前場コメント No10 十六銀行、明星工業、一休、三井物産、富士通ゼネラルなど

2014/10/23(木) 11:30
★10:33 倉庫精練-ストップ高 閉鎖している米丸工場を売却
 倉庫精練<3578.T>がストップ高。同社は10月22日、閉鎖している米丸工場(金沢市)を売却すると発表。これを受け、資産の有効活用を好感した買いを集めているようだ。
 米丸工場は、7月に金沢市の二塚工場に統合したことに伴い閉鎖。今後、米丸工場の資産を自社使用する予定がないため、経営資源の有効活用を目的として資産の譲渡を決定した。物件引き渡しは2015年3月下旬の予定で、譲渡先の概要については開示が可能となった時点で追加開示するとした。

★10:33  十六銀-続伸 上期上方修正で一転最終増益 有価証券関連収益が増加
 十六銀行<8356.T>が続伸。岐阜県でトップバンクとなる同社は22日、15.3期上期(4~9月期)の連結純利益が従来予想の56億円を上振れ、109億円(前年同期比6.4%増)になったようだと発表した。有価証券関連収益が増加したことに加え、与信関連費用の減少も貢献し一転して最終増益を確保した。

★10:39  明星工-続伸 上期営業益59%増に上方修正 国内外建設工事で採算改善
 明星工業<1976.T>が続伸。断熱工事大手の同社は22日、15.3期上期(4~9月期)の連結営業益が従来予想の18億円を上振れ、25億円(前年同期比59.0%増)になったようだと発表した。建設工事事業の海外工事や国内メンテンス、ボイラ事業などで採算が改善した。

★10:40  日本システムウエア-もみ合い スマートごみ箱を販売開始 自治体などのごみ収集を効率化
 日本システムウエア<9739.T>が前日終値を挟んでもみ合い。同社は10月23日午前、米国BigBelly Solar社と日本における独占的販売代理店契約を締結し、自治体や教育機関などの公共エリアや大型商業施設向けのごみ収集に適したスマートごみ箱「BigBellySolar(ビッグベリー・ソーラー)」の販売を開始すると発表した。
 「BigBellySolar」は米BigBellySolar社が開発し、ごみの蓄積状況を携帯電話網を介して発信するごみ箱と、ごみ箱個々の情報を随時集計して最適な収集ルートを算出する管理コンソールで構成されたスマートごみ箱ソリューション。個々のごみ箱の状況はスマートフォンやタブレット端末などで確認できるため、担当者が外出先から確認することも可能とした。

★10:45  一休-続伸 上期は3期連続で過去最高経常益観測 ホテル・旅館宿泊予約好調
 一休<2450.T>が続伸。23日付「日経新聞」では、同社の2014年4~9月期の単独経常利益が10億5000万円強と前年同期よりわずかに増え、4~9月期として3期連続で過去最高を更新したようだと報じた。会社従来予想は微減の10億1700万円となっているため、増益観測を好感した買いが入っている。
 取り扱う施設数が増えたほか、ポイントサービスの導入効果もあってホテルや旅館の宿泊予約が伸びた。高級宿泊施設が中心のため、消費増税によるマイナス影響も限定的だったようだと報じられている。

★10:48  三井物産-反落 香港の食品卸大手チップ・ウィンに資本参加 日経報道
 三井物産<8031.T>が反落。10月23日付け日本経済新聞・朝刊で、同社が香港の食品卸大手である捷栄国際控股(チット・ウィン・インターナショナル・ホールディングス)に資本参加したと伝えられた。しかし、マーケットの反応は薄い。
 記事によると、22億円を投じて出資比率を2割とした。チット・ウィンは主力の業務用コーヒー・紅茶で香港では8割のシェアを持ち、中国にも販路がある。三井物はアジアの食品分野では出遅れ感があったが、物流や商品開発で協業して巻き返すとされた。チット・ウィンは香港と中国華南地区の外食チェーンやホテル、航空会社など5000社以上の顧客を持つ。業務用コーヒー・紅茶のほか砂糖、乳製品、畜産・水産品を取り扱い、食材加工や自社ブランド品も手がけている。

★10:50  初値決定-オプティムは1万4400円 公開価格比3.6倍
 新規上場のオプティム<3694.T>の初値は1万4400円で付いた。公開価格4000円を1万0400円上回り、3.6倍となった。上場初日は大幅買い越しのまま終わり、買い付け規制の入った2日目にようやく売り買いが一致した。初値の出来高は19万7400株、売買代金は約28.4億円。公開株数に対し約74.7%の売却率だった。
 公開株数は26万4300株。主幹事は大和証券。デバイスマネジメントなどのソフトウエアの提供を通じたライセンスサービス事業などを手掛けている。

★10:51 富通ゼネ-続伸 R&Iが「トリプルBプラス」に1段階引き上げ
 富士通ゼネラル<6755.T>が続伸。格付投資情報センター(R&I)は22日、同社のの発行体格付けを「トリプルB」から「トリプルBプラス」に1段階引き上げたと発表した。
 エアコン販売が北米やアジアなどの海外が伸長。高付加価値品の品揃え拡充やコストダウンによって空調機部門の収益基盤が強化されており、「財務基盤を充実させられる利益やキャッシュフローを確保できるようになった」としている。

★10:52  マツモトキヨシ-UBSが目標株価引き上げ 売上苦戦によって計画未達とみる
 マツモトキヨシホールディングス<3088.T>が続伸。UBS証券がレーティング「Neutral」を継続 目標株価を3500円→3200円と引き下げたが、株価への影響は限られるようだ。売上苦戦によって計画未達とみるとコメント。


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