前場コメント No.12 日東電工、能美防災、カプコン、DeNA、ネクスGなど

2017/11/17(金) 11:30
★10:03  日東電工-みずほが目標株価引き上げ オプトロニクスの競争力や収益性を高く評価
 日東電工<6988.T>が続伸。みずほ証券では、オプトロニクスの競争力や収益性を高く評価も、株価は割安感に乏しい水準との見方を維持し、投資判断「アンダーパフォーム」を継続した。目標株価は8800円→9100円と引き上げた。
 営業利益予想を上方修正も、ライフサイエンスの営業利益予想は下方修正。広義の粘接着およびテープ領域における同社の競争優位性を高く評価。塗布型偏光板やRoll-to-Panelなどの新製品・新工程を継続的に創出してきた点も高く評価。臓器線維症治療薬を含む核酸医薬関連事業の将来性にも注目。ただし、現在の株価水準はライフサイエンスの将来性などを、織り込んだ水準と判断するとした。

★10:03  能美防災-東海東京が目標株価引き上げ 火災報知設備が好調
 能美防災<6744.T>が続伸。東海東京調査センターでは、火災報知設備が好調で業績予想を増額修正。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を1860円→2600円と引き上げた。
 今18.3期2Q累計(4~9月)業績は売上高418億円(前年比4.7%増)、営業利益が31億円(銅13.0%減)。期初計画(売上高410億円、営業利益20億円)から利益面で大幅に上振れており、好印象。火災報知設備においてリニューアル案件が好調に推移したことや、消火設備で前年の反動減が想定を下回ったことが要因と推察。同社は今18.3期会社計画(売上高1010億円、営業利益103億円)を据え置いているが、保守的な印象とした。

★10:08  カプコン-SMBC日興が目標株価引き上げ スマホゲームのアライアンス効果を織り込む
 カプコン<9697.T>が続伸。SMBC日興証券では、スマホゲームのアライアンス効果を織り込むとコメント。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は2900円→3350円と引き上げた。
 来19.3期業績予想を上方修正。2017年に入り、有力なキャラクター・IPを保有する同社が、スマホゲームの開発、運営における他社との協業や他社のスマホゲームへのライセンス許諾を行う方針を示したことで、株式市場の同社への関心は高まった印象。今後の情報開示が株価カタリストになる。
 外部リソース活用を打ち出したことで、同社のモバイルビジネスも飛躍する可能性が高まったとみられ、協業およびライセンス許諾タイトルの動向に注目するとした。

★10:10  DeNA-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 業績予想を上方修正
 ディー・エヌ・エー<2432.T>が続伸。三菱UFJモルガン・シタンレー証券では、業績予想を上方修正。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は2400円→2500円と引き上げた。
 中立判断の理由は以下の通り。(1)7~9月期はゲーム事業の売上収益が予想を上回ったが、全体の売上収益、営業利益はサプライズなし。ゲーム事業は営業利益が61.2億円で、前四半期比、前年同期比ともにマイナス。(2)ノンIPの自社開発ゲームである「逆転オセロニア」が、初めての月商10億円超に成長したが、「逆転オセロニア」だけでは全体の利益成長のけん引役としては力不足と考える。(3)7~9月期決算と同時に発表された10~12月期会社予想(売上収益332.9 億円、営業利益31.4 億円)もサプライズなし。
 会社予想には、任天堂との協業タイトルである「どうぶつの森ポケットキャンプ」の業績貢献は含まれていないが、三菱UFJMS予想でも同タイトルの業績への貢献は勘案していないとした。

★10:11  ネクスG-続伸 持分変動利益が発生 18.11期1Qに特別利益1億9200万円計上へ
 ネクスグループ<6634.T>が続伸。同社は16日に、持分法適用関連会社であるカイカ<2315.T>のひふみ投信マザーファンドを引受先とする第三者割当増資が完了したことから、18.11期1Qにおいて持分変動利益として1億9200万円の特別利益を計上すると発表した。なお、17.11期の通期連結業績予想には影響はないとしている。


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