前場コメント No.4 三菱商、パーク24、かんぽ、NIC、T&DHDなど

2017/12/15(金) 11:30
★9:08  三菱商事-UBSが新規に「Buy」 試行錯誤しながらも構造変化を着実に推進
 三菱商事<8058.T>が3日続落。UBS証券では、試行錯誤しながらも構造変化を着実に推進とコメント。新規にレーティングを「Buy」、目標株価を3750円で設定した。

 株価パフォーマンスは、構造変化の進展とその期待の停滞をおおむねよく反映しているといい、三菱商事は資本配分の最適化(第二幕)を豊田通商に次いで達成したとコメント。これまで商社では未踏のその後の持続的な最適化 (第三幕)は三菱商事が商社で初めて実現するとみている。要求リスクプレミアム低減余地は大きく、株価はグローバル企業と同等に再評価され得ると言及している。

★9:08  パーク24-小高い 今期営業益10%増見込む 前期は4%減益着地
 パーク24<4666.T>が小高い。同社は14日に、18.10期通期の連結営業利益予想を225億円(前期比9.7%増)と発表した。なお、市場コンセンサスは230億円となっている。

 国内の駐車場事業において、引き続き営業拠点の拡大によるエリア密着型のきめ細やかな営業活動を行うほか、収益貢献を意識した駐車場開発を推進する。また、モビリティ事業において、引き続き規模を拡大するとともに、法人顧客の拡大を推進することでの収益力の強化、サービスレベルの向上を図るとしている。

 併せて発表した、17.10期通期の連結営業利益は205億円(前の期比4.4%減)だった。海外駐車場事業会社取得のための費用の増加が響いた。

★9:09  かんぽ生命-大和が目標株価引き上げ 市場環境の追い風もあり高い利益進ちょく
 かんぽ生命保険<7181.T>が続落。大和証券では、市場環境の追い風もあり、高い利益進ちょくを実現していると判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を2800円→3300円と引き上げた。

 力強い業績モメンタムを評価。2Q累計の純利益は前年同期比21%増の513億円となり、会社計画に対して60%と高い進ちょくを示している。良好な市場環境を追い風に順ザヤが増加し、新契約手数料の減少もプラスに寄与。キャピタル損益の変動は価格変動準備金で吸収するため、損益の変動が小さくなる仕組みとなっており、17年度の会社計画を上振れる蓋然性は高いと考えるとした。

★9:11  NIC-大幅続伸 18.3期の期末配当金を20円に増配
 エヌアイシ・オートテック<5742.T>が大幅続伸。同社は14日に、18.3期の期末配当予想を19円→20円(前期は30円)に修正すると発表した。なお、年間配当は35円→36円(前期は30円)となる。

★9:19  初値決定-ハナツアーJは10%高の2200円
 東京証券取引所のマザーズ市場に新規上場したHANATOURJAPAN<6561.T>の初値は、公開価格2000円を10.0%上回る2200円で付いた。初値出来高は68万0600株で、売買代金は約15億円。公開株式数(293万2500株)に対する売却率は23.2%だった。

★9:21  T&DHD-大和が目標株価引き上げ 3Qに向けて自社株取得の発表を期待
 T&Dホールディングス<8795.T>が続落。大和証券では、3Qに向けて自社株取得の発表を期待。来期の価格戦略に注目するとし、投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を1800円→2200円と引き上げた。

 修正P/EV倍率は0.46倍にとどまり、現状の市場環境を踏まえてもバリュエーションは割安な水準にある。金利や株式市場との感応度は高く、市場環境の改善が進めば恩恵は大きい。仮に超長期金利が上昇すれば債券デュレーションの長期化を進めやすくなり、入れ替えに伴う債券売却益の計上も予想される。
 また、株主還元に対する積極的な姿勢を評価。2Q決算時に自社株取得の発表は見送られたが、市場環境や業績進ちょく、資本水準などを踏まえると、3Q決算時の追加的な自社株取得の蓋然性は大きいとした。



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