後場コメント No.2 アスクル、関西電、パナソニック、サンリオ、アズジェント、SCSKなど

2017/05/24(水) 15:05
★12:54  アスクル-反発 ペット用品eコマース大手のチャームを完全子会社化 ペット用品の品ぞろえ拡充へ
 アスクル<2678.T>が反発。同社は24日に、ペット用品eコマース大手のチャーム(群馬県邑楽郡)の株式を100%取得し、完全子会社化すると発表した。
 チャームが運営するペット・ガーデニング用品のeコマースサイト「Charm」の顧客は約6割が女性であり、また40代の顧客が中心であることなど、LOHACOの顧客との親和性が高いという。LOHACOは、今回の子会社化により、ペット用品の取扱商品数を一気に拡大し、顧客のニーズに応えることで、「第2世代eコマースNo.1」へと成長を加速させていくとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★12:55  関西電力-JPモルガンが目標株価引き上げ 再稼働後の増益確度は高いと予想
 関西電力<9503.T>が反発。JPモルガン証券では、再稼働後の増益確度は高いと予想。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を1630円→1690円と引き上げた。
 4Q決算および取材を踏まえ、業績予想を修正。16年11月以降、セクター内において、直近まで常にベストパフォーマーとして株価は推移してきており、やや出尽くし感がでてきたが、18年度の50円配当期待が高まっていく中で、引き続き株価は堅調に推移することが予想される。短期的には大飯の再稼働時期が確定すること、18年度の50円配当、19年度・20年度に向けては高浜の1・2号機の再稼働への期待が高まることが考えられ、引き続きカタリストが豊富で、セクター内で魅了することが続くと予想されるとした。

★13:00  九州電力-JPモルガンが目標株価引き上げ 今期配当は30円への増配を期待
 九州電力<9508.T>が3日続伸。JPモルガン証券では、玄海原発再稼働による増益を背景に、今期配当は30円への増配を期待。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を1490円→1550円と引き上げた。
 4Q決算および取材を踏まえ、業績予想修正。今18.3期下期に向けて、玄海原子力再稼働が見込まれており、今期の増益確度は高い。川内、玄海の両輪体制が整い、安定した利益創出が可能となり、今期配当は30円を期待するとした。

★13:02  パナソニック-3日続伸 NTTドコモと5Gによる高精細映像の伝送で共同実験
 パナソニック<6752.T>が変わらずを挟み3日続伸。同社は24日、NTTドコモ<9437.T>と、総務省の5G総合実証試験の枠組みで、5G無線技術の応用範囲と発展性、高臨場感・高精細映像技術および製品を5G無線技術と組み合わせることによる市場性の確認に向けて協力すると発表した。
 具体的には、同社が保有する4Kなどの高精細映像や360度ライブカメラ映像を扱う技術・製品のほか、高臨場・高精細映像を表示・投影する技術および製品を5G無線技術と融合させ、スポーツ・エンターテインメントや広域監視での市場性の確認のための技術検証実験およびデモンストレーションを実施する。今後の業績拡大が期待され、買いが入っている。

★13:05  稀元素-東海東京が目標株価引き下げ 環境規制強化の波に乗る触媒事業
 第一稀元素化学工業<4082.T>が3日ぶり大幅反発。東海東京調査センターでは、環境規制強化の波に乗る触媒事業で、株主還元も強化しており、レーティング「Outperform」を継続した。目標株価は1790円へ引き下げた。
 今18.3期営業利益の会社計画は前年比13.2%減の44億円。原料仕入価格上昇や減価償却費増加、販売価格下落、販管費増などのマイナス要因が数量増やVREC社採算改善、労務費低下などの増益要因を上回るため。しかし、従来の期初計画と同様、販売数量増やミックス改善効果の織り込みが控えめな印象。東海東京予想は触媒事業での販売数量増やミックス改善効果を織り込み、会社計画比6億円増の50億円の営業利益を予想するとした。

★13:07  イノテック-急騰 定款を変更 事業目的を追加へ
 イノテック<9880.T>が急騰。同社は23日に、「定款一部変更に関するお知らせ」を発表しており、材料視されているようだ。同社は今後の事業展開、内容の多様化に対応するため、事業目的に「電気通信事業、情報提供事業およびそれらの受託」を追加する。

★13:10  サンリオ-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 株価は配当利回りに支えられる局面が続く
 サンリオ<8136.T>が3日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、本格的な業績回復を確認するまで、株価は配当利回りに支えられる局面が続くと想定。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は1800円→2000円と引き上げた。
 バリュエーション手法を変更。従来はPBRとROEの相関関係に基づく妥当PBRを使用。これを今回過去1年平均PBRに変更するとした。その理由は以下の2点。(1)業績低迷を受けた現状の株価は、過去最高益(14.3期210億円)に迫るような本格的な業績回復を確認するまでは、80円の安定配当に下支えされると考える。(2)今期以降の増益を予想し、業績は底打ちするとみる。

★13:12  日立製作所-小高い 簡便・無痛・高精度な乳がん検診を実現する超音波計測技術開発
 日立製作所<6501.T>が小高い。同社は24日に、簡便・無痛・高精度な乳がん検診を実現する超音波計測技術を開発したと発表した。
 この技術では、360度の方向から超音波を照射し、音波の反射を360度の方向から取得するリング状の超音波デバイスを用いて自動スキャンを行うため、検査者の熟練度に依存しない検査が可能という。同社は北海道大学病院との共同研究を通じて、装置の実用化を目指すとしている。

★13:15  ホシデン-三菱UFJMSが目標株価引き上げ ゲーム機新モデルの業績貢献に注目
 ホシデン<6804.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、ゲーム機新モデルの業績貢献に注目。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は1000円→1200円と引き上げた。
 アミューズメント関連の需要動向を考慮し、業績予想を上方修正。同社は事業ポートフォリオ改善に向け、近年はスマホ向けスイッチ、車載向けマイクロフォン・タッチパネルなどの非ゲーム事業を育成してきた。ただし、現在はゲーム機新モデルの生産が立ち上がり、再びゲーム関連が業績をけん引し始めている。「機構部品」の4Q営業利益率は新製品効果で2.7%に改善(3Q:1.8%)。今18.3期はゲーム関連事業に注目するとした。

★13:15  アズジェント-後場上げ幅拡大 「コネクテッドカー・セキュリティセミナー」開催
 アズジェント<4288.T>が後場上げ幅拡大。同社は24日13時、カランバセキュリティ(イスラエル)、SCSK<9719.T>と共同で、自動車・車載システム関連の企業を対象に、「コネクテッドカー・セキュリティセミナー」を開催すると発表した。
 同セミナーでは、コネクテッドカーの今後の展望について紹介するとともに、ECU(電子制御装置)に焦点を当て、そのセキュリティー対策の重要性と対策方法について紹介するという。今後の業績への貢献が期待され、株価は上昇している。


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