前場コメント No.9 旅工房、ヤマダ電機、UTグループ、ラクス、CTCなど

2018/05/17(木) 11:31
★9:32  旅工房-反発 インドネシアの旅行会社を子会社化 現地需要取り込み目指す
 旅工房<6548.T>が反発。同社は16日に、インドネシアの旅行会社であるPT. Palm Mas Dewata Tour&Travel(以下、対象会社)の株式を取得し、子会社化すると発表した。
 対象会社は、インドネシア共和国バリ州を拠点に8カ所のリゾートホテルを所有し、200店舗を超えるコンビニエンスストア、20店舗を越えるスーパーマーケット、レストラン、スパ、食品加工業などの事業を幅広く展開するRamayanaグループの旅行部門という。
 今回、同社は対象会社の議決権の67%を取得し、子会社化する。子会社化により、日本からインドネシアへの送客だけではなく、インドネシアから日本への訪日客需要の獲得など、インドネシア国内での旅行事業を展開して現地需要を取り込むことを目指すとしている。なお、取得価格は800万円で、株式譲渡実行は7月1日を予定。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★9:33  ヤマダ電機-みずほが目標株価引き上げ 「成長の柱を家電へ」大きな転換とみる
 ヤマダ電機<9831.T>が3日ぶり反発。みずほ証券では、「『成長の柱を家電へ』大きな転換とみる」とコメント。投資判断「中立」を継続も、目標株価は550円→620円と引き上げた。
 会社側が家電を成長の柱とする成長戦略への方針転換を発表したことで、株価は家電事業の業績に基づき形成されていく可能性が高まったとみられる。同社はセルアウト(売切り型)のビジネスモデルへの転換を表明すると同時に、市場シェアの維持、ひいては上昇を強く意識した経営にかじを切ると想定。足もと、家電市場は高付加価値商品の販売好調により、良好な環境にある。しかし、人口動態を考慮すれば中長期的な成長性は、他サブセクターに劣後すると考えているとした。

★9:36  UTグループ-岩井コスモが目標株価引き上げ 製造業で派遣人材を活用する需要は強い
 UTグループ<2146.T>が3日ぶり反発。岩井コスモ証券では、製造業で派遣人材を活用する需要は強いと判断。投資判断「A」を継続、目標株価を3850円→4500円と引き上げた。
 今19.3期会社計画は売上高が前期比22%増の1000億円、営業利益が同35%増の70億円。人手不足や「働き方改革」、改正労働者派遣法などの施行に対応するために、製造業の企業や工場が人材派遣を活用する強い需要が続いている。今期は前下期から案件規模が大きくなっている自動車関連メーカーに加えて、同社が強みを持つ電子部品メーカー、半導体関連メーカーの生産ライン向けを中心に人材派遣サービスが拡大する見込み。増収効果によって営業利益率の改善も期待できるとした。

★9:36  ラクス-反発 4月度42%増収 楽楽精算68%増
 ラクス<3923.T>が反発。同社は16日、4月度の全社売上高(連結)が6億4900万円で、前年同月比41.8%増だったと発表した。楽楽精算は同68.4%増、メールディーラーは同18.2%増だった。

★9:43  CTC-三菱UFJMSが目標株価引き下げ ファンダメンタルズに特段悪化はない
 伊藤忠テクノソリューションズ<4739.T>が4日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、株価は調整したが、ファンダメンタルズに特段悪化はないとみて、投資判断「Overweight」を継続した。営業利益予想を今19.3期のみ若干減額修正し、目標株価は2500円→2400円と引き下げた。
 エクイティストーリーはクラウドを含むサービス拡大による収益性向上、およびIT投資意欲旺盛な流通・EPの需要取り込み。営業利益が前18.3期実績および今19.3期計画ともに三菱UFJMS予想およびコンセンサス(IFIS)を下回り、翌日株価は前日比10%下落したが、ファンダメンタルズに特段悪化はなし。
 サービス事業は堅調。流通・EPは前18.3期にあったCVS向けハードウェア販売減少で今19.3期増収率は鈍るが、需要は底堅く、来20.3期以降堅調に推移する見込み。今19.3期は情報通信などの増収効果やサービスビジネス拡大に伴うGPM改善効果により、営業利益362億円(前期比11%増)を予想、会社計画350億円(同7%増)を若干上回ろる見通し。


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