後場コメント No2 住友ゴム、ＩＨＩ、中部電力、東洋ゴム、三井造船など
★12：53 住友ゴム－バークレイズが新規「イコールウエイト」 短期的な事業リスクが高まっている
住友ゴム工業<5110.T>が続落。バークレイズ証券では、短期的な事業リスクが高まっていると判断。レーティングを「イコールウエイト」、目標株価1400として新規カバレッジを開始した。
1工場当たりの規模がグローバル平均よりも高く、新興国への生産依存度も高いことからコスト競争力において優位性がある。また、低燃費タイヤなど高付加価値タイヤにおける技術優位性もあり、過去10年間の平均ROEは日系メーカーの中で最も高かった。しかし、同社は依然として、新興国における大規模な生産能力の拡大を推進しているため、固定費が増加しやすい局面であり、短期的にはタイヤ需要の変動に伴う収益変動性が高まりやすい局面にあると指摘。また、グッドイヤーとの今後の提携関係も不透明感が高いと判断。提携解消による営業利益への影響額は-130億円程度と推定し、交渉の結果しだいでは時期・金額ともに大きく変動するリスクがあるとした。
住友ゴム工業<5110.T>が続落。バークレイズ証券では、短期的な事業リスクが高まっていると判断。レーティングを「イコールウエイト」、目標株価1400として新規カバレッジを開始した。
1工場当たりの規模がグローバル平均よりも高く、新興国への生産依存度も高いことからコスト競争力において優位性がある。また、低燃費タイヤなど高付加価値タイヤにおける技術優位性もあり、過去10年間の平均ROEは日系メーカーの中で最も高かった。しかし、同社は依然として、新興国における大規模な生産能力の拡大を推進しているため、固定費が増加しやすい局面であり、短期的にはタイヤ需要の変動に伴う収益変動性が高まりやすい局面にあると指摘。また、グッドイヤーとの今後の提携関係も不透明感が高いと判断。提携解消による営業利益への影響額は-130億円程度と推定し、交渉の結果しだいでは時期・金額ともに大きく変動するリスクがあるとした。
★12：57 ＩＨＩ－バークレイズが「イコールウエイト」へ引き下げ 利益成長の一時的鈍化を懸念
ＩＨＩ<7013.T>が3日ぶりに反落。バークレイズ証券では、今15.3期の利益成長の一時的鈍化を懸念。レーティングを「オーバーウエイト」→「イコールウエイト」、目標株価を510円→470円と引き下げた。
航空用ジェット・エンジンを中心とする航空・宇宙セグメントの前14.3期営業利益は前年比2.2倍の337億円と、会社計画の290億円を大きく上回ったと推定。スペア・パーツの増加にけん引され、連結全体の57％を占めるにまで成長へ。
一方で、今15.3期は同3％減の327億円と予想。原材料費の増加30億円（前14.3期の円安定着後に海外からドル建て購入した原材料が影響）と、PW1100Gエンジンを中心とする新世代エンジン向け研究開発費の増加30億円が、スペア・パーツによる増益効果を打ち消すかたちになるとの見方を示した。
ＩＨＩ<7013.T>が3日ぶりに反落。バークレイズ証券では、今15.3期の利益成長の一時的鈍化を懸念。レーティングを「オーバーウエイト」→「イコールウエイト」、目標株価を510円→470円と引き下げた。
航空用ジェット・エンジンを中心とする航空・宇宙セグメントの前14.3期営業利益は前年比2.2倍の337億円と、会社計画の290億円を大きく上回ったと推定。スペア・パーツの増加にけん引され、連結全体の57％を占めるにまで成長へ。
一方で、今15.3期は同3％減の327億円と予想。原材料費の増加30億円（前14.3期の円安定着後に海外からドル建て購入した原材料が影響）と、PW1100Gエンジンを中心とする新世代エンジン向け研究開発費の増加30億円が、スペア・パーツによる増益効果を打ち消すかたちになるとの見方を示した。
★13：02 中部電力－4日ぶり反落 経産省が値上げを認可も 家庭向けは3.77％にとどまる
中部電力<9502.T>が4日ぶりに反落。経済産業省が4月18日、同社の家庭向け電気料金の引き上げを正式に認可。値上げ幅は平均3.77％と、申請時の4.95％から1ポイント強縮まり、値上げ幅縮小が嫌気されているようだ。5月1日から値上げを実施する。
中部電力<9502.T>が4日ぶりに反落。経済産業省が4月18日、同社の家庭向け電気料金の引き上げを正式に認可。値上げ幅は平均3.77％と、申請時の4.95％から1ポイント強縮まり、値上げ幅縮小が嫌気されているようだ。5月1日から値上げを実施する。
★13：05 東洋ゴム－4/8高値をクリア もち合い上放れは濃厚か？
東洋ゴム<5105.T>が3日続伸。4月前半高値（773円）をクリアしたことで、もち合い上放れが濃厚となってきた。ただ、2/4安値からはすでに5割近く上昇しており、3/10高値（780円）更新後は比較的早くて短いパターンだろう。上値メドは830円～840円、3/10高値からの下げの倍返しで878円などが挙げられる。
東洋ゴム<5105.T>が3日続伸。4月前半高値（773円）をクリアしたことで、もち合い上放れが濃厚となってきた。ただ、2/4安値からはすでに5割近く上昇しており、3/10高値（780円）更新後は比較的早くて短いパターンだろう。上値メドは830円～840円、3/10高値からの下げの倍返しで878円などが挙げられる。
★13：06 三井造船－バークレイズが目標株価引き上げ BPSは大幅増加だがROEの回復は緩慢
三井造船<7003.T>が続伸。バークレイズ証券では、4Qプレビュー・リポートの修正版を公表し、BPSは大幅増加だが、ROEの回復は緩慢とコメント。レーティング「アンダーウエイト」を継続した。目標株価は110円→180円と引き上げた。
前14.3期営業利益は前年比25％減の180億円と、会社ガイダンスの160億円を上回ったと推定。今15.3期は前年比横ばいの180億円と予想。造船事業と船舶用ディーゼル・エンジンの減益を、子会社の三井海洋開発とエンジニアリング事業の増益で補うかたち。
三井造船<7003.T>が続伸。バークレイズ証券では、4Qプレビュー・リポートの修正版を公表し、BPSは大幅増加だが、ROEの回復は緩慢とコメント。レーティング「アンダーウエイト」を継続した。目標株価は110円→180円と引き上げた。
前14.3期営業利益は前年比25％減の180億円と、会社ガイダンスの160億円を上回ったと推定。今15.3期は前年比横ばいの180億円と予想。造船事業と船舶用ディーゼル・エンジンの減益を、子会社の三井海洋開発とエンジニアリング事業の増益で補うかたち。
★13：11 アコモデーションＦ－バークレイズが目標株価引き上げ 今後のLTVコントロールに注目
日本アコモデーションファンド投資法人<3226.T>が3日続伸。バークレイズ証券では、今後のLTVコントロールに注目とコメント。レーティング「アンダーウエイト」を継続したが、目標株価は35.75万円→36.06万円と引き上げた。
（1）既存物件は高稼働で推移しており（14.2期末稼働率97.0％）、（2）三井不動産から一定の物件取得が期待できることから、今後も安定的な成長が期待できると判断。昨年9月末に3物件・43.1億円を取得したほか、今年3月・4月にも借入で5物件・160.2億円を取得しており、同社によればLTV水準は約54％と相応の水準まで上昇している。従って、今後のLTVコントロールに注目したいとした。
日本アコモデーションファンド投資法人<3226.T>が3日続伸。バークレイズ証券では、今後のLTVコントロールに注目とコメント。レーティング「アンダーウエイト」を継続したが、目標株価は35.75万円→36.06万円と引き上げた。
（1）既存物件は高稼働で推移しており（14.2期末稼働率97.0％）、（2）三井不動産から一定の物件取得が期待できることから、今後も安定的な成長が期待できると判断。昨年9月末に3物件・43.1億円を取得したほか、今年3月・4月にも借入で5物件・160.2億円を取得しており、同社によればLTV水準は約54％と相応の水準まで上昇している。従って、今後のLTVコントロールに注目したいとした。
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