後場コメント No5 JFEHD、東芝、不二サッシ、ソースネクスト、ヤマトHDなど

2014/04/24(木) 15:00
★14:19  JFEHD-プラス転換 前期営業益は3.3倍と従来予想を超過 粗鋼生産量の増加で
 JFEホールディングス<5411.T>がプラス転換。同社は24日14時、14.3期の連結経常利益が1737億円(前期比3.3倍)と従来予想(1700億円)から上振れて着地したと発表した。市場予想は1753億円だった。
 粗鋼生産量の増加に加え、前期の原材料市況の変動による棚卸し資産評価差の損がなくなったことが鉄鋼事業の利益増加につながった。また、商社事業も国内の需要回復や米国の需要増を受け、建材・鋼板類の売り上げが増加した。
 なお、今期予想は未定としている。

★14:21  雪印メグミルク-後場一段安 牛乳の味の異常 大田区でも同様の報告
 雪印メグミルク<2270.T>が後場一段安の展開。同社が製造した牛乳を飲んだ神奈川県の小中学生が相次いで味の異常を訴えた問題で、東京都大田区が4月24日、区内の小中学校からも同様の報告があったと発表したことを、共同通信が伝えた。人数は不明。株価はこれが嫌気され、売りが優勢。
 大田区によると、23日の給食で牛乳を飲んだ区立の小学校19校と中学校2校に通う児童、生徒の一部から「普段と味が違う」と訴えがあった。体調不良になった子どもはいたが、牛乳が原因かどうかは分からないとされた。神奈川県で提供された製品と同様に、海老名工場で製造された紙パック牛乳だった。

★14:26 東芝-反落 メキシコのアルタミラ火力発電所向け蒸気タービン2基を受注
 東芝<6502.T>が反落。同社は4月24日、スペインのエンジニアリング会社であるイソルクス社から、メキシコ電力庁が機器交換・更新工事を進めているタマウリパス州のアルタミラ火力発電所向けの蒸気タービン2基を受注したと発表した。しかし、マーケットの反応は薄い。
 2016年から順次納入する計画で、同発電所は2017年4月から順次商業運転を開始する予定。工事は、発電所が従来の石油焚きから石油コークス焚きへと燃料切り替えを実施するのに伴い、蒸気タービン関連機器について更新・改良を行うことで、出力向上および高効率化を目指すもの。今回納入するのは、165メガワットの蒸気タービン2基およびその周辺制御装置。

★14:30  不二サッシ-後場急伸 前期営業益を大幅上方修正 収益改善策が奏功
 不二サッシ<5940.T>が後場急伸。同社は24日13時、14.3期通期の連結経常利益が従来予想の26億円から上振れ、34億円(前の期比43%増)になったようだと発表した。主力のビルサッシ事業で利益確保の営業に徹したため売り上げは従来予想を下回るものの、収益改善策の効果が出る。
 併せて、第3種優先株式150万株の消却も発表した。消却実地日は4月30日で、これにより、第3種優先株式は全株式消却が終了する。

★14:34  ソースネクスト-売り買い交錯 スウェーデン社と提携 子ども向けアプリを販売
 ソースネクスト<4344.T>が売り買い交錯の状況。同社は4月24日14時に、スマートフォンおよびタブレット用に20以上の子ども向け知育アプリを提供する、Toca Boca(スウェーデン)と業務提携を行うと発表。これを受けてプラスに浮上する場面も見られたが、ほどなくマイナス圏に沈んでいる。
 Toca Bocaは米国のParents Choice Awardsで金賞を数回獲得、同じく米国のiKids Awardsでベストゲームアプリ賞を受賞するなど、数多くの受賞実績を持つ会社。同社の製品力と、ソースネクストのソフトウェアの企画・開発・販売力をコラボレートすることにより、両社のさらなる発展につなげる考え。Toca Bocaの子ども向けアプリを順次日本国内で販売する。

★14:42  ヤマトHD-反落 今期営業益は市場予想上振れ観測 消費増税反動も早めに終息予想
 ヤマトホールディングス<9064.T>が反落。24日付「日経新聞」では、同社の2015年3月期の連結営業利益が前期推定より1割強増え、約700億円になる見通しだと報じた。市場予想(696億円)をやや上振れる。ただ、証券会社が目標株価を1900円で据え置いたことなどが嫌気され、売られているもよう。
 06年3月期以来、9年ぶりに過去最高となる。法人顧客を対象とする値上げ効果で、採算が上向くもよう。消費増税前の駆け込み購入の反動減も早めにおさまり、インターネット通信販売などの需要拡大が業績をけん引する見込み。

★14:42  プレナス-3日続伸 ほっともっとで5月から『焼肉ビビンバ』など販売開始
 プレナス<9945.T>が3日続伸。同社は4月24日、「Hotto Motto (ほっともっと)」において、『焼肉ビビンバ(550円)』を5月1日から、『サムギョプサル弁当(590円)』を5月15日から販売すると発表。株価は収益拡大を期待した買いで、しっかりとなっている。


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