米エヌビディア-大幅下落 4-6月期決算は予想を上回るもデータセンター向け伸び鈍化を嫌気

2017/08/12(土) 09:45
8月11日  終値 前日比 前日比(%) ---------------------------------- NVDA 155.96 -8.78 -5.33%    8月11日の取引で3次元(3D)グラフィックスプロセッサー(GPU)と関連ソフトウェア設計、開発、販売のエヌビディア(NASDAQ:NVDA)の株価が大幅に下落。同社が10日の引け後に発表した第2四半期(4-6月期)決算は市場予想を上回る増収増益となったが、データセンター向けチップの伸び率が前四半期から鈍化したことが嫌気された。株価は8月8日に年初来で63.54%高となる174.56ドルの上場来高値をつけたが、11日の取引で5.33%安の155.96ドルで終了し、年初来上昇率を46.11%に縮小した。  エヌビディアの第2四半期決算は、売上高が前年同期比56%増の22億3000万ドルとなり市場予想の19億6300万ドルを上回った。営業利益が同117%増の6億8800万ドル(市場予想:6億2036万ドル)、純利益が123%増の5億8300万ドル(市場予想:4億4671万ドル)、調整後の一株当たり利益は1.01ドルとなり市場予想の0.82ドルを上回った。  部門別売上高はGPU部門が前年同期比59%増の18億9700万ドル、Tegra Processor部門が同101%増の3億3300万ドルとなった。用途別ではゲーム用が前年同期比52%増、前四半期比15%増と好調が続いたが、データセンター用は前年同期比で175%増となったものの前四半期比では2%増と第1四半期の同38%増から伸び率が鈍化した。
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