後場コメント No.2 石油資源開発、サンゲツ、川崎重工業、テンプHD、タツタ電線など

2017/06/23(金) 15:00
★12:33  東芝-4日続落 有価証券報告書の提出期限延長へ 延長承認で提出期限8月10日に
 東芝<6502.T>が4日続落。同社は23日12時に、有価証券報告書の提出期限延長に関する承認申請書の提出を決定したと発表した。延長前は6月30日で、延長が承認された場合の提出期限は8月10日となる。
 ウェスチングハウス社グループの決算・監査手続きの完了などには、相応の時間を要することが想定されるため、提出期限の延長の承認申請を行うこととしたとしている。

★12:40  石油資源-3日ぶり反発 北海道・勇払油ガス田浅層での原油開発を開始
 石油資源開発<1662.T>が3日ぶり反発。同社は22日、勇払油ガス田(北海道苫小牧市)の、現在の原油・天然ガス生産層の上位に位置する既発見未開発層である滝ノ上層で、原油の商業生産を目指した開発作業を7月に開始すると発表した。
 7月に開発作業に着手し、既存坑井を改修して生産井とする作業を進めるとともに、坑井元生産施設や重質油向けの処理施設の設置工事などを順次実施する。商業生産の開始は2019年後半を目指しており、開始当初は日量200キロリットルの原油の生産を見込んでいるという。

★12:42  サンゲツ-上げ幅拡大 上限100万株・20億円の自己株取得枠を設定
 サンゲツ<8130.T>が上げ幅拡大。同社は6月23日12時30分に、上限100万株・20億円の自己株取得枠を設定すると発表した。
 中期経営計画(2017~2019)「PLG 2019」における資本政策に基づき、資本効率の向上と株主還元の拡大を図るため。取得期間は7月3日~9月22日。上限株数を取得した場合の発行済み株式総数(自己株式を除く)に対する割合は1.50%。

★12:45  川崎重工業-3日ぶり反発 8万2200m3型LPG運搬船1隻を受注
 川崎重工業<7012.T>が3日ぶり反発。同社は23日に、シンガポールのクミアイ ナビゲーションと8万2200m3型LPG運搬船1隻の造船契約を締結したと発表した。
 この船は、これまでに同社が受注した60隻目のLPG運搬船にあたり、同型船としては10隻目となるという。坂出工場で建造し、2020年に竣工、引き渡しの予定としている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★12:47  テンプHD-5日ぶり反落 復興庁「平成29年度企業間専門人材派遣支援モデル事業」運営に参画
 テンプホールディングス<2181.T>が5日ぶり反落。同社は23日、復興庁の「平成29年度企業間専門人材派遣支援モデル事業」を運営すると発表した。
 東日本大震災からの事業再生を進める宮城県・福島県内の企業と、専門的なスキルを有する人材のマッチングを支援することで、被災地の復興に貢献するという。宮城県、福島県内の事業再生を目指す企業に対し、ヒアリングなどを通じた課題の整理とともに、どのようなスキルをもつ人材が必要とされるかを見極める。一方、自社社員を専門人材として派遣することで同事業に参画可能な企業を募集するとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★12:50  タツタ電線-東海東京が「Neutral」へ引き下げ 電子材料は価格下落で伸び悩みを想定
 タツタ電線<5809.T>が3日ぶり反発。東海東京調査センターでは、電子材料事業は価格下落により伸び悩みを想定。直近の株価上昇により、レーティングを「Outperform」→「Neutral」と引き下げた。目標株価は430円→620円と引き上げた。
 今18.3期会社計画は、売上高525億円(前年比7%増)、営業利益44億円(同3%増)と、小幅ながら増収増益に転じるガイダンス。配当金は前年比2円増配の14円とする計画。東海東京では電線事業は民間設備投資および東京五輪、都市部再開発工事の本格化などにより一定の需要増を想定。一方、電子材料事業は既存大手顧客依存から中華系スマホ向けなどへの拡販効果が期待できるが、単価下落影響を仙台工場本格稼動に伴う生産性改善では補いきれないと読み、営業利益は会社計画を若干下回ると予想。金融収支の黒字継続や補助金収入を織り込み、経常利益は会社計画を上回ると想定。


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