後場コメント No4 ユニ・チャーム、東洋水産、ソフトバンク、日本通信、日清食品HDなど

2014/04/18(金) 15:00
★13:37 ユニ・チャーム-SMBC日興が目標株価引き上げ 成長ストーリーを持つ企業
 ユニ・チャーム<8113.T>が反発。SMBC日興証券では、成長ストーリーを持つ企業が再注目される局面での代表格とコメント。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を7100円→8100円と引き上げた。
 前14.3期以降の中国事業の業績予想を減額修正したが、営業利益は前14.3期を底に、今14.12期は前期比55%増益、来15.12期以降は年20%増益を予想。
 中国では2013年に米国キンバリークラーク社がプレミアム価格帯の幼児用おむつ分野へ参入し、普及価格帯製品から需要を奪うという現象が起きた。普及価格帯に強い同社が製品のリニューアルと価格帯の引き上げに取り組んだ際、同社は旧製品を市中から買い取りながら、同時に新製品を投入したために、旧製品と新製品の併存状態を招き、消費者に混乱を与えた。また、買い取った旧製品の処分などのコスト増も前14.3期業績の悪化要因となった。しかし、同社は旧製品の市中在庫を今年1~3月期におおよそ解消し、4月以降は攻勢へ転じる見通しであると指摘。

★13:42  東洋水産-JPモルガンが「Neutral」へ引き下げ 15.3期の業績モメンタムは弱そう
 東洋水産<2875.T>が小動き。JPモルガン証券では、今15.3期の業績モメンタムは相対的に弱そうと判断。投資判断を「Overweight」→「Neutral」、目標株価を3600円→3400円と引き下げた。
 国内市場でのノンフライ袋麺競争が緩まない中で、北米即席麺事業の販売状況はネガティブ成長を脱したものの、新工場の償却負担を吸収するほどの強さはないと指摘。今15.3期はコンセンサスを下回るガイダンスが想定され、来16.3期の中計目標の未達リスクが高まっていると判断した。

★13:46  ソフトバンク-前日レンジ内の動き、転換線や5日線の上昇スピードが追いつけない?
 ソフトバンク<9984.T>は後場からやや下げ幅を広げる場面があったが、前日のレンジ内の動きにとどまっている。チャート上では、きょうを含めて直近3日間は基準線や雲下限が上値の抵抗になっている。4/16に8.5%の大幅高となったことで、転換線(7220円)や5日線の上昇スピードが追いついてないのが上値を重くる要因でもある。
 週足ローソク足は前週の陰線と同じ長さの陽線が並ぶ公算が大きい。下向きの13週線が目前に迫っているが、来週からは同線の下げは緩やかになってくる可能性が高い。半値押し程度の陰線を入れる可能性もあるが、週初から13週線を超える勢いがみられれば、3/19高値(8432円)は意外と早くクリアしてくるのではないか。

★13:46  日本通信-大幅に4日続伸 格安SIMサービス「新b-mobile X SIM」の開始発表を好感
 日本通信<9424.T>が大幅に4日続伸。同社は4月17日、格安SIMサービスである新b-mobile X SIM(ビーモバイル エックス シム)を開始すると発表。これを好感した買いが続いている。4月25日より、新サービスを開始する。 X SIMは、格安SIMの中でも人気の高い3つのパターンから、毎月好きなプランを選んで自在にスイッチできる製品。

★13:50 日清食品HD-JPモルガンが「Neutral」へ引き上げ 15.3期の業績モメンタムは強い
 日清食品ホールディングス<2897.T>が反発。JPモルガン証券では、今15.3期の業績モメンタムは相対的に強く、ディフェンシブクオリティが再評価される可能性があると判断。投資判断を「Underweight」→「Neutral」、目標株価を4150円→4600円と引き上げた。
 国内ではノンフライ袋麺の需要増がカップ型麺にも好影響を及ぼしつつあり、日清食品はその恩恵を受けていると指摘。また、中国即席麺は4割増収で収益性は改善、同事業の中計利益目標は前14.3期に達成されると想定。今15.3期はコンセンサスを上回るガイダンスが想定され、来16.3期の中計目標の未達リスクは後退したと判断。

★13:55 みらかHD-JPモルガンが目標株価引き上げ 新成長戦略で地理的拡大の第2フェーズへ
 みらかホールディングス<4544.T>が反発。JPモルガン証券では、新成長戦略で地理的拡大の第2フェーズへとコメント。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を5700円→6000円と引き上げた。
 全体として業績予想を微修正。4月17日の日経プレビューでは、13年度実績売上2000億円、営業利益265億円程度と報じられているが、3Qまでの会社計画過達トレンドから、おおむね妥当な内容と判断。検査薬事業では一過性要因剥落から営業減益を想定、受託事業の好調とR&D費用等経費のバッファーから会社計画3%の利益上ブレを想定するとした。注目は5月2日の決算時発表予定の新中期計画。


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