〔Market Flash〕米キャタピラーとコマツ、日立建機の違う点、同じ点

2014/04/25(金) 10:48
【10:45】米キャタピラーとコマツ、日立建機の違う点、同じ点  野村証券では、米キャタピラーの決算を受け、国内建機のコマツ(6301)、日立建機(6305)についてレポートしている。野村ではキャタピラーの業績、株価が堅調な背景として、(1)エネルギー・輸送部門が営業利益の37%を占めて安定(コマツ、日立建機にはない事業)、(2)建設機械部門は北米比率が41%と高く、好調な需要を取り込める一方、14年に需要が停滞する日本(排ガス規制前の駆け込み需要の反動減)、中国売上(3月から減速)の構成比がコマツ、日立建機よりも小さい、という点があるとみている。キャタピラーでも資源部門売上は下方修正され、まだ底入れ感がない。この点はコマツ、日立建機の鉱山機械事業も同様と考えられ、まだリスクと考えられると野村では指摘している。 【10:25】日経平均はプラスに転じる 好決算銘柄が市場の不安心理を払しょく  日経平均は前日比マイナススタートとなったものの、大きく売り込まれる流れにはならず、下げ一巡後は切り返しプラスに転じている。日立金属(5486)、富士電機(6504)、サイバーエージェント(4751)など好決算を発表した銘柄が大きく買われており、企業決算に関する不安心理が後退、他の銘柄にも買いが波及している。ジョイフル本田(3191)やフィックスターズ(3687)など、直近の新規公開株にも改めて買いが入っているほか、朝方マイナスだったトヨタ(7203)やパナソニック(6752)など主力銘柄もプラスに転じた。東証一部業種別では全業種でプラスとなるなど、全面高の展開となっている。 【9:50】いよいよ実現するオフィスビルの賃料上昇、三井不、東京建物に注目~CS  クレディ・スイス証券では不動産セクターに関して、いよいよオフィス賃料の上昇が増益要因として業績に寄与し始めるとみている。CSでは、再開発による費用および逸失利益を加味すれば15.3期の各社の既存ポートフォリオの利益は前期比で横ばいを予想しているが、既存ビルだけでみれば、賃料上昇が実現しているというコメントが各社からなされると予想している。CSでは質の高いオフィスビルを保有する銘柄として三菱地所(8802、決算発表5月8日、以下同じ)、三井不動産(8801、5月12日)、住友不動産(8830、5月13日)を挙げており、中でも三井不動産をトップピックとしている。また、短期的には東京建物(8804)にも注目している。 【9:25】3月のセメント販売は良好、セメント2社に割安感~SMBC日興  SMBC日興証券によると、3月のセメント国内販売は、地域によって前年同月比の推移に濃淡が出てきているもののトータルでは良好な荷動きだったとのこと。3月末のセメントメーカーの在庫を見ても、足もとの荷動きなどを踏まえると、特に需給バランスには問題ないとみている。一方、在庫動向や国内輸送船の増加などを背景に、2013年末頃に比べると需給の逼迫感は薄らぎつつあると推測している。SMBC日興では住友大阪セメント(5232)と太平洋セメント(5233)の両社に関して、15.3期における業績水準を考慮すると現状株価には割安感があると考えている。 【8:45】寄り前気配は日産化、グローリー、博報堂DY、メディパルなどは高い気配値  主力株の寄り前気配では、日産化(4021)+26.13%、グローリー(6457) +7.51%、博報堂DY(2433) +7.38%、メディパル(7459) +6.09%、長瀬産(8012) +4.59%、三浦工(6005) +4.10%、日立化成(4217) +3.83%、日油(4403) +3.79%、大気社(1979) +3.51%、シスメックス(6869) +3.49%などが高い買い気配値。  一方、スズケン(9987)-19.02%、住友鉱(5713) -5.41%、コムシスHD(1721) -5.32%、東邦HD(8129) -4.71%、丸井G(8252) -4.08%、イオンFS(8570) -4.00%、セイノーHD(9076) -3.95%、オリンパス(7733) -3.69%、日信工業(7230) -3.34%、山口FG(8418) -3.31%などが安い気配値となっている。
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