〔Market Flash〕日経平均は大幅反発 東証1部は1802銘柄が上昇し15100円台を回復

2014/10/20(月) 15:44
【15:45】日経平均は大幅反発 東証1部は1802銘柄が上昇し15100円台を回復  20日の東京市場は大幅反発。ECBが追加刺激策に言及したほか、米経済指標の好転などから前週末の欧米株市場が上昇したことで日本株にも買い戻しが入った。前場中頃に日経平均は心理的節目である15000円を回復。その後も終始全面高の展開が続き、後場にかけてはアジア株高も追い風となって15100円台まで上値を切り上げた。売買代金上位はソフトバンク、ミクシィ、トヨタ、リクルート、みずほなど。業種別では33業種すべて上昇しており、特に通信、輸送用機器、機械、建設、電気機器などの上げが目立つ。 【14:25】銀行決算2Q最大の注目点はメガバンクの自社株買い~バークレイズ  バークレイズ証券では、銀行セクターの2Q決算はトレンドに変化はなく、ボトム収益は上振れを予想するもサプライズにはなりにくいと予想している。市場では銀行の株主還元への注目と期待が高いが、2Q時に増配は期待できず、自社株取得も一部の銀行のみとみている。SMFG(8316)に関しては自社株買い未実施なら売られるリスクがあるとみている。トップ推奨はスルガ銀(8358)、ふくおかFG(8354)、りそなHD(8308)を継続しており、銀行セクターへの見方は変更していないなか、2Q決算最大の注目点は、メガバンクの自社株買いの有無と考えている。 【14:05】IT・ビジネスソフトウェアは事業環境が改善、SCSKなどに新規「Buy」~野村  野村証券ではIT・ビジネスソフトウェアセクターの事業環境は、今後改善基調をたどるとみている。大型投資が控えている金融に加え、製造・非製造業など幅広い業種でIT投資の回復が続くと見込まれることや、みずほ、日本郵政グループの基幹システム再構築、マイナンバー関連システム構築案件など、巨大案件が出てくることなどを主な要因に挙げており、世界景気や円高の影響を受けにくく、需要環境が相対的に底堅い点にも注目している。セクター全体で環境改善が見込まれるなか、個別では新規にSCSK(9719)、ITホールディングス(3626)、日本ユニシス(8056)の3社のカバレッジを投資判断「Buy」で開始している。 【13:40】非鉄は非精錬事業の伸びしろがカギ、注目は三菱マテリアル~三菱UFJMS  三菱UFJモルガンスタンレー証券では、非鉄金属セクターを見るにあたっては、非精錬事業に注目している。非製錬事業は、収益サイクルの短い電材関連と、サイクルの長い景気変動関連の2つに分かれるが、後者のなかでも特に環境リサイクル、国内外のセメント、超硬工具に注目している。これらはいずれも需要自体は上昇局面を迎えており、出鼻をくじかれるリスクも小さく、来期に向けても安心して伸びしろを狙える事業であるとみている。個別の注目企業としては三菱マテリアル(5711)を挙げている。 【12:55】基調は変わった、シートベルトを締め直す~SMBC日興  SMBC日興証券では、世界の株式市場は、日経平均を中心に10月後半頃まで上値を試し、その後、先行して上昇していた米国株などを中心にピークアウトする公算が大きいとみていたが、当初想定していたよりも早く基調が変わり始めたと考えている。短期的には当面の急落が一巡し、10月末か11月上旬にかけて反発する可能性があり、この間、調整が比較的限定的であったドル/円や東証REIT指数、中国など一部の新興国株式は上値を切り上げる可能性があるが、既に短期波動が切り下がっている先進国の株価指数は高値を超えられず、二番天井となる公算が大きいとみている。戻り切れずに頭打ちとなると、その後はさらに調整が拡大する公算が大きくなることから、短期的には調整の拡大に備え、シートベルトを締め直したいと指摘している。 【11:00】iPad新製品発表で恩恵を受ける銘柄は?~CS  クレディ・スイス証券では、米アップル社の「iPad」の新製品発表に関して、スペック変化から恩恵を享受すると考える銘柄についてリポートしている。カメラ高画素化はアルプス電気(6770)やミツミ電機(6767)に若干ポジティブとみている。Wifiの高性能化は村田製作所(6981)、TDK(6762)に恩恵があり、平均NAND搭載容量上昇で東芝(6502)はマージン改善が期待できると考えている。ほか、タッチセンサー独占とみられる日本写真印刷(7915)は新モデル立ち上がりの恩恵を享受すると予想している。今後の注目点は来年1-3月にかけての12.9インチタブレットの立ち上がりになると想定している。 【10:35】利益成長の確度高いリースの推奨を再強調、日立キャピタルなどに注目~野村  野村証券では、リースの買い推奨を改めて強調している。カタリストには(1)消費増税反動の一巡によるリース取扱高の回復確認、(2)営業資産の伸張、(3)粗利益の反転、(4)国内リース以外の高収益分野への多角化、(5)中期的な配当性向の拡大、などを挙げている。短期的には15.3期上期決算の好進捗の確認が株価反転のトリガーになると予想しており、個別銘柄のリース内の投資順位は、(1)日立キャピタル(8586)、(2)リコーリース(8566)、(3)東京センチュリーリース(8439)、(4)オリックス(8591)としている。 【9:45】供給増で原油需給が悪化、石油セクターを中立に引き下げ~SMBC日興  SMBC日興証券では石油セクターに関して、ドバイ原油価格の急激な下落の背景は、米国金融・資本市場の不安定化が主因とみているが、国際原油需給の緩和も影響していると考えている。半年から1年後には100ドル/バレル前後の水準に復帰する可能性が高いと見込むが、向こう半年間程度は下落傾向が続く可能性もあると予想し、業種格付けを「強気」から「中立」に引き下げている。 【9:15】医薬品は新薬に注目、生化学工業のヘルニア治療薬を評価~三菱UFJMS  三菱UFJモルガンスタンレー証券では医薬品セクターの15.3期上期決算はおおむね想定の範囲内と考えている。三菱UFJMSの上期営業利益予想と医薬品メーカーの会社上期計画営業利益との比較で20%以上のかい離があるのは、生化学工業(4548)と武田薬品工業(4502)の2社だが、サプライズはないとみている。医薬品セクターでは短期的な決算動向よりも新薬関連ニュースフローに注目すべきと考えており、現時点では、生化学工業の腰椎椎間板ヘルニア治療薬SI-6603を高く評価している。 【8:45】寄り前気配は名銀、滋賀銀、十六銀、邦ガスなどが高い気配値  主力株の寄り前気配では、名銀(8522)+21.23%、滋賀銀(8366)+19.19%、十六銀(8356)+16.09%、邦ガス(9533)+15.53%、小糸製(7276)+15.41%、紀陽銀(8370)+15.37%、オービック(4684)+15.30%、三浦工(6005)+15.23%、百五銀(8368)+15.11%、関西ペ(4613)+14.37%などが高い気配値。  一方、LIXILG(5938) -2.42%、セイノーHD(9076) -1.28%、国際帝石(1605) -0.65%、SUMCO(3436) -0.53%、スズケン(9987) -0.50%、リゾートトラ (4681) -0.38%、東邦HD(8129) -0.35%、横河電(6841) -0.24%、旭化成(3407) -0.17%、タカタ(7312) -0.14%などが安い気配値となっている。
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