後場コメント No.3 住友商事、グリー、ヤマダ電機、ローム、ファンコミなど

2018/04/17(火) 15:00
★13:14  住友商事-底堅い 北米最大個人カーシェアオペレーターに出資
 住友商事<8053.T>が底堅い。同社は17日、北米最大の個人間カーシェアリングオペレーターであるTuro(米国カリフォルニア州)の第三者割当増資を引き受け、出資参画したと発表した。
 Turoは自社開発プラットフォーム上に自動車所有者が自身の自動車を掲載することで、北米を中心とする5500都市・500空港で個人間のカーシェアリングを可能としている。今後の収益の伸びが期待され、株価は底堅い推移を見せている。

★13:20  グリー-4日ぶり反落 投資総額40億円の「VTuberファンド」プロジェクト開始
 グリー<3632.T>が4日ぶり反落。同社は17日に、今後さらなる市場拡大が期待されるバーチャルYouTuber市場向けの第2弾の事業として、国内を中心にバーチャルYouTuberに関連するクリエイターやスタートアップ企業を支援するための総額約40億円の投資プロジェクト「VTuberファンド」を開始すると発表した。
 「VTuberファンド」では、市場拡大に最も重要なイラストレーター、声優などのクリエイターの方々を積極的に支援していくという。またクリエイターへの直接的な支援に加え、独自の収録・配信スタジオをバーチャルYouTuber向け専用スタジオとして提供したり、バーチャルYouTuberが所属するプロダクションなどへの出資をしたり、協業先企業などとのジョイントベンチャー設立などにも取り組むとしている。しかし、マーケットの反応は限定的だ。

★13:24  ヤマダ電機-ドイツ証が目標株価引き下げ 業績予想を下方修正
 ヤマダ電機<9831.T>が3日続落。ドイツ証券では、業績予想を下方修正。レーティング「Hold」を継続、目標株価は670円→570円と引き下げた。
 前18.3期は家電事業で在庫水準の適正化に向けた値引き販売と仕入れ抑制によるリベートの減少の影響が想定以上で利益水準が低下したほか、新規事業の収益貢献も試行錯誤が続いた。ドイツ証では、今19.3期はいったん増益も利益水準は低位にとどまり、稼ぐ力の本格的な回復への道のりは険しいと予想。

★13:30  DMP-6日ぶりに大幅反発 ACCESSとIoT・エッジコンピューティング技術のAI化で協業
 ディジタルメディアプロフェッショナル<3652.T>が6日ぶりに大幅反発。同社とACCESS<4813.T>は17日に、IoT・エッジコンピューティング向けのAI技術の適用に向けて協業することで合意したと発表した。
 今回の業務提携を通じて、ACCESSが進めるIoT・エッジコンピューティングのAI化に対して、同社のエッジコンピューティング向けAIプロセッサ(ZIAシリーズのFPGAモジュール)およびAIに対する知見を提供することにより、顧客のIoT・エッジコンピューティングソリューションの構築に貢献するとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★13:33  ローム-底堅い 低導通損失・高速スイッチングのIGBT開発
 ローム<6963.T>が底堅い。同社は17日、業界トップクラスの低導通損失と高速スイッチング特性を両立させた650V耐圧IGBT「RGTVシリーズ(短絡耐量保持版)」、「RGWシリーズ(高速スイッチング版)」など、合わせて計21機種を新たに開発したと発表した。
 今回開発した新シリーズは薄ウエハー技術と独自構造を採用することで、トレードオフの関係にある低導通損失と高速スイッチング特性で、業界トップクラスの性能を両立したという。またデバイス内部を最適化することでスムーズなソフトスイッチングも実現する。同等効率の一般品と比較した場合、電圧のオーバーシュートを50%低減できたとした。今後の収益の伸びへの貢献が期待され、株価は底堅い推移を見せている。

★13:39  ファンコミ-続落 「A8.net」がクラウド広告運用ツール「Shirofune」と連携
 ファンコミュニケーションズ<2461.T>が続落。同社は4月17日前場引け後に、運営するアフィリエイトサービス「A8.net(エーハチネット)」について、Shirofune社のクラウド広告運用ツール「Shirofune」と連携し、リスティング広告の自動運用化サービス「Shirofune supported by A8.net」の提供を開始したと発表した。
 Shirofuneの機能を使うことにより、リスティング運用をすべてアルゴリズムで自動化できるほか、リスティング運用で得られたデータをA8.netで分析し、アフィリエイト施策に活用することで、Webプロモーション全体での獲得コストの最適化と業務効率化をサポートする。最低出稿金額の制限を設けず、利用した分だけA8.netの請求分と合わせた後払いを可能にするなど、代理店を利用するのが難しい中小企業のプロモーション活性化を支援するとした。


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