アース製薬とフマキラー-堅調 中部大が脱皮阻害でゴキブリを駆除する技術開発で思惑
アース製薬<4985.T>、フマキラー<4998.T>と「殺虫剤」を取り扱う2社の株価が堅調。中部大学の長谷川浩一准教授らが、遺伝子に影響を与えて脱皮を阻害し、ゴキブリを駆除する技術を開発したと報じられており、思惑的な買いも入っているもよう。
1月23日付けのフジサンケイ・ビジネスアイによると、イヌやネコなどのペットに悪影響を及ぼすことなく、ゴキブリのみを撃退できる新薬として商品化を目指すとされる。
ゴキブリは約1カ月ごとに脱皮を繰り返して成長する。同研究では、この脱皮に関係する遺伝子に着目。「RNA干渉」と呼ばれる手法を使い、この遺伝子の動きを阻害する物質「相補的RNA」をゴキブリの体内に入れると、脱皮ができずに死んでしまうことが分かったとしている。
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