前場コメント No7 コマツ、JIN、西部電気工業、総合メディカル、オンワードHDなど

2014/04/18(金) 11:30
★10:14 コマツ-野村が目標株価引き下げ 中国減速で15.3期営業利益を3%減額
 コマツ<6301.T>が続落。野村証券では、中国は政策しだいだが、足もとの需要の再減速に注意とコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価を2340円→2250円と引き下げた。
 今15.3期の中国売上予想を前期比横ばい(元建)へ引き下げ、今15.3期営業利益を2580億円→2500億円(同11%増)へ3%減額。中国・地方政府によるインフラ投資が鈍いためであるとし、目標株価も4%引き下げた。中国のインフラ投資は世界の資源の需要先でもあるが、中国需要は政策しだいでもあり読みにくいと指摘。政策が出なければ鈍い状況が続くとの見方を示した。再評価のカギは、鉱山機械需要が下げ止まるかで、決算でのポイントとなるとし、まだ不安定さが残る状況と予想した。

★10:15  東京エレデバ-反発 前期業績引き上げ 期末日近くの出荷増加で再修正
 東京エレクトロンデバイス<2760.T>が反発。同社は17日、14.3期通期の連結経常利益が従来予想の9.0億円から上振れ、10.4億円(前の期比19.6%減)になったようだと発表した。市場は9.0億円と会社予想並みを予想していた。
 期末までの製品販売動向を見積もり、3月17日付で経常益・純利益の下方修正を行っていたが、想定よりも実際の取引額などが拡大し、期末日近くの出荷が増加したため、再度引き上げた。

★10:19  JIN-野村が「Reduce」継続 店舗運営力・商品力強化は時間を要する
 ジェイアイエヌ<3046.T>が反落。野村証券では、店舗運営力・商品力強化は時間を要すると判断。レーティング「Reduce」、目標株価2200円を継続した。
 4月17日の決算説明会では、今14.8期上期の苦戦要因を分析し、課題解決に向けた方向性が示された。店舗オペレーション力や商品力を強化し、同時にこれまでの成長戦略も同時並行で継続する。課題解決には時間を要し、進ちょくによっては成長戦略の修正も必要になるとした。

★10:19  西部電気工業-伸び悩み 太陽光発電所を福岡県内に2拠点新設 9~10月に発電開始
 西部電気工業<1937.T>が朝高後に伸び悩む展開。同社が自社運営する太陽光発電所を福岡県内に2拠点新設すると、日本経済新聞が4月18日付け朝刊で伝えた。
 出力990キロワットの拠点を福津市に、900キロワットの拠点を宮若市に設ける。いずれも月内に着工し、9~10月に発電を始めて、発電した電力は九州電力に1キロワット時当たり税抜き36円で売電する。これにより自社拠点は計4カ所となり、合計出力は約3900キロワットに増える。自社運営の実績を積み上げ、太陽光発電所の施工受注に役立てるとされた。

★10:22 総合メディ-続落 今期営業益は4.0%増予想も市場予想届かず 中期計画のもと新規事業も
  総合メディカル<4775.T>が続落。同社は17日、15.3期の連結営業利益が52億円(前期比4.0%増)になりそうだと発表した。市場予想は57億円。
 新中期計画のもと、急性期医療から在宅介護まで、それぞれに対応した経営支援など新規事業に取り組むほか、既存事業の深化を図る。
 前14.3期の営業利益は50億円(前の期比16.0%増)で着地した。薬局部門における出店の増収効果やリース・割賦部門の売り上げの増加が寄与した。

★10:22 オンワードHD-野村が目標株価引き下げ オンワード樫山の天候対応強化などが課題
 オンワードホールディングス<8016.T>が小動き。野村証券では、オンワード樫山の天候対応強化、バーズグループのテコ入れが課題と指摘。レーティング「Neutral」を継続、目標株価を850円→750円と引き下げた。
 国内事業の収益性に不透明感が残るため、目標株価を引き下げ。海外事業収益が改善しつつあるが、再評価には、オンワード樫山とバーズグループの業績回復が必要と考えるとした。今15.2期会社計画の営業利益は123億円とされたが、野村予想では今15.2期営業利益を120億円に下方修正。


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