前場コメント No.9 ローソン、ソフトバンク、ドリームインキュベータ、SMC、オムロンなど

2018/03/23(金) 11:30
★10:00  ローソン-JPモルガンが目標株価引き下げ カバレッジ内ではやや慎重なスタンス維持
 ローソン<2651.T>が3日ぶり反落。JPモルガン証券では、投資判断「Neutral」を継続、目標株価は7200円→7000円と引き下げた。
 3Qの実績、4Qの販売進ちょくなどを勘案し、業績予想を若干下方修正。JPMの新予想は市場予想をやや下回る水準。また、今19.2期営業利益は微減益となる見込み。配当利回りなどにより、株価の下値余地はある程度サポートされると見られるが、カバレッジ内ではやや慎重なスタンスを維持するとした。

★10:08  ソフトバンクG-JPモルガンが目標株価引き下げ 50億ドル~60億ドルの設備投資が続く
 ソフトバンクグループ<9984.T>が3日続落。JPモルガン証券では来19.3期以降、50億ドル~60億ドル水準の設備投資が2~3年続く見込みとコメント。投資判断「Overweight」を継続も、目標株価は13870円→13500円と引き下げた。
 今後設備投資の中心は、(1)2.5GHz帯増強に加え、800MHz帯と1.9GHz帯とのトライバンド(Tri-Band)化(現状50%程度を100%に)、(2)マクロセルを20%増やす、(3)Massive MIMOアンテナの増強、(4)スモールセルの拡大(高集積化)とする意向。64x64のMassive MIMOアンテナは既存ネットワークシステムの10倍の容量を確保できるほか、既存端末に対応できるなどの利点がある。また、ソフトウェアの調整によってアンテナをLTEと5G向けに半分ずつ割当を変えられる仕様となっており、スムーズな移行が可能であるようだとした。

★10:10  ドリームインキュベータ-続伸 子会社アイペットが東証マザーズに新規上場へ
 ドリームインキュベータ<4310.T>が続伸。同社は22日に、子会社であるアイペット損害保険の東証マザーズへの新規上場が承認されたと発表した。
 同社は、上場時における同社保有株式の売り出しを行わない。また、上場時における募集株式発行により、同社の株式保有割合は現在の64.6%から低下することとなるが、引き続き、50%超の株式保有割合を維持していく予定としている。

★10:16  SMC-野村が目標株価引き下げ 循環と構造がともに良好
 SMC<6273.T>が大幅反落。野村証券では、循環と構造がともに良好とみて、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は55000円→54000円と引き下げた。
 野村では北京にて、SMC中国を訪問。中国の空圧機器などのFA需要は春節後も底堅い状況が続くと見られ、野村のポジティブな見方を維持するとした。来19.3期予想の為替前提を105円/ドルと円高へ見直すが、営業利益の減額修正率は2%にとどまり、前期比9%営業増益が予想される。来19.3期も中国の自動化需要、世界の半導体投資需要などで増収が続く見通し。
 来19.3期予想基準PERは18倍、保険積立金を含むネットキャッシュ(時価総額比21%)を除くと14倍。量産によるコスト競争力が生む営業利益率(19.3期予想33%)、高い利益成長力(19.3期営業利益予想は金融危機前ピークの07.3期の2.4倍)を考慮すると割安感が強いと指摘。

★10:20  オムロン-SMBC日興が目標株価引き下げ 人手不足や設備不足でプラス成長は続こう
 オムロン<6645.T>が大幅反落。SMBC日興証券では、EPS成長率鈍化も、人手不足、設備不足でプラス成長は続くとみて、投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続した。目標株価は7600円→7200円と引き下げた。
 業績予想を修正し、目標株価を引き下げ。(1)為替前提を1ドル=105円、1ユーロ=130円に変更したことが主な要因。世界的な人手不足と設備不足から、FA機器に対する需要は高水準で推移、来19.3期のEPS成長率は約1割、今18.3期の3割成長からは鈍化するものの、プラス成長は継続可能と考えられる。
 株価上昇と今回の目標株価変更でカイ離率は縮小したが、依然10%強のアップサイド余地があり、ロボティックスファンドなどのマネーフローにも支えられ、株価はセクター内で堅調に推移する可能性が高いと判断。


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