前場コメント No.12 日産自動車、スズキ、イワキ、エディア、TONEなど

2017/10/13(金) 11:30
★10:44  エーザイ-UBSが目標株価引き下げ 「BAN2401」待ち
 エーザイ<4523.T>が3日ぶり反落。UBS証券では、「BAN2401」待ちとし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は6400円→6000円と引き下げた。
 Q2営業利益は147億円(前年比+10%)を予想。制吐剤アロキシ後発品の早期上市の可能性があり、上市された場合はガイダンス下振れ要因になり得る。UBSでは今18.3期営業利益(OP)の若干未達を予想するとしたが、エーザイは過去に資産売却などで不足分を補った実績があると指摘。
 アルツハイマー型認知症治療剤「BAN2401」のフェーズ2試験主要評価項目解析が12月末頃に得られる見込みで、結果しだいでは株価は大きく上下に変動する要因になると注目。これまで16回実施された中間解析では95%信頼区間に基づく解析であったが、主要評価項目解析では80%信頼区間になるため、成功するハードルが下がるとした。

★10:49  日産自動車-ジェフリーズが目標株価引き下げ 無資格検査の影響はいまだ不透明
 日産自動車<7201.T>が反落。ジェフリーズ証券では、投資判断「HOLD」を継続、目標株価は1180円→1100円と引き下げた。
 無資格検査に伴う116万台のリコールが10月6日に届けられた。推定費用250億円が特別損失に7~9月期に計上される公算。無資格検査に関わる社内調査結果は10月中にも報告され、不正実態と国土交通省の処罰などの問題の広がりは、いまだ不透明。社内調査結果を待つため、10月16日に予定されていた中期経営計画発表は11月8日へ延期が発表されていると指摘。

★10:53  スズキ-ジェフリーズが目標株価引き上げ 「まだ大きな尻尾が残る」
 スズキ<7269.T>が続伸。ジェフリーズ証券では、「まだ大きな尻尾が残る」と判断。投資判断「BUY」を継続、目標株価を6100円→6800円と引き上げた。
 (1)収益の飛躍、(2)インド成長、(3)トヨタ提携といった3つの強力なカタリストのうち、すでに前半2つは株価を大きく引き上げてきた。残るトヨタ提携の具体化は、2017年中には何らかの具体策が公表される可能性が高い。トヨタとの提携の具体化は重要な株価ドライバーとなる。足元の予想以上の収益性と相まって、今後も強い株価パフォーマンスが期待できるとした。

★10:54  イワキ-急落 3Q累計営業益86%増も利益確定売りが優勢
 イワキ<8095.T>が急落。同社は12日に、17.11期の3Q累計(12-8月)の連結営業利益は11.9億円(前年同期比85.5%増)だったと発表した。
 医薬・FC事業が、医薬品原料分野において新規開発降圧剤関連原料などの売り上げが増加したことなどにより、増益となった。また、化学品事業が電子分野が堅調だったことなどにより黒字化したことも寄与した。なお、通期の会社計画15.0億円に対する進ちょくは79.0%となっている。しかし、株価は前日に年初来高値を更新していたこともあり、利益確定売りが優勢となっている。

★10:55  エディア-大幅続落 上期営業赤字に転落 新規タイトルへの開発費用や人材費用が先行
 エディア<3935.T>が大幅続落。同社は12日、18.3期上期(4-9月)の営業損益が1.6億円の赤字(前年同期は0.2億円の黒字)だったと発表した。
 下期にリリースされる新規タイトルへの開発費用や人材費用などが先行したことで、損益が悪化した。

★11:06  TONE-急落 1Q営業益36%減 海外セグメントの赤字で
 TONE<5967.T>が急落。同社は12日に、18.5期1Q(6-8月)の営業利益は4600万円(前年同期比36.0%減)だったと発表した。
 海外セグメントにおいて、北米市場における売り上げの鈍化が依然として解消されない中、中国、東アジア市場における売り上げも未だ回復の兆しが見られず、輸出合計が前年同期を下回った。これにより、同セグメントが赤字となったことが響いた。上期の会社計画5億6000万円に対する進ちょくは8.2%となっている。


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