前場コメント No.9 中央ビルト、ユーグレナ、富士フイルム、エンジャパン、山善など

2018/05/21(月) 11:31
★9:40  中央ビルト工業-急騰 今期営業黒字転換見込む 前期は1.1億円の赤字で着地
 中央ビルト工業<1971.T>が急騰。同社は18日に、19.3期通期の連結営業損益予想を2.9億円の黒字(前期は1.1億円の赤字)と発表した。住宅鉄骨事業の出荷棟数増が寄与する。
 また、18.3期通期の連結営業損益は1.1億円の赤字(前の期は1.6億円の黒字)だった。仮設機材の販売不振により工場の製造高が減少し、原価差額が悪化した。また、名古屋工場における不適切な会計処理に係る調査費用などの一過性費用が発生したことも響いた。
 併せて、開示済みの中期5カ年計画(18.3期~22.3期)を撤回し、19.3期から21.3期までの新たな中期3カ年経営計画を策定したことも発表した。21.3期の売上高目標は112億円、経常利益目標は5.0億円としている。18.3期の実績は売上高59億円、経常損益は1.2億円の赤字だった。

★9:41  ユーグレナ-3日続伸 老化などにともなう筋萎縮症状の抑制を示唆する研究結果を確認
 ユーグレナ<2931.T>が3日続伸。同社は5月18日大引け後に、九州大学の立花宏文教授との共同研究により、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)粉末を摂取することで、老化などにともない筋肉がやせてしまう状態である筋萎縮症状の抑制を示唆する研究結果を確認したと発表した。
 ユーグレナ粉末を事前に摂取させていたマウス(ユーグレナ群)と通常の食事を摂取させていたマウス(コントロール群)を、寝たきりで筋肉を使わないことで筋萎縮状態にして、骨格筋の一種である大腿四頭筋の筋肉量の測定および筋萎縮症状に関連する遺伝子の発現に対する影響を調査したもの。

★9:41  富士フイルム-野村が目標株価引き下げ 足元の苦境を業績予想に反映
 富士フイルムホールディングス<4901.T>が反発。野村証券では、レーティング「Buy」を継続も、足元の苦境を業績予想に反映させるとして、目標株価は5275円→5115円と引き下げた。
 前18.3期売上高は2兆4333億円(前の期比4.8%増収)、営業利益1306億円(同24.1%減益)。事前の会社計画に対して構造改革費用の積み増しなどもあったが、営業利益は超過達成。
 Xeroxが富士ゼロックスとの経営統合に関する合意を破棄したことについて、「一方的に契約を終了する権利はない」とコメント、今後も「統合がベストだと両社の株主や関係者に粘り強く訴えていく」という姿勢を示した。説明会を受け、業績予想と目標株価を微修正。

★9:42  エンジャパン-三菱UFJMSが目標株価引き上げ エン転職の優位性は健在
 エン・ジャパン<4849.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、エン転職の同業内における優位性は健在と判断。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は5000円→5400円と引き上げた。
 人手不足による正社員向け求人サイト市場の成長と、その中でのエン転職の市場シェア上昇という見方に変わりはないとしたが、それに伴う高い利益成長は株価に織り込まれているとみて「Neutral」を継続。
 前18.3期営業利益は96億円(前期比41%増)。07.12期営業利益76億円を超え、過去最高益を達成。期初計画に対しては19億円の上振れ。主力サイトのエン転職売上高が同38%増の高い伸び。3Q(10~12月)が前年同期比31%増と増収率が若干下がったが4Q(1~3月)は同36%増の高い伸び。引き続き、同業比高い応募効果を背景にシェア上昇が続く見通しとした。

★9:43  山善-売り買い交錯 オリジナルのコンセプト住宅「ZePlus」を全国で順次展開
 山善<8051.T>が売り買い交錯。同社は5月18日大引け後に、オリジナルのコンセプト住宅「ZePlus(ゼプラス)」を全国で順次展開すると発表した。地域工務店のZEH(Net Zero Energy House=住まいの断熱性・省エネ性能を上げ、太陽光発電等でエネルギーを創ることにより、年間の一次消費エネルギー量の収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅)導入を支援することで、国全体のエネルギー消費量の削減に貢献するとした。


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