前場コメント No9 TDK、キユーピー、日産自動車、JSR、新日本無線など

2014/04/24(木) 11:30
★10:59  TDK-続伸 今期は4期ぶりに営業益500億円超過の観測 コンデンサーなど国内外で伸長
 TDK<6762.T>が続伸。24日付「日経新聞」では、同社の2015年3月期の連結営業利益(米国会計基準)が、前期推定比5割増の550億円強になる公算が大きいと報じた。市場は597億円を見込むが、まずは4期ぶりに500億円を上回る見通しが示されたことを好感した買いが入っている。
 自動車やスマートフォン(スマホ)需要の増加でコンデンサーや高周波部品などの販売が国内外で伸びる見込みとしている。また、前期までに実施した不採算事業からの撤退といった構造改革効果も収益を押し上げるという。
 なお、14年3月期の連結営業利益は、前の期比7割増の370億円前後とほぼ従来予想並みになったもよう。

★10:59  キユーピー-続伸 カナエフーズなど3社を株式交換で完全子会社化
 キユーピー<2809.T>が続伸。同社は4月23日の大引け後に、連結子会社であるキユーピータマゴ(東京都調布市)、カナエフーズ(東京都調布市)、キユーピー醸造(東京都調布市)の3社を、6月2日を効力発生日とする株式交換によって完全子会社化すると発表した。
 グループ経営の機動性と柔軟性を高め、効率的な経営体制を構築するため。キユーピータマゴ1株に対してキユーピーの24.95株を、カナエフーズは48.15株を、キユーピー醸造は3.65株を割り当てる。交付する216万9600株は自己株式を充当する予定。

★11:03 日産自-売り買い交錯 3月の国内生産は21.1%増 海外生産も単月で過去最高
 日産自動車<7201.T>が売り買い交錯。同社が23日に発表した3月の国内生産実績は、前年同月比21.1%増の8万8754台となり、前年実績を上回った。新型「スカイライン」「インフィニティQ50」、「パトロール」の台数が増えた。
 国内販売は同18.7%増の10万3436台だった。海外生産は同8.2%増の39万6236台となり、単月としては過去最高となった。輸出も、同12.7%増の3万5457台と増加した。

★11:04  みずほ-CSが目標株価引き下げ リスクプレミアム上昇で 「NEUTRAL」継続
 みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が小動き。クレディ・スイス証券では、リスクプレミアム上昇で、投資評価「NEUTRAL」を継続したが、目標株価を260円→225円と引き下げた。
 昨今のリスクプレミアムの上昇を反映し、銀行など金融機関の目標株価を見直し。三菱UFJや三井住友などとともに、目標株価を引き下げた。貸出の伸びは続くが、国内利ざやが緩やかに低下していることやマクロ環境好転の兆しを確認できないことで、銀行株全般の株価のパフォーマンスは弱いと指摘。銀行の事業環境は改善していると考えるが、外部環境の変化に対する注目度が高い。一時要因を除けば着実に利益が改善しているため、株価はいずれ回復に向かうと予想するとした。

★11:10  JSR-CSが目標株価引き下げ 17.3期会社計画の営業利益500億円は達成可能
 JSR<4185.T>が続落。クレディ・スイス証券では、17.3期会社計画の営業利益500億円は達成可能と判断。投資評価「OUTPERFORM」を継続した。目標株価は2100円→1950円と引き下げた。
 前14.3期決算を受けて業績予想を小幅下方修正するとともに、目標株価を引き下げ。前14.3期営業利益はCS予想の通りとなったものの、今15.3期会社計画(380億円)がIBES コンセンサス(408億円)を下回ったため、23日の株価は前日比5.5%下落。今15.3期は液浸ArFなど先端材料のシェア拡大に加え、エコタイヤ向けS-SBRの増産効果により、控え目な会社計画を上回ると予想した。

★11:23  新日無-急伸 今期営業益は9.1%増で過去最高更新へ スマホや車向け海外中心に伸長
 新日本無線<6911.T>が一時ストップ高。同社は23日、15.3期の連結営業利益が30億円(前期比31.8%増)になりそうだと発表した。東洋経済新報社予想(28億円)を上回る見通しが示されたことで、買いが広がっている。
 表面弾性波素子(SAW)フィルターなど新事業の開拓に注力するほか、事業構造改革を継続しコスト競争力の向上を図る。
 前14.3期の営業利益は23億円(前の期比54.9%増)で着地した。マイクロ波応用製品が業績をけん引したほか、半導体やマイクロ波管・周辺機器も好調に推移した。

★11:24  日本リート-初値は公開価格と同値の26万2000円も 公開価格を上回って推移
 日本リート投資法人<3296.T>が11時20分現在で、26.50万円レベルで推移。本日24日に新規上場した同投資法人は、9時06分に公開価格と同値となる26.20万円の初値をつけた後、26.05万円まで下げる場面があったものの、すぐに上昇して、10時14分には26.99万円の高値をつけた。


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