後場コメント No.2 トヨタ、みずほ、エーザイ、三井住友トラスト、三協立山など

2018/06/13(水) 15:00
★12:51  トヨタ自動車-反発 東南アジア配車サービス大手GrabとMaaS領域での協業拡大
 トヨタ自動車<7203.T>が反発。同社は13日に、東南アジアにおける配車サービス大手Grabと、東南アジアにおけるモビリティサービス(MaaS)領域の協業深化に合意するとともに、両社のいっそうの関係強化のため、同社がGrabに出資することを決定したと発表した。出資額は10億ドル(約1100億円)。
 今回の合意により、両社は東南アジア全域において、これまで開発してきたサービスを本格的な普及フェーズに移行させ、より効率的な配車ビジネスを実現するとともに、将来の新たなモビリティサービスやMaaS車両の開発においても検討を開始するとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★12:55  りそなHD-ドイツ証が目標株価引き上げ 関西みらいFG合流による変化で
 りそなホールディングス<8308.T>が4日ぶり反発。ドイツ証券では、関西みらいFG合流によるEPSとROEの変化で、レーティング「Hold」を継続、目標株価は725円→753円と引き上げた。
 同社と関西みらいFG(7321)の前18.3期実績と今19.3期ガイダンスから業績予想を見直し。りそなHDの業績は前18.3期まではりそな、埼玉りそな、近畿大阪の3行がベースであったが、今19.3期からは関西アーバン、みなとの2行が加わり、5行ベースとなる。関西みらい合流のインパクトについては、EPSは上昇、ROEと自己資本比率は低下するとした。

★13:00  みずほ-ドイツ証が目標株価引き下げ 市場部門が支える安定配当
 みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が3日続伸。ドイツ証券では、市場部門が支える安定配当に着目。レーティング「Hold」を継続も、目標株価は230円→220円と引き下げた。
 前期実績と今期ガイダンスを受け、業績予想を見直し。目標株価の基準である来期当期利益は、株式売却益の増加で5000億円を超える水準を確保できると考えられるが、市場平均株価の低下で適用PERを11.5倍から10.5倍に切り下げ。みずほの今期ガイダンスをみると、トップライン収益の41%を市場部門が、35%を大企業部門が占めている。ビジネスモデルはホールセール型と言えるとした。

★13:02  エーザイ-もみ合い 米国マサチューセッツ州に認知症神経免疫療法にフォーカスした研究所設立
 エーザイ<4523.T>がもみ合い。同社は13日に、米国マサチューセッツ州ケンブリッジに、認知症領域での革新的創薬を志向したヒト遺伝学に基づく認知症神経免疫療法にフォーカスした新たな探索研究所を設立すると発表した。
 この研究所では、これまでアンドーバー研究所が培ってきたHuman Genetics、神経・免疫生物学および精密化学合成力のそれぞれの強みを統合し、アミロイドベータやタウに続く新たな創薬アプローに取り組むとしている。

★13:05  三井住友トラスト-ドイツ証が目標株価引き上げ 安定成長路線が定着
 三井住友トラスト・ホールディングス<8309.T>が3日続伸。ドイツ証券では、安定成長路線が定着していると判断。レーティング「Hold」を継続も、目標株価は4870円→5075円と引き上げた。
 前18.3期決算の実績と今19.3期のガイダンスをもとに、業績予想を修正。中計最終年度の来20.3期連結当期利益は1800億円を超えると予想。各門で収益が回復しており、今期はガイダンスを上振れる公算。なお、自社株買いはこれまで、年1回のペースで実施されているが、今期収益が上振れれば、追加実施の可能性も否定できないと指摘した。

★13:11  三協立山-ドイツ証が目標株価引き下げ 「逆風に耐える」
 三協立山<5932.T>が5日ぶり反発。ドイツ証券では、「逆風に耐える」とコメント。レーティング「Hold」を継続、目標株価は1410円→1370円と引き下げた。
 低調な前18.5期3Q決算や足もとのアルミ地金価格高騰を受けて、業績予想を引き下げ。新たな営業利益予想は前18.5期:31億円→18億円、今19.5期:62億円→13億円。7月の決算発表で公表されるガイダンスについては、厳しい内容になるとの見方を示した。


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