後場コメント No.2 ホンダ、駒井ハルテク、旭硝子、パナソニック、カナミックN、博報堂DYなど

2017/09/25(月) 15:00
★14:01  ホンダ-底堅い フィリピンで余剰電力活用システムの実証実験を開始
 ホンダ<7267.T>が底堅い。同社は25日、着脱可能な可搬式バッテリー「Honda Mobile Power Pack」を利用した充電ステーションユニット「Honda Mobile Power Pack Exchanger」を余剰電力活用システムとして、フィリピンのロンブロン島に設置し、駒井ハルテック<5915.T>と共同で、CO2削減に向けた実証実験を今秋中に開始すると発表した。
 フィリピンを構成する小さな島々の一つであるロンブロン島は、ディーゼル発電が主なエネルギー供給源であり、高コスト、高CO2排出のエネルギーに依存している。また、昼夜で変動する電力需要に対し、安定的な電力供給が求められている。これらの課題の解決に向け、実証実験では、駒井ハルテックが風力発電機を設置し、クリーンエネルギーを創出する。その余剰電力をホンダが設置するエクスチェンジャーを通じてモバイルパワーパックに蓄電することで、効率電力を活用する。

★14:02  旭硝子-3日続伸 子会社CMC Biologics社のバイオ医薬品生産能力を増強
 旭硝子<5201.T>が3日続伸。同社は25日に、子会社でバイオ医薬品開発製造受託会社であるCMC Biologics社の生産能力増強を決定したと発表した。
 CMC Biologics社コペンハーゲンの製造拠点にシングルユース仕様の2000リットル動物細胞培養槽を5基増設する。既存の2000リットル槽と同じ製造ラインに設置することで、2000リットルから最大12000リットルと幅広い培養規模に対応できるようになり、抗体医薬品をはじめとするバイオ医薬品受託案件の多様な需要に応えていくとしている。なお、稼働は2018年3Qを予定。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★14:14  スズケン-小幅高 試験研究設備開発のヤマト科学と資本業務提携
 スズケン<9987.T>が小幅高。同社は25日、理科学機器や試験研究設備などを開発・製造するヤマト科学(東京都中央区)と資本業務提携すると発表した。
 両社グループの経営資源の活用で、「キュービックス」を中心とした製薬企業や医療機関へのスペシャリティー医薬品流通ソリューションの機能拡充および展開体制の強化などで提携するとしている。スズケンはヤマト科学の株式30万株(発行済み株式に対する割合2.7%)を取得する。

★14:19  学研HD-後場上げ幅拡大 パナソニックなどとIoT連携による介護サービス向上プロジェクト開始
 学研ホールディングス<9470.T>が後場上げ幅拡大。25日14時に、同社傘下の学研ココファン(東京都品川区)とパナソニック<6752.T>、カナミックネットワーク<3939.T>の3社は、学研ココファンのサービス付き高齢者向け住宅「ココファン藤沢SST」において、パナソニックの「エアコンみまもりサービス」とカナミックネットワークの「カナミッククラウドサービス情報共有プラットフォーム」を連携させることで、サービス向上とスタッフの負担軽減を図る実証プロジェクトを開始すると発表した。
 このプロジェクトでは、学研ココファンが運営する「ココファン藤沢SST」の全居室に設置する「エアコンみまもりサービス」の高感度センサーから得られる入居者の住空間情報・生活情報を、「カナミッククラウドサービス」の情報共有プラットフォームに同期させるという。これにより、介護職員、住宅職員が入居者の安否状況、睡眠状況、部屋の温度・湿度などを簡便に把握できるようになるとしている。

★14:26  豊田合成-3日ぶり反発 佐賀工場でエンブレム・エアバッグ用ガス発生装置を生産
 豊田合成<7282.T>が3日ぶり反発。同社は22日、佐賀工場で、自動車の安全性向上に寄与する「ミリ波レーダ対応エンブレム」「エアバッグ用ガス発生装置」の生産を開始すると発表した。
 2018年5月に生産を始め、2020年度までに生産ラインを順次稼働させる。ミリ波レーダ対応エンブレムは、安全運転支援システムに用いられるミリ波レーダの電波を遮らない特殊なエンブレムであり、自動運転技術の拡大に伴い搭載が伸びている。またエアバッグ用ガス発生装置は、世界各地域での安全規制の強化に伴うエアバッグの生産拡大により必要数が増えているという。

★14:34  博報堂DY-反発 テレビCM効果を最大化する新ソリューション「Atma」を開発
 博報堂DYホールディングス<2433.T>が反発。同社傘下の博報堂DYメディアパートナーズ(東京都港区)は25日に、100万台規模のテレビ実視聴ログデータとウェブ閲覧などのオンラインアクチュアルデータを連携し、テレビCM効果を最大化する新ソリューション「Atma(アトマ)」を開発し「生活者データ・マネジメントプラットフォーム(以下、生活者DMP)」の大幅アップデートを実施したと発表した。
  「Atma(アトマ)」では、博報堂DYグループが独自に開発している生活者DMPに、テレビ実視聴データの利用が許諾されているテレビから収集した100万ID規模の実視聴ログデータを新たに加え、これまでに生活者DMPに連携されている大規模なウェブ閲覧データや検索データ、購買データなどと統合することで、精ちな分析と配信を可能にしたとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。


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