前場コメント No.1 NOK、ファストリ、神戸製鋼所、JSP、コスモス薬品など

2017/10/13(金) 11:30
★9:00  NOK-買い気配 自動車電装化の加速で魅力度アップ 新規「買い」
 NOK<7240.T>が買い気配。ゴールドマン・サックス証券では、自動車電装化の加速で魅力度アップと判断。投資判断「買い」、目標株価3100円として、新規カバレッジを開始した。
 自動車電装化に伴い、回路基板の台当たり搭載量は過去数年で倍増している。電装化が加速する中、同社FPC事業の中心はスマホ→車載へとシフトする見込み。同事業のけん引で営業利益は前17.3期:398億円→22.3期:748億円へと拡大を想定。スマホFPCにおける生産性改善も短期的に寄与する見込み。株式市場が同社株を魅力的なオートテック銘柄と評価する過程で、自動車セクター平均並みにとどまるバリュエーションの上昇が期待される。自動車部品のトップピックとして推奨。

★9:00  ファーストリテイリング-買い気配 今期営業益13%増見込む 前期は39%増益着地
 ファーストリテイリング<9983.T>が買い気配。同社は12日に、18.8期通期の連結営業利益予想を2000億円(前期比13.4%増)と発表した。なお、市場コンセンサスは1996億円となっている。
 併せて発表した、17.8期通期の連結営業利益は1764億円(前期比38.6%増)だった。国内ユニクロ事業が人件費や物流改革に伴う一時的な物流費の増加などにより減益となったものの、海外ユニクロ事業が各エリアで値引きを抑えた商売に転換したことで、売上総利益率が大幅に改善し、経費削減の効果などもあり大幅な増益となったことが寄与した。

★9:00  神戸鋼-売り気配 鉄鋼製品でも品質データ改ざん 「不正ない」発言直後
 神戸製鋼所<5406.T>が売り気配。13日付の日経新聞朝刊で、同社が「線材」と呼ばれる鉄鋼製品でも品質データを書き換えて出荷していたことが明らかになったと報じられた。
 これまで同社は不正の対象はアルミ・銅製部材としており、川崎博也会長兼社長も12日、鉄鋼事業での不正は「現時点ではない」と発言したばかり。稼ぎ頭の鉄鋼製品での不正発覚により、さらなる信用低下につながりそうだとしている。

★9:00  JSP-売り気配 シートコア材の軽量化は織り込まれた 「中立」へ引き下げ
 JSP<7942.T>が売り気配。ゴールドマン・サックス証券では、シートコア材の軽量化は織り込まれたとみて、投資判断を「買い」→「中立」と引き下げた。目標株価は3800円を継続。
 シートコア材の軽量化に資する同社EPP事業の中期的な成長ポテンシャルは、株価にいったん織り込まれたと判断。ほぼ目標株価に到達し、上値余地もカバレッジ内で限定的となったたことから、投資判断を変更。
 パワートレインの電動化や自動運転技術の進展に伴って、自動車業界を取り巻く環境は大きく変化している。しかし、いかなる環境においても燃費(あるいは電費)の向上に求められる車体の軽量化ニーズは加速的に高まる可能性が高いと注目。

★9:00  コスモス薬品-売り気配 1Qは8%営業減益 人員増強で人件費率上昇
 コスモス薬品<3349.T>が売り気配。同社は12日、18.5期1Q(6-8月)の連結営業利益が62.6億円(前年同期比8.0%減)だったと発表した。積極的な人員増強策を実施したことで人件費比率が上昇した。

★9:01  DDHD-買い気配 上期営業益を上方修正 継続的なコストダウンや費用の効率化で
 DDホ-ルディングス<3073.T>が買い気配。同社は12日に、18.2期上期(3-8月)の連結営業利益予想を従来の10.0億円から16.1億円(前年同期比2.8倍)に引き上げると発表した。
 売上高が1Q同様に堅調に推移したことや、継続的なコストダウンおよび費用の効率化を図ったことにより、前回予想を上回る見込みとなった。
 なお、通期の業績予想については、3Q以降の個人消費および最大繁忙期である12月の年末商戦の動向、酒税法の改正に伴う仕入価格への影響などが現時点では流動的であるとして、従来予想を据え置いた。


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