後場コメント No.1 アイリッジ、富士電機、ジーンテクノ、ピジョン、ルネサスなど

2017/09/13(水) 15:00
★12:30  アイリッジ-エースが「強気」継続 決算は売られるような内容ではない
 アイリッジ<3917.T>が8日ぶり反発。エース経済研究所では、決算は売られるような内容ではないとコメント。投資判断「強気」、目標株価3000円を継続した。
 前17.7期売上高は会社計画に1億円未達となったが、案件の大型化により開発期間が長期化し、今18.7期に持ち越された案件の発生が響いたもの。営業利益は原価率改善で計画(2億円)をクリア。今18.7期は「MoneyEasy」「ジオリーチ」で売上高1億円強を計画。引き続き、売上拡大、内製化進展による原価率の改善を見込むとしたが、新規サービス・新規事業の取り組み強化に向けた人件費や採用費、開発コストなどの増加やオフィスの移転費用などで、販売管理費の大幅な増加が計画されているものと指摘。

★12:31  富士電機-3日続伸 東南ア事業拡大でインドネシア自販機製造会社をクボタから買収
 富士電機<6504.T>が3日続伸。同社は12日、クボタ<6326.T>と、クボタとクボタベンディングサービス(茨城県龍ヶ崎市)が保有するMETEC SEMARANG(インドネシア)株式の全てを譲り受けるほか、国内外の自動販売機に係るアフターサービス業務の承継などの契約を締結したと発表した。
 クボタの自販機事業からの撤退を受け、METEC SEMARANGの買収により東南アジアでの自販機事業の基盤を強化し、事業を拡大させる。METEC SEMARANGの2023年度の売上高目標は50億円としている。

★12:31  ジーンテクノサイエンス-後場買い気配 新生血管形成を阻害する新規抗体に関する特許出願
 ジーンテクノサイエンス<4584.T>が後場買い気配。同社は13日11時30分に、新規メカニズムに基づく新生血管形成を阻害する画期的な新規抗体医薬品の候補抗体の創出に成功し、特許を出願したと発表した。
 今回、Gタンパク質共役型受容体シグナルを標的とし、血管増殖性ペプチドによる細胞内サイクリックAMP増加活性および新生血管形成を抑制する抗体を作製することに成功したという。この抗体は、超高齢化社会が進み、近年日本国内でも患者数が増加している滲出型加齢黄斑変性症と呼ばれる眼疾患への治療効果が期待されるとともに、さらに、多くの患者が苦しめられているがん領域における抗腫瘍効果も同様に期待できるとしている。

★12:36  ピジョン-いちよしがフェアバリュー引き上げ 米国市場が成長市場に変ぼうする可能性
 ピジョン<7956.T>が3日ぶり反発。いちよし経済研究所では、米国市場が成長市場に変ぼうする可能性が出てきたと判断。レーティング「B」を継続も、フェアバリューは4200円→4600円と引き上げた。
 今18.1期通期業績に関して、会社計画は上方修正されたが、いちよしではなお保守的と考えて、業績予想を上方修正。中国事業は、EC(電子商取引)比率が40%超となり、上期は在庫管理の徹底のために商品供給を調整していたようだが、下期(8~1月)は17年5月から発売を開始したディズニーシリーズの商品の拡販など、ネット販売の最大商戦(11月11日の独身の日)に向けて、販売にドライブが掛かる可能性が高いとした。

★12:39  ルネサス-5日続伸 Codeplayと協業 「R-Car」向けにOpenCLフレームワーク提供
 ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が5日続伸。同社は13日に、Codeplay(英国スコットランド)が、ルネサスの車載用SoC(System on Chip)「R-Car」向けに、Codeplay独自のOpenCLフレームワーク「ComputeAorta」を提供すると発表した。
 新フレームワークは、ルネサスが長年開発に注力している、低消費電力で高い並列処理性能を実現する画像認識およびコグニティブ処理専用IP「IMP-X5」用のソフトウェア開発をサポートするものという。さらにCodeplayは、OpenCLとC++を単一ソースで記述可能な言語SYCLをサポートする「ComputeCpp」を提供するとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。


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