前場コメント No9 村田製作所、横河電機、日本電産、コロワイド、新光電気工業など

2014/10/23(木) 11:30
★10:20  新光電気工業-SMBC日興が目標株価引き下げ 下方修正はネガティブサプライズ
 新光電気工業<6967.T>が大幅反落。SMBC日興証券では、「下方修正はネガティブサプライズも株価のダウンサイドは限定的か」とコメント。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価を930円→670円と引き下げた。
 会社は10月22日引け後に、今15.3期通期・上期の業績予想修正を発表。会社計画の修正を踏まえ、SMBC日興の予想営業利益を今15.3期50億円、来16.3期90億円に引き下げた。SMBC日興予想の為替前提を1ドル=110円とした点が、会社計画との差異と想定。
 来16.3期はスマートフォン向けアッセンブリビジネスの伸びに伴い増収増益になるとの予想は維持。業績の不透明感は残るものの、PCFRやEV/EBITDAのバリュエーションは割安な水準まで株価が下落していることを示唆しており、株価のダウンサイドはそれほど大きくないとみられるとした。

★10:24  村田製作所と横河電機-マチマチ プラントで使用されるフィールド無線通信分野で提携
 村田製作所<6981.T>が反落、横河電機<6841.T>が続伸と、高安マチマチ。両社は10月22日の大引け後に、プラントで使用される無線フィールド機器に搭載する通信モジュールについて提携すると発表した。
 横河電の技術およびライセンス供与により、村田製が開発を行っていくことで合意したもの。この提携により、村田製は通信モジュールを開発し、プラントで使用されるフィールド無線分野における通信モジュールビジネスの拡大を図る。横河電ではISA100 Wirelessに準拠したフィールド無線システムの普及促進を図る。

★10:24  日本電産-SMBC日興が「1」継続 コスト抑制は高く評価 下期以降の動向には警戒
 日本電産<6594.T>が反落。SMBC日興証券では、コスト抑制は高く評価も、下期以降の動向には警戒が必要と判断。投資評価「1(アウトパフォーム)」、目標株価7900円は継続した。
 第2四半期(7~9月期)決算では、営業利益は271億円でSMBC日興予想272億円、10月22日時点のQUICKコンセンサス278億円とほぼ同水準でサプライズはなし。詳細は10月23日の説明会を待つ必要があるが、車載と家電事業が季節性から前四半期比で減収となったものの、それ以外では増収増益基調を維持。販管費の伸び率が抑制されコストコントロールを維持しながら、着実に利益成長がみられる点はポジティブな印象であるとした。通期計画はマクロ環境の不透明感から据え置き。

★10:28 コロワイド-反落 「しゃぶしゃぶ温野菜」に「美人になれる鍋。」など導入
 コロワイド<7616.T>が反落。同社は10月22日、グループ会社であるレインズインターナショナル(横浜市)が運営する「しゃぶしゃぶ温野菜」において、本格的な“鍋シーズン”の到来に向けて、10月23日より新たなグランドメニューを導入すると発表した。しかし、マーケットの反応は薄い。
 ミドルシニア世代も楽しめる「かにしゃぶ・黒毛和牛御膳セット」を新たに導入するほか、「野菜好き鍋。」「肉鍋の幸せ。」「美人になれる鍋。」「今日は贅沢鍋。」など、豊富なメニューをラインナップにそろえた。

★10:29  新電工-急落 今期下方修正で一転大幅営業減益 スマホ向け苦戦響く
 新光電気工業<6967.T>が急落。同社は22日、15.3月期通期の連結営業利益が従来予想の98億円を下振れ、35億円(前年同期比62.4%減)になりそうだと発表した。一転して大幅な営業減益見込みとなった。
 上期にスマートフォン(スマホ)や自動車向けなどにリードフレーム需要が拡大したものの、競争激化に伴う市場価格の低下継続で主力のフリップチップタイプパッケージが苦戦した。また、プラスチックBGA基板や、アセンブリ事業がスマホ向けの需要変動の影響を受けたことも下振れ要因となった。今後も、半導体市場ではスマホの低価格化で市場構造の変化が進み、企業間競争がさらに激化するとみている。


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