後場コメント No.3 富士通、CSP、NEC、フマキラー、エスフーズなど

2017/10/13(金) 15:00
★13:21  富士通-CSが目標株価引き上げ 営業利益率5%超へ追加の事業モデル変革が必要
 富士通<6702.T>が6日続伸。クレディ・スイス証券では、営業利益率5%超へ追加の事業モデル変革が必要として、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は540円→900円と引き上げた。
 今18.3期~来19.3期業績予想を上方修正。一連の構造改革で営業利益2000億円超、営業利益率5%超への収益基盤を確立したとみられる。海外サービス事業の収益拡大には、北米/アジアでの収益性が課題であり、欧州の事業転換の刈り取りにも時間を要する見通し。ビジネスモデル(BM)変革費用の予算残高538億円で利益成長に結びつく施策がとられるかは不透明であり、営業利益率5%以上の収益性を見通しづらいとした。

★13:23  CSP-急落 上期は21%営業減益 勤務環境の見直しなどによる労務費の増加で
 CSP(セントラル警備保障)<9740.T>が急落。同社は12日に、18.2期上期(3-8月)の連結営業利益は9.4億円(前年同期比21.3%減)だったと発表した。勤務環境の見直しなどにより労務費が増加したことが響いた。なお、通期の会社計画13.2億円に対する進ちょくは71.5%となっている。

★13:24  進和-4日ぶり反落 今期5%営業増益見込む 材料出尽くしで売り
 進和<7607.T>が4日ぶり反落。同社は12日、18.8期通期の連結営業利益予想を38.5億円(前期比5.3%増)とすると発表した。
 17.8期通期の営業利益は36.5億円(前の期比20.2%増)だった。日系自動車メーカーとその部品メーカー向けの売り上げが増加した。株価は、決算期待で前日までに上昇しており、材料出尽くしで下落している。

★13:25  NEC-CSが目標株価引き上げ 新中期経営計画も期待しづらい
 NEC<6701.T>が3日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、新中期経営計画も期待しづらいとして、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は2650円→2970円と引き上げた。
 CSが国内外投資家と議論する中で同社への期待は非常に低く、株価のダウンサイドは限定的と想定。一方で、18年1月に発表予定の中期経営計画に向けて、2年前の富士通(6702)と同じような株価パフォーマンスへの期待から同社に対する問い合わせも増えており、一時的な株価上昇もあり得るとの見方を示した。しかし、同社が発表予定の中期計画は、富士通の固定費削減の構造改革をメインとした計画と根本的に異なる成長路線が示されるとみられ、株価上昇モメンタムは維持しづらい。SG&A比率の高い同社には、適正なコスト構造へ向けた対応が望まれるとした。

★13:41  フマキラー-底堅い 園芸用品事業で20%の売り上げ増を狙うと報道
 フマキラー<4998.T>が底堅い。10月13日付け化学工業日報で、同社が園芸用品事業で2018年度、20%の売り上げ増を狙うと伝えられている。非農耕地用の除草、虫よけ、殺虫の3種類の効果を持つ農薬として、日本で初めて浸透移行性を持つ新製品を投入するほか、効果をアップした殺虫殺菌剤など13商品を来年1月19日から発売するとされる。

★13:47  データアプリケーション-プラス浮上 「ACMS Apex」を中心に販売を強化
 データ・アプリケーション<3848.T>がプラス浮上。同社は10月13日前場引け後に、エンタープライズ・データ連携基盤「ACMS Apex」を中心に販売を強化すると発表した。
 NTT東日本(東日本電信電話)、NTT西日本(西日本電信電話)から「固定電話網のIP網移行後のサービスおよび移行スケジュールについて」の発表と、総務省からの「固定電話網の円滑な移行の在り方について」の二次答申を受け、JCA手順や全銀協標準通信プロトコルを用いた従来型EDIからインターネットEDIへの移行を促進、そのソリューションとしてACMS シリーズの最上位モデルであるエンタープライズ・データ連携基盤「ACMS Apex」を核に、ACMSシリーズの販売を強化するとした。

★13:47  エスフーズ-大幅に6日ぶり反落 上期営業益16%増も利益確定売りが優勢
 エスフーズ<2292.T>が大幅に6日ぶり反落。同社は12日に、18.2期上期(3-8月)の連結営業利益は54.6億円(前年同期比15.8%増)だったと発表した。
 食肉などの製造・卸売事業において、従来から続けている食肉生産部門の基盤強化、食肉加工部門と卸売部門の連携緊密化を着実に進めた。また、食肉などの小売事業において、イベント型の提案販売や、レイアウト再構築などの既存店活性化を継続実施したことなども奏功した。通期の会社計画115.0億円に対する進ちょくは47.4%となっている。なお、株価は前日に年初来高値を更新していたこともあり、利益確定売りが優勢となっている。


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