前場コメント No.11 東洋ゴム、テクノプロ、LINE、日立建機、生化学工業など

2018/02/19(月) 11:31
★9:58  東洋ゴム-SMBC日興が目標株価引き下げ 業績予想下方修正も割安感は依然残る
 東洋ゴム<5105.T>が反落。SMBC日興証券では、業績予想下方修正も、株価の割安感は依然残るとして、投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続した。目標株価は2800円→2400円と引き下げた。
 前17.12期利益実績の会社計画未達などから、短期的には弱含みの株価推移が見込まれる。しかし.悪材料織り込み後、1Q、2Qと業績改善の傾向が見られれば、株価にも好影響が期待できる。増配など株主還元の具体策公表も、業績改善が確認できる2Q以降と予想されるとした。株主還元の重要性は清水社長も十分把握しており、増配などに期待するとした。

★10:04  テクノプロ-SMBC日興が目標株価引き上げ 上方修正後の会社計画も保守的とみる
 テクノプロ・ホールディングス<6028.T>が4日続伸。SMBC日興証券では、上方修正後の会社計画も保守的とみるとコメント。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は5400円→6000円と引き上げた。
 今18.6期上期決算と同時に通期計画の上方修正も発表されたが、計画達成に向けての懸念は少なく、上方修正後の計画も保守的と判断。中期的(17.6期実績→20.6期予想)には営業利益で年率14%、EPSでは年率7%程度の安定的な成長が続くとみているとし、利益成長に伴った株価展開を予想。
 (1)コア(技術者派遣)事業の安定成長、(2)高付加価値化の推進、(3)グローバル化の進展といった中期経営計画での戦略の進展に引き続き注目。

★10:06  LINE-三菱UFJMSが目標株価引き上げ LINE Payの収益期待を勘案しても割高
 LINE<3938.T>が3日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、LINE Payの収益期待を勘案しても割高とみて、投資判断「Underweight」を継続した。目標株価は2500円→2600円と引き上げた。
 LINE Payなどの先行投資による営業費用の増加で、今18.12期以降も営業利益の伸び悩みが続くという見方を変えず「Underweight」を継続。同社が注力するLINE Payのような決済サービスは安定したビジネスモデルであるが、決済高に対し、決済代行事業者であるLINEの売上収益は少ない。従って、認知向上のための広告宣伝費などを勘案すると、LINE Payの営業黒字の達成には時間がかかると想定。

★10:07  日立建機-みずほが目標株価引き上げ 市場急回復を追い風に大幅業績改善が続こう
 日立建機<6305.T>が4日続伸。みずほ証券では、市場急回復を追い風に、大幅業績改善が続こうとコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は3500円→4150円と引き上げた。
 主なポイントは以下の3点。(1)中国や北米における建機需要が想定以上に好調に推移していること、(2)鉱山機械事業では、不採算であった中小型機械式ダンプの生産停止による採算改善が想定以上に発現していること、(3)結果として、目先業績は半年前の想定を大きく上回る水準へ切り上がっていることなど。
 3Q決算時に会社計画は上方修正されたが、3Qの利益上振れを反映したに過ぎず、超過確度は非常に高い。一方、株価はそうした需要回復およびそれに伴う業績改善をすでに織り込んでいる印象とした。

★10:11  生化学工業-3日続伸 SI-6603の米国における第3相臨床試験(追加試験)開始
 生化学工業<4548.T>が3日続伸。同社は19日10時に、腰椎椎間板ヘルニアを適応症とするSI-6603について、米国における第3相臨床試験(追加試験)を開始すると発表した。
 米国における第3相臨床試験として実施した無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験にて、本剤の薬理効果が認められた一方、主要評価項目である投与後13週での下肢痛軽減においてコントロール群と比較して統計学的に有意な改善効果が認められなかった。
 これを受け、同社は第3相臨床試験の再実施に向けて、米国食品医薬品局(FDA)などとと協議・検討を進めてきた。今回の追加試験では、前回試験の結果から得られた知見を反映させ、成功確度を高めるとしている。


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