキン、アルパイン、旭硝子など

2017/05/24(水) 15:05
★12:30  SOMPOHD-JPモルガンが目標株価引き上げ まだまだ割安
 SOMPOホールディングス<8630.T>が反発。JPモルガン証券では、まだまだ割安と判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を5460円→5560円と引き上げた。
 いったん増益、増配、自己株取得増額のシナリオが明確になったが、まだ割安。17年度予想ベースで配当利回りは2.5%だが、総還元利回りは5.8%。2018年度は地道な努力での増益を目指すことになるが、総還元利回りではまだ金融セクターのなかで最も高く、損保のなかでも最も高い。MS&ADの増配が大きかったために、同社での配当部分がまだ少なく見えるが、配当と自己株取得のバランスは2017年度分は今後マネジメントが検討して変更する可能性はある。発表済みの自己株取得は569億円は11月16日まであり、株価をサポートする見込み。

★12:31  じげん-急騰 NTTドコモと業務提携 「dジョブ」を共同で企画・制作
 じげん<3679.T>が急騰。同社は24日11時15分に、NTTドコモ<9437.T>と業務提携を締結し、人材領域において仕事探しのプラットフォーム「dジョブ」を共同で企画・制作することを決定したと発表した。
 「dジョブ」は、「dマーケット」内で提供され、ドコモユーザーだけではなく、他社のスマホユーザーも幅広い仕事探しを行うことができるサービスという。なお、「dジョブ」には、じげんが提供する「アルバイトEX」、「転職EX」、「派遣EX」の求人情報に加え、アンケート回答やクラウドソーシングといったスキマ時間で手軽にできるネット完結型の仕事「スマホワーク」が掲載される予定という。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★12:34  フュトレック-後場上げ幅拡大 NTTドコモの「petoco」が音声認識関連技術を採用
 フュートレック<2468.T>が後場上げ幅拡大。同社は24日12時に、NTTドコモ<9437.T>とフォーティーズ(東京都港区)が共同で開発したホームコミュニケーションデバイス「petoco(ペトコ)」にフュートレックの音声認識技術vGate ASR、音声処理技術であるノイズリダクション技術とエコーキャンセル技術が採用されたと発表した。
 ホームコミュニケーションデバイス「petoco」は、子どもがいる共働き家庭増加を背景に、親の帰宅を待つ子どもへの連絡など、親と子の在宅時間のギャップで生じる様々なシチュエーションに必要なコミュニケーション手段の提供を目指して開発されたという。「petoco」は簡単な雑談をしたり、話しかけるだけで操作が可能で、文字入力などが難しい子供でも利用できるとしている。

★12:35  ダイキン工業-JPモルガンが目標株価引き上げ 短/中期利益の成長力に安定感
 ダイキン工業<6367.T>が4日続伸。JPモルガン証券では、短/中期利益の成長力に安定感ありと判断。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は10000円→11000円と引き上げた。
 前17.3期決算および取材を経て、業績予想を変更。今18.3期は海外空調の拡販とコストダウン効果で原材料影響と投資負担をこなす年と見られる。来19.3期は重点地域であるアメリカとアジアの一層の業績改善を見込むとしたが、現株価水準に対するアップ/ダウンサイドは限定的と見て、投資判断は「Neutral」を継続。

★12:36  凸版印刷-3日続伸 ホログラム撮影で真贋判定可能な技術確立
 凸版印刷<7911.T>が3日続伸。同社は24日、専用ホログラムをスマートフォンで撮影するだけで真贋(しんがん)の機器判定が可能な新技術を確立したと発表した。
 自動車部品や医薬品、化粧品業界など偽造・模造被害の深刻化が懸念される業界に向け、ホログラムラベルと真贋判定システムをパッケージ化した新サービスとして、2017年度中のサンプル出荷を目指す。同技術は、同社が独自に設計・開発した専用ホログラムの光学設計情報と、スマートフォンのカメラで撮影した同ホログラムの高精度な光学分析結果とを比較し、真贋判定を行うもの。

★12:37  キリンHD-もみ合い 熟成ホップエキスの体脂肪低減効果を世界で初めて確認 量産も可能に
 キリンホールディングス<2503.T>がもみ合い。同社は24日に、傘下のキリンの健康技術研究所が、ホップを熟成させることで生成される「熟成ホップ由来苦味酸」に体脂肪低減効果があることを確認するとともに、「熟成ホップ由来苦味酸」を含み、さまざまな飲料へ展開可能な熟成ホップエキスを開発し、その量産体系を確立したと発表した。
 ビールに含まれる機能性成分としては、アルツハイマー病予防効果などが確認されているイソα酸や、自律神経活動を調節するβ-ユーデスモールなどが知られていたが、今回、「熟成ホップ由来苦味酸」の体脂肪低減効果を明らかにしたのは世界で初めてとしている。

★12:40  双葉電子-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 生産性改善がポイント
 双葉電子工業<6986.T>がもみ合い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、車載向けタッチパネルの需要は旺盛だが、生産性改善がポイントとして、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は1850円→1950円と引き上げた。
 エクイティストーリーは変更なし。同社は現在、VFD(蛍光表示管)の需要が構造的に縮小する中、タッチパネルとOLED(有機発光ダイオード)事業を立ち上げ、事業ポートフォリオ転換を図っている。車載向けに特化した展開を図るタッチパネルは、旺盛な需要の中で量産体制の整備にやや時間を要しており、いまだ赤字体質が解消されていないと推定。OLEDはウェアラブル向けが減少する中、車載向け受注を積極的に獲得することで稼働率を引き上げることが課題。生産器材は、国内や韓国の金型部品需要停滞がマイナス影響しているが、今後は設備・装置向けプレート製品や成形合理化機器にも注力する戦略。韓国子会社との連携強化による収益改善も重要と指摘。

★12:45  アルパイン-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 営業利益予想を上方修正
 アルパイン<6816.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、営業利益予想を上方修正。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1500円→1600円と引き上げた。
 エクイティストーリーは「業績拡大時期が先になるというシナリオ」から「本格的な業績拡大時期の到来待ち」に変更。開発効率化や原価率改善で従来想定より営業利益率は上がるが、全体的な業況には厳しさが残る。三菱UFJMS予想の今18.3期売上高を減額するが、収益性改善を想定し、営業利益については増額するとした。

★12:45  旭硝子-反発 三次元曲面の車載ディスプレー用カバーガラスを量産開始
 旭硝子<5201.T>が反発。同社は23日、三次元曲面形状の車載ディスプレー用カバーガラスを、京浜工場(横浜市)で量産開始したと発表した。
 今回量産開始した車載ディスプレー用カバーガラスは、同社独自の技術による三次元曲面形状のガラスに化学強化・光学成膜・印刷などの表面処理も施したもので、自動車の内装デザイン向上に寄与するという。今後の業績への貢献が期待され、株価は上昇している。

★12:50  楽天-ジェフリーズが目標株価引き上げ 自社株買いを反映
 楽天<4755.T>が変わらずを挟んで3日続伸。ジェフリーズ証券では、投資判断「HOLD」を継続も、自社株買いを反映し、目標株価は1270円→1365円と引き上げた。
 決算発表後の会社取材を踏まえ、業績予想を微修正。また、現在実施中の(上限)1000億円の自社株買いがすべて完了するとの想定に基づき、EPS予想を修正。
 第1四半期の国内EC流通総額が前年同期比13%増(うるう年調整後は同14%増)となったことを受け、ジェフリーズでは第2四半期も同13%増に達すると予想(2016年度第2四半期:10.9%増)。また、爽快(そうかい)ドラッグの影響を織り込み、営業利益率予想を(21.5%から)20%へ下方修正。


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