前場コメント No11 光通信、味の素、日立造船、日野自動車、日本通信など

2014/04/18(金) 11:30
★11:04  日本色材-下落 今期営業益は11.9%減 つくば工場立ち上げ費用かさむ
 日本色材工業研究所<4920.T>が下落。化粧品や医薬部外品のOEMを手掛ける同社は17日、15.2期の連結営業利益が1.28億円(前期比11.9%減)になりそうだと発表した。東洋経済新報社予想は2.90億円。
 つくば工場立ち上げに伴う固定費の増加や品質管理強化に向けた体制整備に係る費用の支出を見込む。
 前14.2期の営業利益は1.46億円(前の期比24.4%減)と2月に下方修正した従来予想(1.57億円)からも下振れて着地した。フランス子会社の営業赤字が継続した。

★11:05  コマツ-大幅反発 前日の上ヒゲ陰線が影響も一目基準線がサポート
 コマツ<6301.T>がさえない。前日の上ヒゲ陰線がきょうの弱さに影響しており、東証一部の売買代金上位が軒並み上昇するなかでマイナスゾーンから抜け出せない。
 一方、一目均衡表では基準線がサポート。その基準線も順調であれば月末あたりから上昇に転じる公算が大きく、同線を維持できればいずれ上ヒゲをトライするだろう。

★11:08  光通信-野村が目標株価引き上げ 15.3期以降も増益と株主還元が続く
 光通信<9435.T>が3日ぶりに反落。野村証券では、今15.3期以降も増益と株主還元が続くと予想。レーティング「Neutral」を継続、目標株価を7410円→7860円と引き上げた。
 積極的な販促活動に伴う販促費負担を考慮し 前14.3期の営業利益予想を会社計画と同水準の320億円に修正するが、今15.3期以降の営業利益予想に大きな変更はなし。また、今15.3期以降の法人税率を38%から36%へ引き下げ。加えて、会社は今後も過去実績と同等水準の株主還元を継続する方針であるため、今15.3期以降の自己株式取得前提を120億円から150億円へ見直した。このため、今15.3期以降の修正EPSを上方修正。

★11:08  味の素-反発 うま味成分のグルタミン酸が主成分の葉面散布用液体肥料を発売
 味の素<2802.T>が反発。同社は4月17日、うま味成分であるグルタミン酸の製造過程で生成する発酵液を活用し、グルタミン酸を主成分とする葉面散布用液体肥料「グルハート」を開発。4月より発売すると発表した。
 植物は、太陽光エネルギーを利用して、二酸化炭素や窒素化合物、水から、タンパク質を構成するすべてのアミノ酸を合成することができる。しかし、日照不足の時には、十分な量のアミノ酸を合成することができないため、生育に遅れが生じる。そのような場合、アミノ酸の一種でタンパク質の合成に重要なグルタミン酸を肥料として葉から吸収させることにより、樹勢を効率的に維持・回復させることができるとし、新製品の拡販に注力する。

★11:13 大阪ガス-小動き スマホ画面に傷がつきにくい樹脂を開発 年10億円の売上高を目指す
 大阪ガス<9532.T>が小動き。同社の完全子会社である大阪ガスケミカル(大阪市)が、スマートフォンやタブレットの画面に傷がつきにくい樹脂を開発したと、日本経済新聞が4月18日付けの朝刊で伝えた。しかし、マーケットの反応は薄い。
 主にフィルム表面に塗布するとし、石炭から都市ガスをつくる際の副産物で、柔軟性と耐熱性を持つ成分「フルオレン」を活用した。画面に傷がついても元の形状に戻りやすいとされ、コーティング材メーカーに採用を働き掛け、将来は年10億円の売上高を目指すと報じられた。

★11:17  日立造船-4日続伸 インドのごみ焼却プラント市場に参入 現地インフラ会社から受注
 日立造船<7004.T>が4日続伸。同社がインドのごみ焼却プラント市場に参入すると、日本経済新聞が4月18日付け朝刊で伝えた。
 このほど、現地のインフラ会社から焼却設備の設計から据え付けまでを受注したもの。2016年にもインドの一般家庭10万世帯分の発電能力を持つ設備を同国中部に建設する。日本企業が現地で受注に成功したのは初めてで、ごみを燃やして発電できるため、電力不足の解消にもつながる。今後10年で100件の新設が見込めるとしており、成長市場で先行する考え。

★11:18  日野自動車-反発 マレーシアの新工場で生産を開始 販売台数増加に対応
 日野自動車<7205.T>が反発。同社は4月17日、マレーシアにおける製造子会社「日野モータース マニュファクチャリング マレーシア」が、新工場での生産を開始したと発表した。新工場の稼働開始により、インドネシア、タイに次ぐ主要市場に成長しつつあるマレーシアでの販売台数増加に対応できる、十分な供給力を確保したとしている。

★11:21  日本通信-直近高値を更新 週足陰線を否定する格好に
 日本通信<9424.T>が直近高値を更新。買い一巡後は伸び悩んでいるが、4月前半高値(468円)の戻り売りをこなす動きであろう。
 株価の下方から5日線が再び上昇に転じており、先高期待の強いパターンだ。このまま終えられれば、前週の週足陰線を否定する格好となる。


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