〔Market Flash〕三菱UFJではアベノミクス相場の第一幕は終わったとの見方

2013/05/27(月) 14:54
【14:40】三菱UFJではアベノミクス相場の第一幕は終わったとの見方   三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、アベノミクス相場の第一幕は終わったとの見方を示した。また、今後は10カ月の強気相場に対する調整であるため、そのスケールは大きなものになると予想した。短期的には25日線(5/24終値ベース、14302円)レベルでの攻防になると想定。また、調整のメドとしては、昨年6月からの上昇の38.2%(12999円)から61.8%(11181円)押しも視野に入るため、14000円割れ水準をもって調整完了とみるには時期尚早であると警戒感を示している。 【14:00】三菱UFJでは今週は急変動した相場の落ち着き所を探る展開を想定  三菱UFJモルガンスタンレー証券では、今週の株式市場は急変動した相場の落ち着き所を探る展開を想定。日銀の異次元緩和やFRBのQE3拡大を背景とした流動性相場は一旦曲がり角に差し掛かり、マーケットは行き過ぎた過熱感を修正する局面とコメント。 日本市場は長期金利の乱高下の終息を見極める必要があり、米国では金融緩和の出口をどうマーケットが消化するのかが焦点との見方で、海外ファンド筋のポジション動向の行方や月末ドレッシングなども相場に影響すると指摘した。今週の想定レンジを13800~15300円に設定している。 【13:20】6月SQまでには狼狽派の需給整理一巡へ ~大和による相場底入れ時期予想  大和証券では、単日ベースでの株価大幅下落の後は、1カ月以内に底入れることが多いと指摘する。また今回の下落では、6月が欧州系証券の期末に当たるため、裁定取引残高が減りやすく、需給悪はSQまでに一巡するとみる。一方、今後の相場では、単純に先物の既存建て玉の多くが決済され、短期的な強気派と狼狽売り派、中期的な強気派に分かれるとみている。中でも短期的な変動に左右される投資家はSQまでに清算が終了しやすく、その後建て玉を維持するのは中期的な強気派との見方。これらを踏まえて、現在の変動幅の大きい状況は遅くても6月SQまでの期間限定との見解を示した。 【11:25】急落前と急落後の株価はほぼ無相関、投資環境を再整理すべき時 ~野村の見解  野村證券では、日経平均の急落について過去の経験を振り返ると、急落日前に下落幅を徐々に広げ、急落後は、落ち着きを取り戻したのが平均像だったと分析。その上で、上昇基調から一転大幅安となった今回の急落は、今回のマーケットの異様さを象徴していると指摘した。他方、急落局面の下落前と下落後の規模別、業種別の株価リターンを概観したところ、下落前と下落後の株価の関係はおおむね「無相関」であったという。これを踏まえ、ここまでの相場展開を振り返るより、改めて投資環境を整理して、業績好調銘柄のスクリーニングに徹することも一案であると提案した。 【10:30】CSでは日本株フォーカスリストにキヤノンを追加、リコーを除外  クレディスイス証券では、日本株のフォーカスリストにキヤノン(7751)を追加した。レンズ交換式カメラ市場およびレーザープリンター消耗品の環境改善を背景に、業績予想を上方修正したため。また、「OUTPERFORM」の投資評価も据え置いた。一方、リコー(7752)の「OUTPERFORM」も据え置いたが、フォーカスリストからは除外した。要因として、販管費の増加とコピー機市場での販売数量低下に対する懸念によって、14年3月期の見通しに対する不安が高まっていることを指摘した。 【10:15】三菱UFJでは日本株下落は外国人投資家のパッシブ運用の拡大が影響しているとの見方  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今回の株価下落で、先行き慎重論が広がり、さらに信頼できるバリュエーションが存在しないことがボラティリティを高めているとの見方を示した。同時に、外国人投資家のパッシブ運用やインデックス運用の拡大が影響しているとみている。また、今期予想PERでみると、主要先進国市場と比べて日本株の割安感が後退していると指摘。中期的には企業の業績改善を受けて日本株が上昇するとみるものの、大幅な業績改善への確信が広がるまで、短期的には調整含みの展開を想定している。 【9:45】大和ではリフレ安倍長期政権と黒田日銀で長期強気相場への移行を示唆  大和証券では、直近の日本株の下落を「急騰に対するスピード調整」とみている。一方、下落率(調整幅)が大きくなると、理想買いに対する確信度を探る動きになり、実体の好転待ちになる可能性を指摘した。ただ、政府・日銀が適切なリフレ政策を行う体制になれば、安倍長期政権+黒田日銀(5年間)で、日本株長期強気相場(TOPIXの目標2,500pt)の図式が描けるとの見方を示した。 【8:55】寄り前気配はニプロ、ポーラオルH、サンドラッグなどが高い気配値  主力株の寄り前気配では、ニプロ (8086) 26.84%、ポーラオルH(4927) 7.68%、伊予銀 (8385) 5.32%、サンドラッグ(9989) 5.12%、大和工(5444) 4.57%、NRI(4307) 4.47%、日製鋼(5631) 3.98%、スルガ銀 (8358) 3.65%、パーク24(4666) 3.23%、アシックス (7936) 3.21%などが高い気配値となっている。
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