後場コメント No.2 東京海上、第一生命、ヤマハ発動機、スズキ、三菱電機など

2018/01/22(月) 15:00
★12:34  東京海上-SMBC日興が新規「2」 ファンダメンタルズの優位性は織り込み済み
 東京海上ホールディングス<8766.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、ファンダメンタルズの優位性は株価に織り込み済みと判断。投資評価「2(中立)」、目標株価5700円として、新規カバレッジを開始した。
 金融サービスセクター内で相対的に上値余地が限定的であり、注目する以下のファンダメンタルズ3点の優位性が直近3カ月間のアウトパフォームで、おおむね株価に織り込み済みと判断。
 (1)グループ一体のERM経営により事業ポートフォリオ分散や巨大自然災害リスクへの耐性が国内同業他社比で高く、大口自然災害のロスに対して比較的収益性が安定している点。(2)TMHCC連結化による利益貢献やデルファイのノウハウを活用した資産運用など、海外子会社を通じた収益性向上を目指した取り組みが国内同業他社比で進んでいる点。(3)同社ESRが「適正資本水準100~130%」を超えて141%に達する中、余剰資本調整による株主還元拡大が期待される点。

★12:39  第一生命-SMBC日興が新規「2」 EV感応度より利益率改善・還元強化が重要
 第一生命ホールディングス<8750.T>が続伸。SMBC日興証券では、EV感応度より利益率改善・還元強化が重要とコメント。投資評価「2(中立)」、目標株価2500円として、新規カバレッジを開始した。
 金融サービスセクター内で、相対的に上値余地は限定的と想定。2016年10月の持ち株会社体制移行を機に、キャッシュフローマネジメント強化により海外事業成長が促進され、株主還元原資であるグループ修正利益への貢献期待が高まると想定、同社目標株価算出に当たり30%プレミアムを付与。しかし、国内生保事業寄与度が依然高く、海外事業は一定の底上げにつながるが、同社株価には国内生保業績が大きく反映されるとみるべきと指摘。
 国内生保は保障性商品強化で収益向上を目指すが、EV対比の利益率改善が限定的にとどまり、総還元成長率も他社比でやや見劣りする見込みで、現状プレミアムから大幅な拡大は想定し難い。また、海外事業が好調でも、国内生保事業の業績が悪化する場合はプレミアムの解消リスクとなり得る点には注意が必要とした。

★12:43  ヤマハ発動機-BofAMLが目標株価引き上げ 保守的な計画公表を織り込み済みか
 ヤマハ発動機<7272.T>が小安い。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BofAML)では、市場は保守的な会社計画公表を織り込み済みかとコメント。投資判断「買い」を継続、目標株価を3800円→4400円と引き上げた。
 二輪販売前提の主な変更点は、17年3Qまでは好調を維持していたベトナム販売の変調。競争激化の影響により4Qに入って販売は低迷しているもようで、18年以降の前提を引き下げ。一方、来18.12期以降の市場回復に期待が掛かるのはインドネシア。BofAMLでは、18年のインドネシア全需は前年比+5%との前提を置くとした。
 為替前提変更の影響もあり、業績は若干の増額修正。また、インドネシアで市場で回復が見られれば、これまでの販売減が厳しかったこともあり、限界利益への影響は大きい点も考慮。ベトナムのモメンタム悪化はマイナス要因ながら、現時点では、これらのポジティブ要因で十分相殺可能と判断。各事業での在庫調整終了もプラスとした。

★12:48  スズキ-BofAMLが目標株価引き上げ 「非インド」事業の収益改善にも注目
 スズキ<7269.T>が5日ぶり反落。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BofAML)では、「非インド」事業の収益改善にも注目。投資判断「買い」を継続、目標株価を6900円→7700円と引き上げた。
 販売見通しは、主力のインドはおおむね不変だが日本や欧州、ASEAN販売を上方修正。日本では、登録車/軽自動車ともに販売堅調で、今18.3期:68万台(会社計画:64.5万台)→71.5万台と想定。また、タイ/インドネシアは全需の回復が追い風。主力のインドでの販売前提は今18.3期:161万台(会社計画:158万台)→来19.3期:178万台。
 為替前提の変更に加え、日本や欧州の販売見通しを若干上方修正したことから、特に来19.3期の業績予想を大幅に増額修正。日本では、ミックス改善効果も期待できる新型Xbeeの販売動向に注目。一方、ASEANでの販売増は、これまで低採算に悩んできた同事業の収益回復へ与える影響が大きいと想定。

★12:51  三菱電機-下げ幅拡大 体育館や工場用の照明に落下のおそれ 無料点検・修理
 三菱電機<6503.T>が下げ幅拡大。NHKニュースで1月22日、学校の体育館や工場などで使われている天井からつるすタイプの照明器具で、接続用の部品が外れて落下するおそれがあるとして、18万4000台余りを対象に無料での点検や修理を行うと伝えられている。
 対象となるのは、昭和53年から平成27年までに製造された「HID高天井用照明器具」と呼ばれる製品。この中には、水銀ランプやナトリウムランプなども含まれているとした。


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