前場コメント No.1 KDDI、NTT、Jストリーム、サイバーエージェント、トーエネックなど

2018/04/23(月) 11:31
★9:00  KDDI-4日続伸 付加価値ビジネスへの注力などが評価されると想定 「買い」へ引き上げ
 KDDI<9433.T>が4日続伸。ゴールドマン・サックス証券では、付加価値ビジネスへの注力と株主還元増加が評価されると想定。投資判断「中立」→「買い」、目標株価を3300円→3520円と引き上げた。
 現在の配当利回りは約4%(19.3期GS予想ベース)とNTTドコモ並みであり、かつヒストリカルな水準から見ても魅力的水準。仮に、楽天参入が通信業界へ大きな影響を及ぼすとの悲観的な見方をとった場合でも、減配リスク/株主還元が縮小するリスクは相対的に低いと考えられる。
 高橋誠新社長は所信表明記者会見で、通信事業とライフデザイン事業の融合を目指していくことなどを明らかにしたことから、ライフデザイン事業を一段と強化する動きが進むと想定。また、同会見の内容を踏まえると、付加価値ビジネスの強化に関しては、早急に積極的施策が打ち出されていくものと注目。

★9:00  NTT-続落 カバレッジ内の相対的順位変更を考慮 「中立」へ引き下げ
 NTT<9432.T>が続落。ゴールドマン・サックス証券では、カバレッジ内の相対的順位変更を考慮し、投資判断を「買い」→「中立」、目標株価を6250円→6160円と引き下げた。
 業績予想を修正。NTTドコモ、NTT東・西の業績予想を引き下げたことが主因。3月1日に、NTT東・西が総務省に申請した事業計画を基準とすると、GSの従来想定ほど、NTT東・西における費用削減が進まない可能性を織り込んだとした。
 同社の海外事業やクラウド事業は、Dimension Data、NTTコミュニケーションズの子会社、NTTデータの海外子会社が中心となって展開している。現時点では、一時費用の一巡や事業規模拡大に伴う限界利益増によって、今後年間100億円~150億円の増益をDimension Data、NTTコミュニケーションズの子会社を中心に実現できると見ているとした。

★9:00  Jストリーム-買い気配 エムアップ子会社のVR MODEが展開するVR動画配信事業で協業へ
 Jストリーム<4308.T>が買い気配。同社は20日に、エムアップ<3661.T>が設立したVR MODE(東京都渋谷区)がVR(Virtual Reality:仮想現実)事業を展開するにあたり、その大規模配信インフラに関連して協業することをエムアップと合意したと発表した。
 同社は、VRコンテンツのライブ配信も早期から手がけており、既に多数の実績があるという。今回のVR MODE社によるVRコンテンツプラットフォームサービス開始にあたっては、4K/8K配信や低遅延配信などの最先端の動画配信技術の提供や、コンテンツ配信インフラを支える立場として、新たな市場の創出、開拓に協力していく予定としている。

★9:01  サイバーエージェント-反落 独自の仮想通貨開発へ
 サイバーエージェント<4751.T>が反落。21日付の日経新聞朝刊で、同社が独自の仮想通貨の開発に乗り出すと報じられた。
 基盤技術であるブロックチェーン(分散型台帳技術)に強い技術者の採用を進め、2019年にもゲーム事業向けなどに発行するという。17年に仮想通貨の交換業に参入すると表明していたが、コインチェック(渋谷区)の仮想通貨の流出事件以降、金融庁の審査に遅れが生じているため、交換業から独自発行に切り替えるとされる。

★9:01  トーエネック-買い気配 前期営業益の上方修正と増配を発表 工事利益率の改善で
 トーエネック<1946.T>が買い気配。同社は20日に、18.3期通期の連結営業利益予想を従来の62億円から90億円(前期比16.6%増)へと引き上げると発表した。工事利益率の改善にともない、4Qの売上総利益が増加したことなどにより、前回予想を上回る見込みとなった。
 併せて、18.3期の期末配当予想を35円→65円に修正することも発表した。


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