前場コメント No8 マツダ、エーザイ、大成建設、日立、古河電気工業など
★10：25 マツダ－反発 円安効果なくても今期営業益17％増の観測
マツダ<7261.T>が反発。18日付「日本経済新聞」は、2015年3月期の営業利益は前期推定比17％増の約2100億円となる見通しだと報じた。コンセンサス（2265億円）を若干下回るものの、円安もあって増益観測が好感されている。
独自の環境技術を用いる「マツダ3（日本名アクセラ）」などの新車投入で、欧米販売が伸びるとしている。円安の追い風はほぼなくなり、国内では消費増税影響が懸念されるが、利益率そのものが高い新たな環境技術で成長する。
マツダ<7261.T>が反発。18日付「日本経済新聞」は、2015年3月期の営業利益は前期推定比17％増の約2100億円となる見通しだと報じた。コンセンサス（2265億円）を若干下回るものの、円安もあって増益観測が好感されている。
独自の環境技術を用いる「マツダ3（日本名アクセラ）」などの新車投入で、欧米販売が伸びるとしている。円安の追い風はほぼなくなり、国内では消費増税影響が懸念されるが、利益率そのものが高い新たな環境技術で成長する。
★10：29 エーザイ－野村が目標株価引き上げ 研究開発費増も新薬開発の積極化は評価
エーザイ<4523.T>が3日ぶりに反落。野村証券では、研究開発費増で業績予想を下方修正。レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は3700円→3800円と引き上げた。
取材内容を踏まえ、業績予想を下方修正。背景には、新薬の開発を加速化させるために、従来予想より研究開発費を積み増す傾向が強まっていることがあると指摘。ただし、この新薬開発の積極化は評価するとした。目標株価は引き上げ。起算決算期を今15.3期としたため、Belviq(抗肥満薬)やlenvatinib(抗がん剤)の長期業績貢献が、目標株価を押し上げるとみるため。
エーザイ<4523.T>が3日ぶりに反落。野村証券では、研究開発費増で業績予想を下方修正。レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は3700円→3800円と引き上げた。
取材内容を踏まえ、業績予想を下方修正。背景には、新薬の開発を加速化させるために、従来予想より研究開発費を積み増す傾向が強まっていることがあると指摘。ただし、この新薬開発の積極化は評価するとした。目標株価は引き上げ。起算決算期を今15.3期としたため、Belviq(抗肥満薬)やlenvatinib(抗がん剤)の長期業績貢献が、目標株価を押し上げるとみるため。
★10：32 大成建設－野村が目標株価引き上げ 15.3期の見方には変更はなし 中計の目標どおり
大成建設<1801.T>が4日続伸。野村証券では、今15.3期の見方には変更はなしとコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価を450円→480円と引き上げた。
前14.3期では、不動産の売却益を考慮して野村予想を上方修正。大手町タワーのオフィス部分の30％が売買された取引の影響を織り込んだ。売買された持ち分の半分は東京建物、残りの半分を同社が有しており、取引によって持ち分はすべて売却されたと推定。
本業の建築事業の見方には変更はなく、今15.3期の利益予想についても変更はなし。今15.3期は中期経営計画の目標値と同水準の470億円の営業利益を予想した。
大成建設<1801.T>が4日続伸。野村証券では、今15.3期の見方には変更はなしとコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価を450円→480円と引き上げた。
前14.3期では、不動産の売却益を考慮して野村予想を上方修正。大手町タワーのオフィス部分の30％が売買された取引の影響を織り込んだ。売買された持ち分の半分は東京建物、残りの半分を同社が有しており、取引によって持ち分はすべて売却されたと推定。
本業の建築事業の見方には変更はなく、今15.3期の利益予想についても変更はなし。今15.3期は中期経営計画の目標値と同水準の470億円の営業利益を予想した。
★10：35 日立－伸び悩み 今期営業益1割増の観測も市場予想通り
日立製作所<6501.T>がしっかり。18日付「日本経済新聞」は、2015年3月期の連結営業利益（米国会計基準）が前期推定値より1割ほど多い6000億円前後になりそうだと報じた。相場全体の上昇もあって買いが先行したが、ほぼコンセンサス（6067億円）通りとあって上値は伸び悩んでいる。
インフラ関連の伸びが利益を押し上げるとしている。ネット上のさまざまな情報を集めたビッグデータの活用が広がり、IT（情報技術）機器が北米などで伸長。中国では昇降機などビル向けインフラ設備も好調だという。
日立製作所<6501.T>がしっかり。18日付「日本経済新聞」は、2015年3月期の連結営業利益（米国会計基準）が前期推定値より1割ほど多い6000億円前後になりそうだと報じた。相場全体の上昇もあって買いが先行したが、ほぼコンセンサス（6067億円）通りとあって上値は伸び悩んでいる。
インフラ関連の伸びが利益を押し上げるとしている。ネット上のさまざまな情報を集めたビッグデータの活用が広がり、IT（情報技術）機器が北米などで伸長。中国では昇降機などビル向けインフラ設備も好調だという。
★10：36 アコモデーションＦ－野村が目標株価引き下げ 検討物件は豊富もLTVはほぼ上限
日本アコモデーションファンド投資法人<3226.T>が3日続伸。野村証券では、検討物件は豊富もLTVはほぼ上限と判断。レーティング「Buy」を継続したものの、目標株価は40.65万円→40.50万円と引き下げた。
14.2期の月末平均稼働率は96.3％で、13.8期の同95.7％から上昇。入居者入れ替えと契約更新を合わせた月額賃料変動率は13.8期の-0.8％から減額率が改善し、ゼロに近づいたもよう。野村では、14.8期業績予想上、賃料変動率をほぼフラットで見ているとした。
14.2期に3物件、14.8期にこれまで5物件を取得した同投資法人のLTVは推定54.1％。上限55％まで60億円の余力はあるが、現時点で8棟、推定208億円分ある三井不動産の竣工済み「パークアクシス」や守秘義務契約(CA)対象が同25棟あり、資金調達手段が焦点と注目。
日本アコモデーションファンド投資法人<3226.T>が3日続伸。野村証券では、検討物件は豊富もLTVはほぼ上限と判断。レーティング「Buy」を継続したものの、目標株価は40.65万円→40.50万円と引き下げた。
14.2期の月末平均稼働率は96.3％で、13.8期の同95.7％から上昇。入居者入れ替えと契約更新を合わせた月額賃料変動率は13.8期の-0.8％から減額率が改善し、ゼロに近づいたもよう。野村では、14.8期業績予想上、賃料変動率をほぼフラットで見ているとした。
14.2期に3物件、14.8期にこれまで5物件を取得した同投資法人のLTVは推定54.1％。上限55％まで60億円の余力はあるが、現時点で8棟、推定208億円分ある三井不動産の竣工済み「パークアクシス」や守秘義務契約(CA)対象が同25棟あり、資金調達手段が焦点と注目。
★10：38 古河電気工業－反発 台湾の栄星電線工業とエナメル線の製造・販売で協業
古河電気工業<5801.T>が反発。同社は4月17日、子会社の古河マグネットワイヤが、栄星電線工業（台湾）に対し、インダクター（コイル）向けで市場が急拡大している高耐熱細物平角エナメル線の製造・技術をライセンス供与し、世界統一の技術・品質で製造・販売することに合意したと発表した。
栄星電線工業は、古河電工が21.15％出資する。インダクター部品の市場は、電気機器の市場拡大に伴い、グローバルに今後も年率2割以上の拡大が予想される。リボン線もその市場拡大に合わせて、製造能力の増強が必要となっていた。
古河電気工業<5801.T>が反発。同社は4月17日、子会社の古河マグネットワイヤが、栄星電線工業（台湾）に対し、インダクター（コイル）向けで市場が急拡大している高耐熱細物平角エナメル線の製造・技術をライセンス供与し、世界統一の技術・品質で製造・販売することに合意したと発表した。
栄星電線工業は、古河電工が21.15％出資する。インダクター部品の市場は、電気機器の市場拡大に伴い、グローバルに今後も年率2割以上の拡大が予想される。リボン線もその市場拡大に合わせて、製造能力の増強が必要となっていた。
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