後場コメント No.3 トヨタ紡織、大豊工業、ファナック、パナソニック、スクエニＨＤなど
★12:56 トヨタ紡織－東海東京が目標株価引き下げ 中期計画の施策実行が進む
トヨタ紡織<3116.T>が3日ぶり反落。東海東京調査センターでは、中期計画の施策実行が進んでいると判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は2460円→2360円と引き下げた。
ライバルのシートメーカーであるタチエスとの業務提携発表は意外だったとコメント。構成部品や生産拠点の相互活用などが、今後のアクションとして検討されているもよう。今回、ほぼ同時期にジェイテクトが富士機工を子会社化して、その際に分社化する富士機工のシート事業をタチエスに売却すると発表されるなど、日本の自動車用シート業界の再編が進んでいる。タチエスとの提携は、トヨタ紡織の中期計画にすでに想定されていたと見込まれ、その意味では既定路線だったと推察。ただし、同社に技術面でのシナジーがあまり期待できないことを考えると、この戦略の狙いと具体策、収益貢献は、業界再編の先行きも含めてまだ不透明感が残るとした。
トヨタ紡織<3116.T>が3日ぶり反落。東海東京調査センターでは、中期計画の施策実行が進んでいると判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は2460円→2360円と引き下げた。
ライバルのシートメーカーであるタチエスとの業務提携発表は意外だったとコメント。構成部品や生産拠点の相互活用などが、今後のアクションとして検討されているもよう。今回、ほぼ同時期にジェイテクトが富士機工を子会社化して、その際に分社化する富士機工のシート事業をタチエスに売却すると発表されるなど、日本の自動車用シート業界の再編が進んでいる。タチエスとの提携は、トヨタ紡織の中期計画にすでに想定されていたと見込まれ、その意味では既定路線だったと推察。ただし、同社に技術面でのシナジーがあまり期待できないことを考えると、この戦略の狙いと具体策、収益貢献は、業界再編の先行きも含めてまだ不透明感が残るとした。
★12:59 大豊工業－東海東京が目標株価引き下げ 投資回収および利益成長の前段階にある
大豊工業<6470.T>が続落。東海東京調査センターでは、投資回収および利益成長の前段階にあると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1580円→1380円と引き下げた。
トヨタが取り組む新しいクルマ作りの手法「TNGA（トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー）」は、新型「プリウス」から導入が始まった。今年は、米国での「カムリ」のフルモデルチェンジを皮切りに、パワートレイン・ユニットにも同手法が導入される予定。大豊工業も軸受をはじめとするエンジン部品サプライヤーとして参画、本格的な量産がスタートする見通し。今後、収益拡大への恩恵が期待できるが、前17.3期から今18.3期ではその過渡期と位置づけられ、立ち上げロスや改善コスト、原価低減のさらなる積み上げなど、業績予想にて安定感を欠く可能性があるとした。
大豊工業<6470.T>が続落。東海東京調査センターでは、投資回収および利益成長の前段階にあると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1580円→1380円と引き下げた。
トヨタが取り組む新しいクルマ作りの手法「TNGA（トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー）」は、新型「プリウス」から導入が始まった。今年は、米国での「カムリ」のフルモデルチェンジを皮切りに、パワートレイン・ユニットにも同手法が導入される予定。大豊工業も軸受をはじめとするエンジン部品サプライヤーとして参画、本格的な量産がスタートする見通し。今後、収益拡大への恩恵が期待できるが、前17.3期から今18.3期ではその過渡期と位置づけられ、立ち上げロスや改善コスト、原価低減のさらなる積み上げなど、業績予想にて安定感を欠く可能性があるとした。
★13:00 ファナック－続伸 CNC装置操作のファイバーレーザー発振器開発
ファナック<6954.T>が続伸。26日付の日刊工業新聞で、同社が工作機械用コンピューター数値制御（CNC）装置で操作できるファイバーレーザー発振器を開発したと報じられた。
旋盤やマシニングセンター（MC）にレーザー機能を付加できるという。例えば、旋盤で加工対象物（ワーク）の表面を加工した後に、そのまま機内で文字の印字や焼き入れなどのレーザー加工が可能になるとされる。工作機械にレーザー機能を複合できる製品として7月にも販売し、レーザー発振器の拡販を図るもよう。今後の収益の伸びが期待され、買いが入っている。
ファナック<6954.T>が続伸。26日付の日刊工業新聞で、同社が工作機械用コンピューター数値制御（CNC）装置で操作できるファイバーレーザー発振器を開発したと報じられた。
旋盤やマシニングセンター（MC）にレーザー機能を付加できるという。例えば、旋盤で加工対象物（ワーク）の表面を加工した後に、そのまま機内で文字の印字や焼き入れなどのレーザー加工が可能になるとされる。工作機械にレーザー機能を複合できる製品として7月にも販売し、レーザー発振器の拡販を図るもよう。今後の収益の伸びが期待され、買いが入っている。
★13:04 パナソニック－東海東京が目標株価引き上げ 競争力が復活している
パナソニック<6752.T>が3日ぶり反発。東海東京調査センターでは、競争力が復活していると判断。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を1500円→2000円と引き上げた。
PDP（プラズマディスプレイ）事業の失敗により、13.3期当期損失は7543億円を計上したが、アプライアンス（AP）事業やオートモーティブ&インダストリアルシステムズ（AIS）事業を中心とする事業構造改革が進展し、20.3期当期利益では2833億円と過去最高（08.3期2819億円）を更新すると予想。営業利益でも22.3期には、5768億円と最高益（84.11期5757億円）に到達する道程が見え始めたと判断。
パナソニック<6752.T>が3日ぶり反発。東海東京調査センターでは、競争力が復活していると判断。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を1500円→2000円と引き上げた。
PDP（プラズマディスプレイ）事業の失敗により、13.3期当期損失は7543億円を計上したが、アプライアンス（AP）事業やオートモーティブ&インダストリアルシステムズ（AIS）事業を中心とする事業構造改革が進展し、20.3期当期利益では2833億円と過去最高（08.3期2819億円）を更新すると予想。営業利益でも22.3期には、5768億円と最高益（84.11期5757億円）に到達する道程が見え始めたと判断。
★13:09 スクウェアエニックス－エースが目標株価引き上げ 利益率の向上を見込んでいる
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が反発。エース経済研究所では、投資判断「中立」を継続、目標株価は3800円→3860円と引き上げた。
会社側は、今18.3期計画を売上高2400億円～2600億円、営業利益250億円～300億円のレンジで公表している。中心値の売上高2500億円（前期比▲3％）、営業利益（同▲12％）となる想定は、（1）前期に世界でヒットした「ファイナルファンタジー15」の反動減、（2）「ドラゴンクエスト11」を発売することに伴う開発費用の負担増。エースでは、通期予想を売上高2500億円（前期比▲3％）、営業利益360億円（同+16％）としている。営業利益が会社計画を上回ると見ているのは、スマートフォン用ゲームが多数ヒットしており、利益率の向上を見込んでいるためとした。
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が反発。エース経済研究所では、投資判断「中立」を継続、目標株価は3800円→3860円と引き上げた。
会社側は、今18.3期計画を売上高2400億円～2600億円、営業利益250億円～300億円のレンジで公表している。中心値の売上高2500億円（前期比▲3％）、営業利益（同▲12％）となる想定は、（1）前期に世界でヒットした「ファイナルファンタジー15」の反動減、（2）「ドラゴンクエスト11」を発売することに伴う開発費用の負担増。エースでは、通期予想を売上高2500億円（前期比▲3％）、営業利益360億円（同+16％）としている。営業利益が会社計画を上回ると見ているのは、スマートフォン用ゲームが多数ヒットしており、利益率の向上を見込んでいるためとした。
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