前場コメント No.6 キーウェア、久光製薬、ヤマハ発動機、三井化学、ホープなど

2018/03/23(金) 11:30
★9:14  キーウェアソリューションズ-反落 通期営業益の上方修正と増配を発表 受注好調
 キーウェアソリューションズ<3799.T>が反落。同社は22日に、18.3期通期の連結営業利益予想を従来の2.5億円から3.5億円(前期比3.9倍)へと引き上げると発表した。受注が好調に推移したことから、売上高が当初予想を上回る見込みとなったことが寄与する。
 併せて、18.3期の期末配当予想を7円→8円(前期は5円)に修正することも発表した。年間配当も同額となる。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★9:16  クラウドワークス-続伸 20.9期の営業黒字10億円目指すと報道 副業解禁が追い風
 クラウドワークス<3900.T>が続伸。23日付けの日本経済新聞朝刊で、同社の20.9期に連結営業損益の黒字額を10億円程度にする方針と報じられた。
 政府主導の「働き方改革」で副業の解禁が進むなか、ネットを通じて企業が個人に仕事を発注するクラウドソーシング事業が伸びる。企業から受け取る仲介手数料が収益を押し上げるとしている。

★9:16  久光製薬-大幅反落 前期5%営業減益と報道 医療用医薬品が苦戦
 久光製薬<4530.T>が大幅反落。23日付の日本経済新聞朝刊で、同社の18.2期の連結営業利益は250億円程度と前の期比で5%減少したもようだと報じられた。
 後発薬の台頭で主力の消炎鎮痛剤「モーラステープ」など医療用医薬品が苦戦。研究開発費も想定より膨らんだ。一方、インバウンド(訪日外国人)需要を追い風に一般用医薬品「サロンパス」は大幅に伸びたため、従来予想(8%減の241億円)よりも減益幅は縮小するとしている。

★9:19  ヤマハ発動機-TIWが目標株価引き下げ 一段の収益力向上見通しに変化はなし
 ヤマハ発動機<7272.T>が3日ぶり反落。投資情報会社のTIWでは、一段の収益力向上見通しに変化はなしとコメント。投資評価「1(Buy)」を継続も、目標株価を4700円→4500円と引き下げた。
 2月13日公表の今18.12期営業利益計画は、前17.12期比で横ばいとされた。円高が進み、市場全体が悪化したことから軟調な株価推移は続いているが、「押し目はしっかり拾っておきたい」とコメント。
 TIWでは、今18.12期営業利益予想を60億円下方修正。主に為替前提を1ドル108円(従来110円)、1ユーロ132円(同135円)の修正による。計画上振れ予想を維持するとした。

★9:22  三井化学-続落 米国の3Dプリンター会社であるB9Creationsに出資
 三井化学<4183.T>が続落。同社は3月22日の大引け後に、歯科材料事業強化のため、米国の3Dプリンター会社であるB9Creations,LLC(米国サウスダコタ州)の株式30.74%を取得すると発表した。
 Kulzer社は2016年、主にジュエリー用の3Dプリンターを主要製品としていたB9C社と、歯科用3Dプリンターを共同開発し、2017年7月より販売を開始している。今般、B9C社への出資によって関係強化を図るとともに、B9C社の3Dプリンター技術ならびにこれまで三井化学が培ってきた高分子・合成技術・知見を活かした、インクをはじめとした材料開発加速により、新製品の開発促進や歯科材料の販売拡大につなげるとした。

★9:23  ホープ-急騰 小売事業者登録を完了 電力小売事業へ本格参入
 ホープ<6195.T>が急騰。同社は、22日に小売事業者登録を完了し、電力小売事業へ本格参入すると発表した。
 3月8日付で経済産業省資源エネルギー庁による小売電気事業者への登録が完了したとのこと。サービス名称は「GENEWAT(ジェネワット)」。自治体の財源確保を主たる目的として、新電力事業者への切り替え実施を後押しすることにより、経費削減支援を目指すとしている。


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