前場コメント No.6 JVCケンウッド、アズビル、ウチダエスコ、小野薬品、コジマなど

2018/05/28(月) 11:31
★9:06  JVCケンウッド-みずほが目標株価引き上げ 非オートモーティブ分野の改善が待たれる
 JVCケンウッド<6632.T>が続伸。みずほ証券では、非オートモーティブ分野の改善が待たれるとし、投資判断「中立」を継続した。目標株価は380円→400円と引き上げた。
 カーエレ4社の前18.3期決算では大きく明暗が分かれた。具体的には、同社(国内でのディーラーオプションナビやドライブレコーダー好調)、アルパイン(欧州車メーカー向けOEM好調)が良好の一方、クラリオン(19.3期の国内/北米向けOEM苦戦見通し)、パイオニア(18.3期は市販AVの回復テンポ緩慢、19.3期はOEMでのソフトウェア償却負担増)が苦戦。
 ただし、同社はオートモティブ(AM)が好調の一方、パブリックサービス(PS)、メディアサービス(MS)の苦戦から、全社ベースでの利益水準は低位にとどまり、株価は期間損益面からの特段の割安感はなし。AMの好調を銅社全体の評価向上につなげるためにも、苦戦の続くPS/MSの改善施策と四半期決算ごとでの損益改善動向に注目するとした。

★9:07  アズビル-みずほが目標株価引き上げ BAを中心に業績安心感は高い
 アズビル<6845.T>が4日ぶり反発。みずほ証券では、投資指標面から特段割安感はないとの見方は不変も、BAを中心に業績安心感は高いと判断。投資判断「中立」を継続も、目標株価は5000円→5200円と引き上げた。
 BA事業は、(1)国内シェア8割を確保し、既設ビルの改修やメンテナンスサービスによる安定収益源を有するビジネスモデルの強さ、(2)2020年以降に見込まれる、バブル期(1990年代)やオフィス大量供給期(2000年代前半)に建築された既設建物の改修需要増などから安定成長が期待される。BA事業のけん引による業績拡大、安定増配への確度は高いとみる見方は不変。
 ただし、16.3期までに実施したLA事業での構造改革の効果や、17.3期から前18.3期にかけて顕在化してきたAA事業の利益体質強化の効果は、前年同期比でみると徐々に一巡しつつある。結果として、今後は営業増益テンポは緩やかにとどまると予想。投資指標面のさらなる切り上がり余地は限定的と判断。

★9:07  ウチダエスコ-3日続落 3Q累計営業益42%減 前期の大型案件の反動で
 ウチダエスコ<4699.T>が3日続落。同社は25日に、18.7期の3Q累計(7月21日-4月20日)の連結営業利益は4.0億円(前年同期比42.4%減)だったと発表した。なお、通期の会社計画5.9億円に対する進ちょくは68.5%となっている。
 前年同四半期に学校向けIT関連機器販売における大型案件があった反動などが響いた。

★9:07  小野薬品-みずほが目標株価引き下げ 20.3期以降の予想を減額
 小野薬品工業<4528.T>がもみ合い。みずほ証券では、オプジーボの国内売上とロイヤルティ収入を減額し、来20.3期以降の予想を減額。投資判断「中立」を継続、目標株価は3180円→2980円と引き下げた。
 来20.3期以降のみずほ予想を減額修正。主な要因は、(1)腫瘍免疫薬オプジーボや、多発性骨髄腫治療薬カイプロリスなどの国内売上高の減額、(2)オプジーボの実質的なロイヤルティ収入の減額。
 オプジーボについては肝細胞がん、食道がんのフェーズ3試験終了の遅れ、カイプロリスはニンラーロ(武田)などの競合品の影響。今後の注目点は、オプジーボの日本で患者数の多い消化器がんを対象とした試験の結果、および導入品ONO-7643(がん悪液質)などの市場規模評価になるとした。

★9:09  コジマ-続伸 株主優待制度を変更 購入金額まで利用可能に
 コジマ<7513.T>が続伸。同社は25日の大引け後に、株主優待制度を変更すると発表した。
 合計1000円以上の購入(限定商品を除く)で、購入金額まで株主優待権を利用可能になる。現行は、合計2000円以上の購入(限定商品を除く)につき2000円毎に1枚利用可能だった。また、優待券に関してこれまでの500円券から1000円券に変更する。金額は倍となるが贈呈枚数は減少するので、贈呈金額に変更はない。


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