後場コメント No4 大林組、SMS、大同特殊鋼、KDDI、富士通など

2014/07/22(火) 15:00
★13:28  大林組-7日続伸 全周波数帯域に対応のトンネル発破音消音システムを国内初開発
 大林組<1802.T>が7日続伸。同社は22日、既存技術である山岳トンネル工事の低周波発破音消音器の消音範囲を可聴音まで拡張した全周波数対応型トンネル発破音消音システムを、国内で初めて開発したと発表した。
 吸音材式消音器を組み合わせ、「ブラストサイレンサー」を低周波音だけでなく、100Hz超の可聴音域も含めた全周波数帯域で大幅に低減できる総合的なトンネル発破音消音システムとして新開発した。これにより従来、可聴音域の発破音対策として別途複数枚設置していた防音扉の設置数を減らすことが可能となる。

★13:31  SMS-3日ぶり反発 マネーフォワードと提携 介護事業所に会計ソフトを無料で提供
 エス・エム・エス<2175.T>が3日ぶり反発。同社は7月22日、中小企業・個人向けのクラウド会計・請求書サービス、および自動家計簿・資産管理サービスなどを運営するマネーフォワード(東京都港区)と業務提携すると発表した。
この提携により、SMSが運営する中小介護事業者向けの経営支援を目的とした「カイポケ経営支援サービス」を利用する介護事業者が、「カイポケ経営支援サービス」内でマネーフォワードのクラウド型会計ソフト「MFクラウド会計・確定申告」を無料で利用することができる。また、介護保険請求ソフトと会計ソフトを連携させることで、介護保険請求データと会計データを統合管理することができるようになる。

★13:36  大同特殊鋼-後場一段高 しなやかさや冷間加工性を改善したチタン合金を開発
 大同特殊鋼<5471.T>が後場一段高の展開。同社は7月22日、従来材に比べてしなやかさや冷間加工性(成形性) を改善した、画期的なチタン合金「TNCZ」を開発し、サンプル提供を開始したと発表した。10月から、線材(ワイヤーロッド)の量産出荷を開始する。株価は同発表後、上げ幅を拡大する展開。
 TNCZは医療用に開発したニッケルおよびバナジウムを含まないβ型チタン合金で、毒性の指摘の少ない元素(チタン、ニオブ、クロム、ジルコニウム)から構成されている。また、従来のチタン合金にはない、しなやかさと複雑な形状にも加工可能な成形性を併せ持っており、従来のチタン合金ではできなかったデザインにも対応できる優れた材料であるとした。

★13:45  KDDI-4日ぶり反発 富士山で外国人観光客に無料Wi-Fiを提供
 KDDI<9433.T>が4日ぶり反発。同社は7月18日、富士山御殿場ルートの五合目で開催されるイベント「Mt.Fuji Trail Station」において、外国人の登山者に向けて公衆無線LAN(Wi-Fi)サービスを開始したと発表した。サービス提供期間は9月7日まで。
 富士山御殿場口に訪れる利用者のために、休憩・交流を目的としたスペースを設けて、観光情報や登山・山小屋情報の発信、安全登山や自然環境保全の啓発活動などを行う取り組みのこと。KDDIでは、Wi-Fiスポットで3日間利用できる「Wi2 300 ワンタイム(3days)」チケットを期間中先着3000名に無償提供する。

★13:50  富士通-3日続伸 高知県とパートナーズ協定を締結 産業活性化を通じた市場形成で
 富士通<6702.T>が3日続伸。同社は7月22日、高知県と、同県の観光分野や地産外商分野などの産業活性化を通じた新たな市場形成を目指して、パートナーズ協定を締結したと発表した。
 富士通が収集・蓄積・分析を行うことで地域産業を支える「地域応援プロジェクト」を立ち上げ、プロジェクトの第1弾として高知県と協定を締結。高知県が企画するモニターツアーに富士通グループ社員が参加し、旅行体験や地域の特産品購入による意見や行動・購買履歴をデータとして収集・蓄積する。それらのデータを掛け合わせて分析し、高知県とともに顧客のニーズに沿った企画や商品を生み出すサイクルを作るとした。

★13:51 マクドナルド-続落 「チキンマックナゲット」の約2割に消費期限切れの鶏肉使用疑惑
 日本マクドナルドホールディングス<2702.T>が続落。同社は22日、中国の食品会社が消費期限切れの鶏肉を使用していた問題で、国内で使用する「チキンマックナゲット」の約2割を同社から輸入していたと発表した。時事通信が報じた。同社は報道で問題を把握した21日に該当商品の販売を中止し、タイや中国の別工場で生産した商品への切り替えを進めているという。
 問題となっているのは、上海にある米国系食品会社が、消費期限を過ぎた鶏肉や牛肉を市内のファストフード・レストランに卸していたとの疑惑が発覚したとの報道。米マクドナルドとケンタッキーフライドチキン(KFC)を運営する米ヤム・ブランズは21日、食肉の仕入れ先が保存期限切れの食肉などを供給していたとされる問題をめぐり、消費者に謝罪している。


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