前場コメント No.12 日本郵船、ドリームインキュベータ、商船三井、川崎汽船、ソフトバンクなど

2018/04/23(月) 11:31
★10:50  日本郵船-MSMUFGが目標株価引き下げ 業界内での相対感から
 日本郵船<9101.T>が4日続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では、業界内での相対感から、投資判断「Equal-weight」を継続した。目標株価は2700円→2400円と引き下げた。
 目標株価に対する株価上昇余地は+6%だが、他2社と比較したリスク・リワードの魅力度を勘案。加えて、非コンテナ事業の利益寄与(物流事業や航空貨物事業)、不動産事業の下支え度合いなど、業界内での相対感も加味して業績を予想。ドライバルク市況の短期的かつ季節的な上昇局面入り(海運大手3社の中で、最もドライバルク事業のスポット比率が高い)を想定。

★10:53  ドリームインキュベータ-大幅続伸 インドでテクノロジー向けファンド設立
 ドリームインキュベータ<4310.T>が大幅続伸。同社は20日、インドのテクノロジースタートアップに投資するファンド「DIインドデジタル投資組合」を子会社として設立すると発表した。
 同ファンドでの一次募集を15億円のコミットメント総額で完了し、4月から投資活動を開始する。モバイルエンターテイメント分野では同ファンド出資者であるアカツキ<3932.T>と連携する。今後の収益の伸びが期待され、株価は上昇している。

★10:55  商船三井-MSMUFGが目標株価引き下げ トップピックとして推奨
 商船三井<9104.T>が4日続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では、投資判断「Overweight」を継続、トップピックとしての推奨を維持するとした。目標株価は5100円→4400円と引き下げた。
 (1)株価上昇余地が最も大きく、(2)コンテナ船事業の統合メリットを最も享受するとみられ(単独では経常赤字見込みも、統合会社の持ち分法投資利益の取り込みで、18年度は8年ぶりにコンテナ船事業が黒字化する想定)、(3)非コンテナ事業の経常利益規模が最大で、変動が激しい海運市況に対する相対的な安定感が強い(スポット事業の赤字額が相対的に小さい)ため、強気の見方を維持。コンテナ船事業の統合メリットを最も享受する好材料は、株価に十分織り込まれていないと判断。

★10:58  川崎汽船-MSMUFGが目標株価引き下げ 株価調整後でも割高感が依然として残る
 川崎汽船<9107.T>が4日続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では、株価調整後でも割高感が依然として残ると判断。投資判断「Underweight」を継続、目標株価を2100円→1900円と引き下げた。
 16年度実施した減損・引当金計上の効果を主因に、18年度もV字回復を想定。
しかし、現値ベース(4月19日終値)の18年度予想ベースのP/Bは1.0倍と依然として割高感が強い。18年度予想ベースのROE4.5%に対し、妥当P/Bは0.7倍と試算するため、コンテナ船事業以外の経常利益も18年度予想ベースで48億円と他2社(日本郵船の284億円、商船三井の480億円)と比較して見劣りするとした。

★11:04  ソフトバンクG-反落 スプリントの目標株価の変更で見直し 「買い(CL)」継続
 ソフトバンクグループ<9984.T>が4日ぶり反落。ゴールドマン・サックス証券では、投資判断「買い(コンビクション・リスト)」を継続も、目標株価は12300円→11800円と引き下げた。
 17/18/19年度営業利益に関しては、+6.4%/-0.2%/-0.1%修正。為替前提を110円/ドル→105円/ドルに変更したほか、GSの米国通信担当アナリストのスプリントの業績修正を反映したもの。さらに、2018年3月末のNvidia株やアリババ株の終値をもって、SVF損益(営業損益)やデリバティブ損益(営業外損益)の見通しを修正。SOTPに基づく今後12カ月の目標株価は11800円に修正。18年度予同PER34倍相当。スプリントの目標株価の変更(5.5ドル→5.25ドル)を反映したことが主な修正要因とした。


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